バラク・オバマ(△ENFJ/主人公)

基本情報

wikipedia:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%90%E3%83%9E

MBTI

https://www.personality-database.com/profile/70/barack-obama-presidents-of-the-usa-mbti-personality-type

興味関心の方向(Favorite world)
E – 外向型(Extravertion)96%
I – 内向型(Introvertion)

ものの見方(Information)
S – 感覚型(Sensation)
N – 直観型(Intuition)96%

判断の仕方(Decisions)
T – 思考型(Thinking)50%
F – 感情型(Feeling)50%

外界への接し方(Structure)
J – 判断型(Judging)51%
P – 知覚型(Perceiving)

ENFJ/主人公
ENFP/広報運動家

ENTJ/指揮官
ENTP/討論者

言葉

演説引用元『世界を動かした21の演説――あなたにとって「正しいこと」とは何か』

(エジプト、ギーザ、カイロ大学 2009.6.4)

 私は、米国と世界中のイスラム教徒との新しい始まりを求めてここカイロにやって来ました。相互の利益と尊重に基づいた新しい始まり、帝国とイスラムは相容れないのではなく、競い合う必要がないという事実に基づいた新しい始まりです。私たちは重なり合うのであり、すべての人類の正義と進歩、寛容と尊厳という原則を共有しています。
 変化が一夜にして起こるはずはないことは承知しています。一回の演説で積年の不信を拭い去ることはできませんし、今日の午後私に与えられた時間のなかで私たちを今の状況に導いた複雑な問題のすべてにお答えすることもできません。しかし私は、前に進むためには、心のなかで思っていることや、あまり公の場で言わないようなことを、率直に言わなければならないと確信しています。お互いの言い分を聞き、相手から学び、お互いを尊重し、共通の基盤を見出すよう努力しつづけなければなりません。(p.372-373)

共通の人間性を認識することは、私たちの仕事の始まりにすぎません。言葉だけでは人々のニーズに応えることはできません。今夜私たちが大胆に行動しなければ、そして私たちが共通の課題に直面していることと、課題を解決できなければすべての人に害が及ぶことを理解しなければ、これらのニーズは満たされないのです。
 というのも、私たちは最近の経験から一国の金融システムが弱体化すれば、あらゆるところの繁栄が損なわれることを学びました。一人の人間が新型インフルエンザにかかれば、すべての人がリスクにさらされます。一つの国が核兵器を持とうとすれば、すべての国の核攻撃を受けるリスクが高まります。ある山脈で暴力的な過激派が活動していると、海の向こうの国の人々が危険にさらされます。ボスニアとダルフールで罪のない人々が殺されると、人類全体の良心の汚点になります。二一世紀にこの世界を共有するとは、こういうことなのです。私たちが人間としてお互いに負う責任なのです。
 これは引き受けることが難しい責任です。なぜなら人類の歴史は、多くの場合、民族や部族が、そして宗教が、自らの利益のために互いに外を従属させてきた記録だからです。しかしこの新しい時代にそういう態度をとっていては自滅します。私たちが相互に依存し合っていることを考えれば、一つの国や人々の集団をほかの国や集団より高い位置に置く世界秩序は、必ず破綻します。したがって、過去に対する考えはさまざまでも、過去にとらわれていてはならないのです。問題には協力して対処し、進歩は分からなければなりません。(p.375-376)

相手を非難するのは簡単です。パレスチナ人が「われわれはイスラエルの建国によって祖国を追われた」と言い、イスラエル人が「われわれは歴史を通じて国の内外で敵意と攻撃にさらされつづけてきた」と言うのは簡単です。しかしこの紛争をどちらか一方の立場からしか見なければ、真実に目をつむることになります。その真実とは、唯一の解決方法は、イスラエル人とパレスチナ人がそれぞれ平和に安全に暮らせる二つの国家の存立によって双方の望みを実現させることだということです。(p.381)

イスラム教徒のなかにもそうでない人のなかにも、私たちがこの新しい始まりをほんとうに起こせるのかを疑問視する人が大勢いることは承知しています。しきりに分裂の炎をかき立てたり、進歩の邪魔をしたりする人がいます。意見が合わないのが定めであり、文明は衝突する宿命にあるのだから努力しても無駄だという人がいます。ほんとうの変化など起こせるはずがないと思っている人はもっと多いでしょう。恐れと不信があふれています。しかし、私たちが過去に縛られることを選ぶのなら、決して前に進むことはできません。私はこのことをとくにあらゆる宗教の、あらゆる国の若者に伝えたいと思います。あなたがたはだれよりもこの世界をもう一度想像し、作りかえる能力を持っているのです。
 私たちがこの世界を共有するのは、ほんの短いあいだです。そこで問わなければならないのは私たちはその時間をお互いから引き離すことに力を注いで生きるのか、それとも共通の基盤を見出し、子供たちに与えたい未来に焦点を合わせ、すべての人間の尊厳を尊重することに持続的な努力を傾けるのか、ということです。
 戦争は終わらせるより始めるほうが簡単です。自分の内面を見つめるより他人のせいにする方が簡単です。人との共通点を探すより、違いを見つけるほうが簡単です。しかし私たちは、単に簡単な道を選ぶのではなく、正しい道を選ぶべきです。(p.391-392)

(緋片イルカ 2023.3.4)

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