映画『ロボコップ』(三幕構成分析#44):スーパーヒーロープロットの古典
スーパーヒーローというとアメコミのヒーローを連想しがちですが、構成の型としては古くからあります。その一例として『ロボコップ』の解説を簡単にしてみます。1987年の映画です。
スーパーヒーローというとアメコミのヒーローを連想しがちですが、構成の型としては古くからあります。その一例として『ロボコップ』の解説を簡単にしてみます。1987年の映画です。
スーパーヒーローとは何か?/感想・構成
戦争の本質は、敵国でも、その指導者でもない。そんな本質を捉えようとした映画に思えました。
基本的なロードムービー型のバディプロットとして、この映画を分析してみるのは良いかも知れません。ただし、古さは否めないので、そのあたりも補足しながら構成を見ていきます。
マルチプロット(群像劇)は登場人物が多いので、分析しようとすると混乱しがちですが、メインキャラクターのアークを一人ずつ丁寧に拾っていけば、全体の構成が見えてきます。そこから失敗しているか、成功しているか、マルチプロットの意義も考えました。
味わい深い映画だと思います。
企画・演出はそれほど悪くないと思うのですが、脚本はガバガバという印象でした。
メモ
演出もシーンも古びても「人生にはお金や仕事より大切なものがある」というメッセージだけは古びません。
視聴メモ