※このページで脚本が読めます(初稿と修正稿、PDF形式)。
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初稿(★5.03)
脚本_雨森46v1『GIRI GIRI』(スポーツ)_260503
雨森れに
●自己採点
「好き」2.5「脚本」2
●ログライン100
剣道部で憧れの彩華に負け続けている茉白は、彩華がギリギリ反則にならない技を練習しているのを目撃し、話すうちに打ち合いをすることになり、初めて勝利すると、彩華の心の内を聞くことができ、共に切磋琢磨するようになる/104文字
●フック/テーマ 剣道での反則ギリギリの攻防/正しさの選択
●感想
・テーマ触媒:スポーツ 運動を触るぐらいしかやってこなかったので、一から調べて書いてみました。文字では反則ギリギリであることを伝えられるけど、映像にしたときにどう伝えるか悩みました。とりあえず審判の反応と、説明セリフで対応してみました。
・爽やかさはあるけど深みがない話になってる気がします。彩華を主人公にしたほうがよかったのかもしれません……
・中学生っぽい話し方になってないと思います。もう少し勉強します。
フィードバック
米俵
●採点
「好き」2.4「面白さ」2.4「没入感」2「題材」3「視点」2.5「構成」2.6「描写」2.4
●修正依頼
柱6のやり取りをもう少し丁寧に描いて欲しい。
現状では、彩華が比較的すぐに自分のやり方を認め、それを茉白もすぐに受け入れている印象でした。
彩華にとってはプライドにも関わる部分だと思うので、茉白に反発する部分を増やし、もう少し抗ってもよいのかなと思いました。また、茉白側も、彩華に勝てない悔しさや、彩華のやり方に対する怒りをもっとぶつけてもいい気がしました。
二人の価値観の衝突がより強くなることで、ラストで互いを認め合う展開にも説得力が増すと思いました。
●感想
・彩華の「ただ、負けられないだけなんだよね」という台詞にはグッとくるものがありました。彩華が勝つことに追い詰められている人物なのだと感じられて、印象に残りました。
・ただ、柱6と柱9との差をつけたかった意図は分かるのですが、公園で竹刀を振っていることや、中学生同士が防具なしで打ち合うことに少し引っかかってしまい、没入感が減ってしまいました。大事なシーンでもあるので、道場や体育館などで防具をつけて行う方が、剣道の場面としては自然だと思いました。
脚本太郎
●採点
「好き」3「面白さ」2.9「没入感」2.8「題材」3「視点」2.7「構成」2.8「描写」2.8
●修正依頼
・柱3と柱6の茉白の性格に少しギャップを感じるので統一してほしい。
茉白は実際に練習試合を何度かしているのに彩華の反則ギリギリのやり方には気付かず(認めず)にいるのに、友達に指摘された後だとしても、柱6ですんなり確信しすぎなように思いました。練習で何度も反則ギリギリの動きばかり練習してるのを見たからというのは分からなくはないのですが、印象としては練習試合中に違和感を抱いていて、その後公園での練習を見て確信する、とした方が違和感のない流れかと思います。
●感想
短い中でスポーツものらしい熱い展開がきちんとあって面白かったです。「戦う意思を見せないのも反則」など、魅力的な台詞もあってとても良かったです。
さいの
●採点
「好き」3「面白さ」2.7「没入感」2.7「題材」3「視点」2.7「構成」3「描写」2.5
●修正依頼
・柱6、彩華が不正をしていると告白する箇所をもう少し丁寧に描いて欲しいです。はっきりとしたデスが起きて欲しいです。現状だとセリフの中でぬるっと観念しているのですが、少なくとも茉白のラッキーで勝つのではなくアンフェアなプレーの弱点か何かを看破することで勝って欲しいです。その辺り茉白のセットアップ(負けず嫌いとか?)があると、説得力も増すのかなと思います。
●感想
・素直に楽しむことのできた作品でした。私は自然と彩華を応援していました。
・なんかあともう一個、義理とか使って言葉遊びして欲しいです。
しののめ
パス
山極瞭一朗
●採点
「好き」2.2「面白さ」2.3「没入感」2.2「題材」2.3「視点」2.0「構成」2.1「描写」2.3
●修正依頼
・年齢を調整する。
→話し方というより、話す内容については中学生というより、高校生というならしっくりくるように感じました。中学生、とりわけ中1となると時期にもよりますが、とはいえ小学生に毛が生えた程度なので、もっと子供っぽいというか、柱6において、本心を吐露するあたりはそこまで話さないかな、茉白のセリフが大人っぽすぎるなと感じました。ただし、茉白が昔から剣道をしていて、昔から彩華のことを慕っていて、というなら話は変わってくるかもしれません。現状「私の目標」というセリフ以外にそういった描写は感じ取れなかったため、そのあたりの描写を追加するのもよいかもしれないと感じました。
●感想
・剣道という題材で女子同士の関係性を描くのは、新しいと感じました。剣道=男というイメージがある時点で時代錯誤かもしれませんが……。『武士道シックスティーン』という作品がありましたね。女子高生同士の剣道の話なので、近しい題材かもしれません。
・すれ違いがあった2人が、本心でのぶつかり合いを通して、仲を深める展開は王道で、見やすさがあります。茉白の感情面がもう少し深掘りされると、ドラマティックになるように感じました。
修正稿(★5.09)
脚本_雨森46v2『GIRI GIRI』(スポーツ)_260519
修正期間:2026.5.10→5.19(9日)
雨森れに
●自己採点
「好き」2.5「脚本」2.1
●ログライン100
剣道部の茉白は憧れの先輩が反則ギリギリで勝利していることに気づいており、先輩に指摘し個人的な試合をしたところ、その戦い方の裏にある焦りと孤独を知る。正々堂々を信じる茉白は思いの丈をぶつけ、先輩と共に団体戦全国制覇を目指す/110文字
●フック/テーマ 剣道での反則ギリギリの攻防/正しさの選択
●修正意図
・年齢を調整する/山極さん
→高校生に変更しました。
・柱3と柱6の茉白の性格に少しギャップを感じるので統一してほしい/太郎君
→不正に元々気づいていたけど認めたくないという部分を追加し、公園で確信という流れにしました。
・柱6、彩華が不正をしていると告白する箇所をもう少し丁寧に描いて欲しい。柱6のやり取りをもう少し丁寧に描いて欲しい。/さいのさん、米俵さん
→会話を追加すると会話劇になり間延びする恐れがあると思いました。なので、前後を調整してみました。
価値観の衝突→茉白の怒り+彩華の抵抗をわかりやすくし、主人公である茉白の内面を見せるような動きにしたつもりです。憧れ→失望→でも手は離さない、的な……
ラッキーパンチで勝利していた部分は、場所を道場に移したのもあって予測して勝ち取った勝利にしました。
●感想
・FBありがとうございました!
・やり取りを増やして削ってで、3ページ以上増えてしまい、ラストを変更することで1ページ増に留めました。改めて修正って大変だなと思いました……
・最近タイトル入れる位置を考えるのが好きです。初稿では柱1と2の間をイメージしていましたが、修正稿では柱13の拳を重ねるところで筆文字で出したらかっこいいよなーと考えました。
修正稿へのフィードバック
米俵
●採点
「好き」2.5「面白さ」2.4「没入感」2.2「題材」3「視点」2.5「構成」2.7「描写」2.6
●感想
2稿は茉白の感情が分かりやすくなっていたと感じました。特に、彩華を責める理由が「憧れていた先輩だからこそ、そんな勝ち方をしてほしくない」という感情になっていたのが良かったです。単なる正論ではなく、憧れを壊されたくない悔しさとして読めました。
また、中学生から高校生に変更されたことで、全国大会や勝敗への執着にも説得力が増していたと思います。翌朝の道場で一戦する形になり、茉白が偶然ではなく彩華の動きを読んで胴を決める流れになった点も良かったです。
一方で、公園での素振りにはまだ違和感がありました。住宅街の夜の公園で竹刀を振っていると、通報されそうな現実的な引っかかりがあり、彩華があの場所で練習している必然性が欲しかったです。早朝練や居残り練習でも、彩華の努力は十分に表現できるのではないかと思いました。
また、二人が分かり合った後、練習、大会、団体戦優勝までが少しダイジェスト的に感じました。爽やかではありますが、優勝という結果まで見せる必要があるのか疑問に思うところもあったので、目指すところまでで終わりにする方が二人の関係性や今後への余韻が残ったように思います。
脚本太郎
●採点
「好き」3「面白さ」2.7「没入感」2.5「題材」3「視点」2.7「構成」2.6「描写」2.6
・茉白が元々彩華が反則ギリギリをせめているのに薄々気付きながらも気付かないふりをし、友人にそれを指摘され、実際にその練習を見ることで確信する、という流れが初稿より自然に思えました。
・柱8での2人の言い合いは、修正稿の方がドラマ性はありますが、初稿の方が会話自体は自然でした。
・個人的には、ラストは初稿の試合を終えて清々しく迎えた方が読後感か良かったです。
さいの
●採点
「好き」3「面白さ」2.5「没入感」2.5「題材」3「視点」2.7「構成」3「描写」2.5
●感想
・中学の全国大会で見かけた憧れの先輩だったのに今や反則ギリギリの姿に哀しみを抱くという要素が追加され、二人の心情がより重層的に感じられるようになりました。きっと当時はフェアに剣道をやっていた彩華も、高校生になる過程で背負うものが出来たのだなと想像できました。アイデアレベルでは今回、全体的な完成度としては初稿という印象でした。
・茉白がわざとがむしゃらに打ち込むことで彩華の裏を掻いて勝利する描写も良い修正と思います。初稿の名残とは思うのですが、構成はもう少しすっきりできるように思います。フラッシュアイデアですが、茉白が中学の時は憧れだったのにと先に吐露する→茉白がむしゃらに打ち込む(なんでこんなになっちまったんだ)→煽って彩華に打ち込ませる(うるせー負けらんねーんだよ)→しかしそれは茉白の策で、勝負あり→全国行っちゃう話という構成にすると追加要素を良い感じに落とし込めるのではと思いました。
・二人が手合わせをする際に日を改める流れついて、初稿の公園でそのまま戦うという場外乱闘的な趣向の方に良さを感じました。
・反則ギリギリでも負けられない理由が「家にお金がないから」というのがあまりピンと来ませんでした。中学の実績から来るプレッシャーとするのが素直と思います。初稿の単に「余裕がない」というのは、剣道一家で結果を求められる的なことなのかなと思ってました。正直それすら考えてはなかったと思いますが、お金と明記されたことで引っ掛かりを覚えた形です。
・追加された義理の言葉遊びもオープニングイメージというかギリという音に意識を向けさせる役割として機能していると思いました。
・全国大会の点描は、この尺で入れるなら柱一つ分くらいの方が良いかなと思います。
しののめ
パス
山極瞭一朗
●採点
「好き」2.4「面白さ」2.4「没入感」2.4「題材」2.5「視点」2.4「構成」2.5「描写」2.5
●感想
・高校生になったことで、やり取りの違和感が解消され、スムーズに物語に没入できるようになっていたと感じました。
・初稿より茉白の内面にフォーカスされるようになったことで、主人公に感情移入しやすくなったように感じました。
・一方で、ラストは全国大会優勝を示さなくてもいいようにも感じました。全国大会まで描くと、そこがBBになってしまうように感じるので、そこを色濃く描いて欲しくなるというか、今回においては茉白と彩華のぶつかり合いが主だと思うので、ログラインにあるように、”目指す”ところで終わりにしてもいいように思いました。
ChatGPT
●一番大きな問題点:終盤の着地がやや予定調和に見える点。茉白が彩華の事情を知り、「反則ギリギリ」を責める側から理解しようとする側へ変化する流れ自体は良いのですが、彩華の価値観の転換が比較的スムーズで、葛藤の深さに対して解決が少し早く感じられます。特に「勝つためならギリギリを攻める」という信念を持っていた彩華が、茉白の言葉でどこまで考えを改めたのかが曖昧です。彩華自身が“勝利への執着”と“剣道家としての誇り”の間で揺れる場面がもう一段あると、二人の和解やラストの全国大会への到達がさらに感動的になると思います。
●良い点:テーマ設定が明快で、タイトルの「GIRI GIRI」が作品全体を貫いているのが非常に上手いです。剣道の反則ギリギリという競技的な意味から始まり、勝利と正々堂々の境界線、人として譲れないラインへとテーマが拡張されていく構成に一貫性があります。また、彩華と茉白の対立も単純な善悪ではなく、「勝ちたい理由」が双方にあるためドラマとして厚みがあります。特に彩華の家庭事情を後出しの同情要素だけで終わらせず、それでも茉白が真正面から反論する場面は印象的でした。ラストの団体戦優勝までのモンタージュも爽やかで、青春スポーツ作品として読後感が良いです。
●応援メッセージ:競技スポーツの技術論と青春ドラマを無理なく結びつけられていて、とても読みやすい脚本でした。「ギリギリ」という言葉を軸にキャラクターの価値観や関係性まで描けているのが強みだと思います。彩華の内面的な葛藤をもう少し掘り下げられれば、テーマの説得力とクライマックスの感動はさらに大きくなるはずです。剣道という題材への理解も感じられ、映像化したときの試合シーンが想像しやすい作品でした。
採点
| 初稿 | 修正稿 | |||
| 好き | 脚本 | 好き | 脚本 | |
| 雨森 | 2.5 | 2.0 | 2.5 | 2.1 |
| 米俵 | 2.3 | 2.6 | 2.4 | 2.7 |
| 太郎 | 2.9 | 2.8 | 2.7 | 2.7 |
| さいの | 2.8 | 2.8 | 2.7 | 2.8 |
| しののめ | ||||
| 山極 | 2.2 | 2.2 | 2.4 | 2.5 |
| 平均 | 2.54 | 2.49 | 2.53 | 2.56 |
| 合計 | 5.03 | 5.09 | ||
| 初稿「好き」詳細 | ||||
| 好き | 面白さ | 没入感 | ||
| 雨森 | ||||
| 米俵 | 2.4 | 2.4 | 2.0 | |
| 太郎 | 3.0 | 2.9 | 2.8 | |
| さいの | 3.0 | 2.7 | 2.7 | |
| しののめ | ||||
| 山極 | 2.2 | 2.3 | 2.2 | |
| 平均 | 2.65 | 2.58 | 2.43 | |
| 初稿「脚本」詳細 | ||||
| 題材 | 視点 | 構成 | 描写 | |
| 雨森 | ||||
| 米俵 | 3.0 | 2.5 | 2.6 | 2.4 |
| 太郎 | 3.0 | 2.7 | 2.8 | 2.8 |
| さいの | 3.0 | 2.7 | 3.0 | 2.5 |
| しののめ | ||||
| 山極 | 2.3 | 2.0 | 2.1 | 2.3 |
| 平均 | 2.83 | 2.48 | 2.63 | 2.50 |
| 修正稿「好き」詳細 | ||||
| 好き | 面白さ | 没入感 | ||
| 雨森 | ||||
| 米俵 | 2.5 | 2.4 | 2.2 | |
| 太郎 | 3.0 | 2.7 | 2.5 | |
| さいの | 3.0 | 2.5 | 2.5 | |
| しののめ | ||||
| 山極 | 2.4 | 2.4 | 2.4 | |
| 平均 | 2.73 | 2.50 | 2.40 | |
| 修正稿「脚本」詳細 | ||||
| 題材 | 視点 | 構成 | 描写 | |
| 雨森 | ||||
| 米俵 | 3.0 | 2.5 | 2.7 | 2.6 |
| 太郎 | 3.0 | 2.7 | 2.6 | 2.6 |
| さいの | 3.0 | 2.7 | 3.0 | 2.5 |
| しののめ | ||||
| 山極 | 2.5 | 2.4 | 2.5 | 2.5 |
| 平均 | 2.88 | 2.58 | 2.70 | 2.55 |
2026.6.9 アップ
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