その通りです。
すべての作品を一次作品通過としました。
これはには理由が2つあります。
今回、ご応募いただいた方に「初めて書きました」といった方がいらっしゃいました。小説を書いてはいたけど、応募は初めてという方もいらっしゃったかもしれません。
僕自身、過去にさまざまなコンクールに応募したことがありますが、慣れないと、まず募集要項を守るだけで大変だったりします。要項に明記されてないことで迷って「どうすりゃいいんだよ~!」と迷うようなことがたくさんあります。
そのハードルを乗り越えて「応募したくださった」ことで一次選考は通過としたいと思ったのです。これが1つめの理由です。
実際、あるシナリオ学校主催のコンクールでは同じように要項を守れているかどうかで1次選考をしているものがあります。ただ、それでも募集要項を守っていない何作品が落とされています。応募では、ページ数や募集要項のルールを守るというのは当然なのです。
「100文字小説大賞」では、ページ数オーバーしている方や、テンプレート以外で応募されてる方には、こちらで修正して作者許可をとったりして、すべてが選考に通るようにしました(頑張ったよアピールです笑)
2つめの理由ですが、これも僕の応募経験からきます。やっぱり、どこかに自分の名前や作品が載ることは、それだけで嬉しいものなんです。選考の途中で落ちたことが何度もありますが、それでも名前が載ったことに嬉しい気持ちがありました。「最終選考」通過者だけの名前が載っていて、それ以外はすべて残念でしたという形式は、選ばれた人は○、あとは×という冷たさを感じます。
何千も応募があるコンクールでは仕方ないとは思いますが、これだと「応募したけど通過しなかった人」と「応募すらしていない人」が同じ扱いになってしまい、応募したことが無意味にすら見えてしまいます。だから、応募してくださった方、すべての作品を載せたかったのです。これが、もう1つの理由です。
今回の「100文字小説大賞」が、他のコンクールに応募するきっかけになれましたら幸いに思います。コンクール選びには、ぜひ「コレダス」も使ってみてください……と宣伝もさせてもらいつつ。
第二回もいずれ開催できればと考えておりますので、今後とも「イルカとウマの文学村」をよろしくおねがいします。
緋片イルカ 2020/06/07