脚本添削『パンは人のためならず』(★4.70)

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初稿(★3.93)

脚本_雨森18v1『パン屋』雨森れに(ことわざ)_241118

雨森れに
●自己採点
「好き」2.9「脚本」2.2
●自由感想
もともと「タエコ(旧ゴースト・トラベル)」に含まれていた話を、膨らませて外伝として描きました。

テーマ触媒4:「ことわざ」「母親」「光と影」「何も起こらない話」

フィードバック

米俵
●採点
「好き」1.8「脚本」1.7
●良かったところ・好きなところ
題名好きです。
タエコが救われて、良かったと思いました。
●よく分からなかったところ・不自然だと思ったところ
・会話が説明的過ぎるかなと思いました。(特に出だし)
・全体的にタエコを助けるまでがスムーズ過ぎるかなと感じました。
●脚本がプラス1点されるには何が必要か?
・ログラインにあった子どもに恵まれなかったというのが、分からなかったので脚本から伝わるようにする。
・タエコの母親とのバトルを入れたり、つむぎがタエコを助けるまでに葛藤するなどのシーンを入れる。
●自由感想
タエコが救われて良かったと思う反面、スムーズ過ぎる点が全体的にテーマ触媒に引っ張られ過ぎているのかなという印象を受けました💦

脚本太郎
●採点
「好き」1.7「脚本」1.5
●良かったところ・好きなところ
・五年後のタエコの『お母さん』『お父さん』呼び。
・最後にベンジャミンが潰れていることで母親がいなくなったことが分かるシーン。
●よく分からなかったところ・不自然だと思ったところ
・夫婦がタエコの様子を見ながらする会話が実況みたいになっている。
・タエコの母親はどうなったのか?
・勇樹の字が人物表と本文で違くないか?
・シーン4の最後、映像だと、タエコの微笑みだけでト書きに書いてあるような理由までは分からないと思いました。
●脚本がプラス1点されるには何が必要か?
・つむぎがタエコを助けようとするまでの間に『子供に恵まれない』というセットアップを入れる。
・つむぎと勇樹の間でタエコを助けるかどうかの対立があったのに、あっさり解消されたように感じました。そのあたり、物語がスムーズすぎて起伏が感じられない原因のひとつのように思えます。二人の対立をセットアップとも絡めて丁寧に描けると良いと思います。
●自由感想
葛藤が描かれているわりには、展開がスムーズすぎると思いました。終わり方は好きなので、過程がもっとしっかりしたものも読みたいと思いました。

修正稿(★4.70)

脚本_雨森18v2『パン屋』雨森れに(ことわざ)_241231
修正期間:2024.12.27→2024.12.31(4日)

雨森れに
●自己採点
「好き」2.9「脚本」2.2
●自由感想
FBを読んで夫婦のセットアップと葛藤が不足していることに気付きました💦
あと母親とのエピソードもあったほうがいいなとも思いました。
ですが修正にあたり、「母親とのバトル」か「セットアップ&葛藤」のどちらかを選んだ方がまとまる気がしたので、後者メインに直しました。
提案いただけたのに全て入れられなくてすみません💦

修正稿へのフィードバック

米俵
●採点
「好き」2.2 「脚本」2.3
●良くなった点
夫婦のやり取りが増え、葛藤が感じられた。
最後の会話に2人の関係性が見えるようになった。
●自由感想
最後のつむぎとタエコのやり取りが好きでした。説明的な部分がなくなると更に良くなると感じました。

脚本太郎
●採点
「好き」2.2 「脚本」2.2
●良くなった点
勇樹のつむぎと対立するスタンスが明確になった。流れに起伏が出て、ご都合主義な感じがなくなりました。
●自由感想
「笑ったら可愛いかもって思っちゃったんだよね」という台詞がとてもよく、つむぎの心情もきちんと現れてると思いました。
夫婦の会話の説明的な感じはまだ残っていると思います。

ChatGPT
この脚本は、パン屋の安藤家を中心に展開する感動的なストーリーですね。ネグレクトされている少女・タエコが、パン屋のおかみさんである安藤つむぎの手助けを受け、少しずつ心を開いていく姿が描かれています。最終的には安藤家の養子として迎え入れられる流れが心温まります。

テーマである「情けは人のためにならず」が、登場人物たちの行動を通じてどのように紡がれていくかが興味深いポイントです。

全体の構成、登場人物の描写、会話の流れなど、いくつかの視点からコメントさせていただきます。

良い点
テーマとストーリーのつながり
「情けは人のためにならず」ということわざを軸に、登場人物たちの行動が自然に展開している点がよくできています。つむぎの善意が最初は自身の欲求(子供を持ちたい)から発生するものの、次第にタエコへの真摯な関心へと変化していく過程が描かれており、テーマがしっかりと織り込まれています。

キャラクターの深掘り
つむぎ、勇樹、タエコそれぞれのバックグラウンドが丁寧に描かれていて、キャラクターに感情移入しやすいです。特にタエコの背景、ネグレクトされた状況が具体的に描かれているため、視聴者が彼女に共感しやすくなっています。

リアリティを感じる描写
タエコがスナック前でお金を投げつけられるシーンなど、リアリティがある描写が多く、観客に感情を引き起こす要素がしっかり盛り込まれています。登場人物たちの葛藤や、文化の違いによる感情のぶつかり合いがリアルで説得力があります。

改善点
テンポの調整
物語が少し早いペースで進む印象があります。タエコとつむぎの関係が急速に進展するため、感情の変化が一部掴みにくく感じる部分があります。特に、タエコがパン屋に初めて訪れるまでの心理描写がもう少し丁寧にあると、感情の変化がより深まるかもしれません。

対話の自然さ
一部のセリフが少し説明的に感じられる部分があります。特に、つむぎと勇樹の会話で「だからってさ、ああもう」「文化の違いかもしれないし」といった部分です。感情を示すセリフをもう少し自然にして、登場人物たちの対話から感情が浮き彫りになるように工夫すると、よりリアル感が出るかもしれません。

物語の視点切り替え
一部、ストーリーの視点が切り替わる際に混乱を招きやすい部分があります。例えば、タエコがパンを食べるシーンから勇樹が姿を現す流れなど、視点が急に変わることで視聴者が感情を追いづらくなる部分があります。視点の切り替え方をもう少し滑らかにすると、読みやすくなるでしょう。

提案
心理描写の深掘り
タエコの感情変化を、彼女の言葉や行動を通じてもっと細かく表現することで、視聴者が共感しやすくなります。例えば、パン屋に初めて訪れたときの心情や、つむぎとの対話の中での内心の動きをもっと詳細に描くと良いかもしれません。

会話の自然さ
会話の中で、キャラクターの感情をもっと具体的に伝えるセリフの選び方があると、登場人物たちの気持ちがより伝わります。つむぎと勇樹の掛け合いも含め、少し自然な会話表現を工夫してみると、リアル感がアップするでしょう。

全体的にとても感動的なストーリーで、読んでいて心が温まるシーンが多いです。さらにキャラクターの心理や描写を深掘りすることで、よりドラマティックな展開になること間違いなしだと思います!

以上

採点

初稿 修正稿
好き 脚本 好き 脚本
雨森 2.9 2.2 2.9 2.2
米俵 1.8 1.7 2.2 2.3
太郎 1.7 1.5 2.2 2.3
平均 2.13 1.80 2.43 2.27
合計 3.93 4.70

ChatGPTの採点
脚本全体の完成度を 100点満点 で採点すると、以下のような評価になります:

総合評価: 85点
理由:
テーマの扱い: 10点
「情けは人のためにならず」というテーマがしっかりと物語に絡み、自然な形で描かれている点が評価できます。

キャラクターの描写: 18点
つむぎ、勇樹、タエコそれぞれの背景や心理が丁寧に描かれていて、感情が理解しやすいです。

ストーリーテリング: 16点
基本的に感情や関係の進展がわかりやすいですが、テンポの早さや一部視点の切り替えが少し気になる部分もあるため、スムーズさをもう少し調整できるとさらに良いです。

リアリティ: 17点
誰もが共感しやすい現実感を持つシーンが多いですが、若干説明的な部分が見受けられるので、感情の流れをもっと自然にする工夫が必要です。

感動のポイント: 14点
視聴者が感情移入しやすく、ラストの暖かい展開が心に残ります。

構成: 10点
ログラインから段階的にストーリーが展開しているため、全体の流れは理解しやすいです。ただし、テンポを調整すれば、より緩急が生まれるでしょう。

改善ポイントさえクリアできれば、90点を超える脚本に進化すると思います!

2025.1.14 アップ

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