脚本添削『今カノいかがですか?』(★4.84)

※このページで脚本が読めます(初稿と修正稿、PDF形式)。

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初稿(★4.73)

脚本_米俵27v1『今カノいかがですか?』(おわり)_20260621

米俵
●自己採点
「好き」2.3「脚本」1.7
●ログライン
別れ話で悪者になりたくない亮介は、彼女を出品出来る別れさせ屋のサービスを利用するが、買い手がついた途端に彼女を手放すのが惜しくなり、更に彼女の優しさに触れて後悔する。
●テーマ/フック
別れの責任から逃げる身勝手さ/恋人を出品するサービス
●テーマ触媒⋯おわり
●感想
人間フリマ×別れさせ屋という発想で書きました。彼女を出品するという軽さと、実際には人の気持ちは簡単に処理できないズレを書きたかったです。初稿は、サービス説明に比重が寄ってしまったので、修正稿では調整したいと思います。

テーマ触媒3:「回想」「ミステリー」「はじまり」「おわり」「いちばん書きたいもの」

フィードバック

雨森れに
パス

脚本太郎
●採点
「好き」2.6「面白さ」2.6「没入感」2.6「題材」3「視点」2.6「構成」2.5「描写」2.5
●修正依頼
・柱4このみの反応の詳細を描いてほしい
→このみが関係整理相談所からの通知をあっさり受け入れているすぎているように思いました。普通なら知らずにこんな通知来たら戸惑うだろうと思うので、むしろナオとグルで亨介を詐偽にはめたのか? とも考えてしまいました。もしそうなのだとしたら、はっきりそう捉えられる書き方にしてほしいです。
●感想
・終始人をモノ扱いしているような嫌な感じが伝わってきました。
システムや詐偽紛いの手口がリアルで本当にありそうで凄かったです。
・倫理的なところは置いておいて恋人と別れるために4万円を払うのを比較的安くor妥当に感じるという感覚はあまり理解できなかったです。人によるのでしょうか。

さいの
●採点
「好き」2.5「面白さ」2.2「没入感」2.2「題材」3「視点」2.5「構成」2.3「描写」2.2
●修正依頼
・このみを登場させてほしいです。亮介が別れられないのは彼の問題なのか彼女が問題なのか判断したいためです。
●感想
・コンセプトは面白そうなのですが、いかんせんスムーズに入ってこなかった印象でした。契約のシステムが煩雑なのもそれ自体面白そうなのですが、もう少し情報を整理する余地があるように思います。
・要するに、勝手に他人をマッチングアプリに登録できるサービスみたいなものだと理解しました。「友達が勝手に登録しちゃって〜」とかプロフィールに書いてる奴たまにいますけど、アレですね。だとして代わりの相手が用意されているからといって、それもマッチしただけで素直に別れを即決するものか?と思いました。まあでも、そんなものなのかもしれません。
・別れさせ屋が復縁支援もやっているというのがリアルでした。あとねほりんぱほりんで、別れさせ屋に金を払ったのに実際には何もしてなくてトラブルになったみたいな話をやってたの思い出しました。
・例えばですが、交際相手が重い女で別れ話をすると身の危険を感じる(デス)→出品サービスに登録する(なんか退職代行みたいですが)→思いの外スパッと別れられる→相手は俺じゃなくてもいいってことか……→吹っ切れてどんどん色んな女と付き合う(別れ話が面倒なのでその度に出品する)→やっぱり最初の彼女が忘れられず復縁依頼をする→本当は詐欺会社で元カノとは音信不通になっていただけ→見つかって痛い目に。という感じで同じテーマフックで行けるかなと思いました。

しののめ
パス

山極瞭一朗
●採点
「好き」2.4「面白さ」2.4「没入感」2.3「題材」2.8「視点」2.4「構成」2.3「描写」2.5
●修正依頼
・関係整理相談所がどのようにして別れさせてマッチングさせるのかを描く。
→現状、関係整理相談所の説明と、体験出品から、画面上でトントンと進んでいった印象です。現代的であるとは感じるのですが、本来的にはどのように関係を整理するのか、といった意表を突いた解決策を希求するように感じます。亮介のwantもそこにあると感じるため、相談所の職員たちが具体的な行動を始めるところまで描き、実際に動き出そうとして、亮介が怖気づといったところでテーマを浮かび上がらせるのも一案かと感じました。
●感想
・非常に有り得そうな題材だと感じました。米俵さんの作品は現代性がある題材の選び方をされているように感じます。
・関係整理相談所が、胡散臭い組織?会社?というのは分かるのですが、使っている人も多い世界線のようなので、胡散臭くする必要はあるのかとも感じました。規模感とか利用者数とかを詰められると、よいかと思いました。
・先の修正依頼に関しても、ある程度利用者が多くて、大きな規模感だと感じたため、胡散臭い方法で金を巻き上げることよりもむしろ、スタイリッシュなやり方で、どのように別れさすのかを知りたいと感じた次第です。

修正稿(★4.84)

脚本_米俵27v2『今カノいかがですか?』(おわり)_20260630
修正期間:2026.6.29→6.30(1日)

米俵
●自己採点
「好き」2.3「脚本」1.8
●ログライン
別れ話で揉めたくない亮介は、彼女を出品出来る別れさせ屋のサービスを利用するが、買い手がついた途端に彼女を手放すのが惜しくなり、更に彼女の優しさに触れて後悔する。
●修正意図
・このみを登場させました。
・このみの反応を追加しました。
・山際さんの依頼は動画配信にしようかと書いてみましたが、上手くいかず断念しました。そういった班がいるという描写のみです。すみません。
●感想
・亮介のキャラを変更し、常連といった形でシステム説明を省略しようと修正稿を書いてみましたが、ほとんど書き直しで初稿のようになったため、ボツにしました。
結果、迷走したので居酒屋を削り、微調整して、修正依頼を追加した形です。期限優先となってしまいました。申し訳ありません。
・設定説明が必要な場合の10分は、個人的課題です…
※文字情報使用してます

修正稿へのフィードバック

雨森れに
パス

脚本太郎
●採点
「好き」2.7「面白さ」2.8「没入感」2.6「題材」3「視点」2.8「構成」2.8「描写」2.6
●感想
・このみとのやり取りが冒頭に追加されたことで、亮介との関係性が示され、別れたいと思っていることに説得力が増したと思います。しかし、(提示された範囲ではまだ)そこまで嫌がるほどとは思えませんでした。
・このみが呆気なく別れを受け入れるのではなく、ナオに食い下がるシーンが加えられたので、自然な流れになっていました。

さいの
●採点
「好き」2.5「面白さ」2.2「没入感」2.2「題材」3「視点」2.5「構成」2.2「描写」2.2
●感想
・「別れ話代行」をコンセプトの中心にした方が分かりやすいので、この尺で収めるならそっちに絞った方が良いと思います。一般の別れさせ屋がフェイクの浮気相手を当てがうのに対し、ウチでは本当に次の相手を用意するんですという形で独自部分を提示した方がまだ入ってくるかなと。初稿よりもコンセプトの未整理度合いは上がった印象です。
・このみが登場してセットアップがスムーズになった分、相沢はもはや不要になったのではと思います。
・あんなに別れたかったのにいざ出品するとなったら惜しくなるというのが共感ポイントなだけに、やはり亮介のアークを時間経過を使わずに柱3だけで描いているところに難しさがあると思います。最初の柱では別れさせ屋代行の説明で終始する(出品しない)→このみと喧嘩→カッとなって出品する→後悔みたいな形に柱を分けた方がいいのではないかなと思います。
・自然接触班、次の男性が直ぐにこのみの元に向かっている様などは映像的に見せた方が面白いと思います。

しののめ
パス

山極瞭一朗
●採点
「好き」2.4「面白さ」2.4「没入感」2.5「題材」2.8「視点」2.4「構成」2.5「描写」2.5
●感想
・このみが冒頭に登場したことにより、亮介とこのみの関係性が端的にわかるようになり、亮介の抱く気持ちが理解しやすくなったように感じました。
・初稿よりシステム説明に終始しているといった印象が薄れ、自然接触班等の記述が出たことで、相談所がナオひとりでやっているというところではないとわかり、相談所の全容のようなものが垣間見えたように思えました。
・一方で、すぐにマッチングするほど利用者数が多いと見受けられるので、むしろ雑居ビルに相談所が存在するというより、超高層ビルの上階に存在しているとかでもよいかもしれないとふと感じました。
・通過が通貨になっていました。

ChatGPT
●一番大きな問題点:終盤で亮介の心情が変化するきっかけがやや弱い点です。物語は「恋人を出品する」というブラックな設定が非常に面白く、亮介も面倒な関係を整理したいという軽い気持ちで相談所へ足を運びます。しかし、本掲載を決める場面から「やっぱりやめたい」と後悔するまでの感情の積み重ねが少なく、流れとして少し急に感じられます。例えば「いいね」が大量につくことへの嫉妬や、自分以外の誰かに奪われる実感、このみの価値を他人の評価を通して初めて認識する瞬間などがもう少し積み重なると、終盤の後悔がより切実になります。現在でもオチは成立していますが、主人公自身のドラマが一段深くなると、ブラックコメディとしてだけでなく恋愛劇としても余韻が強くなると思います。
●良い点:設定の発想が非常に秀逸です。「フリマアプリ」の仕組みを恋愛に置き換えた世界観が分かりやすく、相談所のシステムも細部まで作り込まれているため、荒唐無稽なのに妙なリアリティがあります。特に「自然接触班」「体験出品」「復縁支援」など、現実のサービスを少しだけずらしたネーミングが絶妙で、読むたびに笑いと不気味さが同時に生まれます。また、ナオというキャラクターも魅力的で、終始笑顔のまま機械的に話を進める姿が作品全体のブラックユーモアを支えています。ラストの「復縁支援も承れますので」という営業トークも皮肉が効いていて、短編らしい締めとして印象に残りました。
●応援メッセージ:着想だけで読み手を引っ張れる強さを持った脚本でした。恋人を「出品する」という一発ネタで終わらず、そのシステムを社会のインフラのように描いているため、作品世界への没入感があります。ブラックコメディとしてのテンポも良く、ナオの存在が作品全体を引き締めています。あとは亮介が「失って初めて大切さに気づく」過程をもう少し丁寧に積み上げられれば、設定の面白さだけでなく主人公の物語としても一段強い作品になるはずです。発想力と世界観構築力が光る、とても印象的な短編でした。

採点

初稿 修正稿
好き 脚本 好き 脚本
雨森
米俵 2.3 1.7 2.3 1.8
太郎 2.6 2.7 2.7 2.8
さいの 2.3 2.5 2.3 2.5
しののめ
山極 2.4 2.5 2.4 2.6
平均 2.39 2.34 2.43 2.41
合計 4.73 4.84

初稿「好き」詳細
好き 面白さ 没入感
雨森
米俵
太郎 2.6 2.6 2.6
さいの 2.5 2.2 2.2
しののめ
山極 2.4 2.4 2.3
平均 2.50 2.40 2.37
初稿「脚本」詳細
題材 視点 構成 描写
雨森
米俵
太郎 3.0 2.6 2.5 2.5
さいの 3.0 2.5 2.3 2.2
しののめ
山極 2.8 2.4 2.3 2.5
平均 2.93 2.50 2.37 2.40

修正稿「好き」詳細
好き 面白さ 没入感
雨森
米俵
太郎 2.7 2.8 2.6
さいの 2.5 2.2 2.2
しののめ
山極 2.4 2.4 2.5
平均 2.53 2.47 2.43
修正稿「脚本」詳細
題材 視点 構成 描写
雨森
米俵
太郎 3.0 2.8 2.8 2.6
さいの 3.0 2.5 2.2 2.2
しののめ
山極 2.8 2.4 2.5 2.5
平均 2.93 2.57 2.50 2.43

2026.7.10 アップ

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