脚本添削『夏の底泥』(★5.17)

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初稿(★4.77)

脚本_雨森16v1『夏の底泥』(おわり)_240908

雨森れに
●自己採点
「好き」3「脚本」1.5
●自由感想
もう少し両親の離婚部分に踏み込むべきか逆に全カットか悩みました。

テーマ触媒3:「回想」「ミステリー」「はじまり」「おわり」「いちばん書きたいもの」

フィードバック

米俵
●採点
「好き」2.7「脚本」2.3
●良かったところ・好きなところ
○柱11からの部分。動揺する結菜の気持ちが伝わってきました。(もっと焦っても良かったかもしれませんが…)
○自分の気持ちを確認してもらえない結菜の感情
○優しいお爺ちゃんのキャラクター
○田舎の自然の情景
○柱3の部分の智弘
●よく分からなかったところ・不自然だと思ったところ
○智弘が結菜を突き飛ばしたところ。なぜ突き飛ばしたのか良く分かりませんでした。よそ者だけど、遊んでいた?
○結菜の話し方が14歳にしては少し子どもっぽい印象を受けました。そういうキャラでしょうか?
●脚本がプラス1点されるには何が必要か?
離婚の部分ですが、私は削っても良いのかな?と感じました。(田舎に来る(去る)理由だけになってしまっているような印象を受けてしまったため)
その分、結菜と智弘の関係性をもう少し描いた方が感情移入しやすくなるように感じました。
○離婚の部分を入れるのであれば、確認してもらえないのが嫌という気持ちや両親の関係性をもっと強調した方が良いかも?と思いました。
10分脚本なので、どちらかに絞った方がスッキリするような気がしました。
●自由感想
結菜の気持ちに焦点をあてて、描こうとしているのが伝わってきました。10分で終わりにしなくても良いのかな?(続きが読みたい)と感じました。

脚本太郎
●採点
「好き」2.5「脚本」2.3
●良かったところ・好きなところ
・柱3で智弘が車に気付くシーン。
・智弘の死体の描写。
・結菜の窮屈そうな心情。
●よく分からなかったところ・不自然だと思ったところ
・名前を出すシーンがあるので、AくんとBくんに名前をつけた方がいいと思いました。
●脚本がプラス1点されるには何が必要か?
・葉介はもっと結菜のことを理解してあげれるキャラにする。(結菜は順平より葉介に心を許している印象があったので、少し二人のキャラを描き分けた方が良いのかなと思いました)
・勝手に川で遊ぶのを承諾したのを葉介ではなく順平にする。(離婚関連で順平から自分の気持ちを考慮してもらえていないという状況を強調できると思います)
●自由感想
終始流れているどことなく不穏な空気感が好きでした。
自分は情景描写が苦手なので、こういった田舎の風景を書けるのが凄いと思いました。

修正稿(★5.17)

脚本_雨森16v2『夏の底泥』(おわり)_240917
修正期間:2024.9.16→2024.9.17(1日)

雨森れに
●自己採点
「好き」3「脚本」1.5
●自由感想
智弘の気持ちが垣間見えるようにして、結菜の殺人を犯した後悔や焦りを多めにしてみました。

修正稿へのフィードバック

米俵
●採点
「好き」3 「脚本」2.8
●良くなった点
不明点が解消されていた
話が絞られて智弘と結菜の関係が分かりやすくなっていた
結菜の気持ちが強調されていた
●自由感想
柱11以降でグッと掴まれました。結菜に感情移入出来、この後どうなるの?と凄く気になりました。

脚本太郎
●採点
「好き」2.7 「脚本」2.5
●良くなった点
・結菜や智弘の気持ちや葛藤が分かりやすくなっていた。
・話の焦点が絞られて読みやすくなった。
・順平の気の回らない感じが分かりやすくなった。
●自由感想
・智弘の葛藤や結菜の罪悪感が濃くなっていて面白くなったと思います。

採点

初稿 修正稿
好き 脚本 好き 脚本
雨森 3 1.5 3 1.5
米俵 2.7 2.3 3 2.8
太郎 2.5 2.3 2.7 2.5
平均 2.7 2.0 2.9 2.3
合計 4.77 5.17

2024.12.13アップ

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