魔王の棲む山へ

ターニングポイント2

オレは覚悟を決めて、魔王の城を目指した。

 魔王の手下たちが襲ってきたが『伝説の剣』をてきとうに振り回していたら、勝手に死んでくれた。おかげでレベルもあがった。

 レベルが上がると自信も溢れてきた。

「長年ひきこもってたけど、じつはオレってやれば出来る子だったんじゃね?」

 サクサクと進む。

 そして、魔王のいる最奥の部屋に辿り着いた。

「ヘラ姫。今から、助けます。待っててください……」

 オレはごくりと唾を飲み込んだ。
 

オレは重い扉をあけた……

主人公が決断するということは、物語ではとても大きな意味を持ちます。物語のはじめ(ひきこもりだったコモリ君)では、できなかったような決断を、旅を経て「力を得た」コモリくんはできるようになっているのです。そして、最後の決戦を経て、自らの成長を証明するのです。

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photo by あめまん