※このページで脚本が読めます(初稿と修正稿、PDF形式)。
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初稿(★4.83)
脚本_しののめ06v1『生涯なんもしない相方』(二面性)_251203
しののめ
●自己採点
「好き」2.5「脚本」2.2
●ログライン100
無能キャラの相方とコンビを組んでいる芸人・坂口は、飲み会の誘いを断りピンの仕事に邁進するが、その裏で相方・細川が飲み会中に脳震盪を起こし、入院する。2週間後、復帰した細川をいつも通り腐すも、帰路で細川からの謝罪をあっさり受け入れ、逆に細川から怒られる。
●フック/テーマ
コンビ芸人、コンビ格差/表向きのコンビ関係と、実情
●ねらい/テーマ触媒
テーマ触媒:二面性
●感想
・最近お笑いばかり見ていたので、また芸人ものを書いてしまいました。本音を安易に語らせるべきではないという基本セオリーがあるかと思いますが、喋らせすぎたかもしれません。あと「レンタルなんもしない人」が固有名詞ルールに引っ掛かる気がします…すみません。
テーマ触媒2:「脚色」「二面性」「キーアイテム」「サイレント」
フィードバック
雨森れに
●採点
「好き」2.3「脚本」2.2
●ログライン100
コンビを組んでいるにも関わらずピンの仕事が多い坂井は、相方が休養し復帰した際に謝罪を受け入れるが、相方から無能なことを怒れと逆に叱られてしまう。
●フック/テーマ
コンビ芸人の実情/本音
●カタリスト
柱7、坂井に電話がかかってくる
●不明点・不自然な点
・柱9が唐突かも?
時間経過があるので、柱8と9の間に忙しい坂井の様子があってもいいかもなと思いました。忙しく、しかも相方休養を謝ってる様子があってこそ柱10の細川の謝罪がいきる気がします。このままの構成で行くなら柱9で逆井が細川の予後を気にかけている動きをさせてもいいかもしれません。座る前に椅子を引いてあげるとか。会話はラジオに乗っているものなので、ラジオブースを見せる意味が出ると映像的になると思いました。
・ラストのふたりの表情
「飲みに行くか。久々に」からの会話、どこかでふたりの表情を指定してあげたほうが気持ちの舵が取れる気がしました。逆にそこを指定すればそれまでの表情指定がなくても着地点がわかるから演じやすい会話だと思います。代わりに手の動きや、車が信号待ちするとかのト書きを入れてもいいかもしれません。
●自由感想
柱5の食レポ、中もサクサクなのに笑っちゃいました。相変わらず芸人の雰囲気を書くのがうまいなぁと感じました。
柱8までテンポよく進み、柱9で芸風を改めて見せて、柱10で真剣な話をさせるという展開が好みでした。欲を言えば柱9から時計で時間を感じたり、心情を表すような風景があると嬉しかったかもです。バタバタした日常から落ち着いた雰囲気の夜のタクシーという対比を効かせれば、その部分でも更に二面性を演出できる気がします。
米俵
●採点
「好き」2.5 「脚本」2.3
●ログライン100
相方の細川が何もしないことをいじっている売れっ子芸人の坂井は、怪我をさせられ仕事に穴を開けることになった細川を表向きは怒るが、実際は許しており、細川から「甘やかすな」と逆に怒られる。
●フック/テーマ
コンビの絆/表向きの顔と本音
●カタリスト
坂井に電話がかかってくる
●不明点・不自然な点
特にありませんでした。
●自由感想
・芸人ならではの空気感やテンポ、キャラの立ち方がとても自然で、読んでいて「このコンビ、実在しそう」と感じました。しののめさんの強みが出ていたと思いました。
・最後、お互いの本音を吐き出す部分で熱くなりました。個人的には、この2人なら本音を言い合うのもアリだと思いました。特に「俺をあきらめるな」のセリフが好きでした。
・欲を言えば、コンビ関係が揺らぐような“もう一段強めの出来事”があると、ラストの本音により説得力が増す気がしました。
また、坂井や細川の本音を示す小さな伏線が少しあると、終盤の展開へのつながりがより自然になると思いました。
脚本太郎
●採点
「好き」2.5 「脚本」2.2
●ログライン100
お笑いコンビの相方の細川がなにもしないことを普段からいじってネタにしている坂井は、飲み会で芸人仲間から怪我をさせられたことに表向き怒るも、実際の反応は逆で、細川から「自分を甘やかすな」と怒られる。
●フック/テーマ
お笑いコンビの人間関係/表と裏の関係
●カタリスト
柱2:細川「いや俺は空いてる」
●不明点・不自然な点
・最後に二人が本音で語り合うより前に、それとなくでも二人の本音を匂わせるようなセットアップが欲しいと思いました。
●自由感想
唐突な感じはしましたが、それまで二人の仲がギスギスしているとも受け取れる状態のまま進んでいき、最後で本当はお互いのことを想っていたと分かる構成は面白いと思いました。タイプの違う芸人を上手く書き分けていたので、台詞だけで識別できました。
さいの
●採点
「好き」3「脚本」2.5
●ログライン100
表では相方・細川のことを「なんもしない相方」とイジっている売れっ子お笑い芸人の坂井は、怪我して仕事に穴を開けた細川から普段自分が何もできないことを裏でも怒れと、怒られる。
●フック/テーマ
なんもしない相方/コンビの絆
●カタリスト
広野の声「坂井くん、あのさ」
●不明点・不自然な点
・特に無し。
●自由感想
・読みやすく、流れるような読後感でした。
・現状ヒューマンなのですが、コメディとして仕上げられるなと思いました。ジャンルセット的にもそっちの雰囲気はあると思います。具体的には最後、細川から心の内を打ち明けられるところで坂井と一緒に驚きたい、ツッコミたいと思いました。例えば、坂井が細川を番組でイジる→なんらか細川のネガティブな情動を描写する(坂井と仲違いしているようミスリード)→ケガ→和解(坂井の勘違いだった)という具合です。ケガの理由も「何もできないことを不甲斐なく思っていること」に起因していると良いかなと思います。例えば、「電気椅子は相方にやらせろ」をフリとして、電気椅子でリアクションする練習してたら、何もないところで座って怪我したとか(適切なものがあると思いますが今回の内容で説明すると)。
山極瞭一朗
●採点
「好き」2.5「脚本」2.3
●ログライン100
何もしない相方とコンビを組んでいる芸人の坂口は、ピンの仕事もそつなくこなしている。その裏で相方が飲み会で脳震盪を起こし入院。復帰後は相方をいじるが、裏では許すと、逆に怒られてしまう。
●フック/テーマ
何もしない相方/コンビ愛
●カタリスト
柱7.広野の声「大変なことになっちゃった」
●不明点・不自然な点
仰るように細川はラスト、本音をしゃべり過ぎだと感じました。それまで本当になんもしていなかったので、本心が垣間見えることがなかったので、より唐突に感じた印象はあります。細川側の気持ちをなんもしないながらもさりげなくセットアップされていれば、スムーズにいくようにも感じました。
●自由感想
まさに某M-1チャンピオンのことだと思わず笑ってしまいました。意図しているのか定かではありませんが、なんもしない方の相方はタクシー蹴ってますし笑 それはさておき、柱3から柱6にかけては、せかせか働いていることを示すもので、柱1とシーンの内容としては重複するように感じました。そのあたりを削って、細川とのバトルに割けば、細川が本音を話すくだりの違和感も解消されるように感じました。
修正稿(★5.35)
脚本_しののめ06v2『生涯なんもしない相方』(二面性)_251219
修正期間:2025.12.12→2025.12.19(7日)
しののめ
●自己採点
「好き」2.5「脚本」2.3
●感想
・皆様のFBに大変助けられました!修正案も多数お借りし、できるだけ反映させてみたつもりですが、いかがでしょうか…。終盤の本音トークは結局大して変えられなかったのですが、唐突感が少しでも軽減できていると良いなと思いつつ…。
・山極さんに一撃でモデルがバレてしまい、お恥ずかしい限りです笑 流石山極さん、お詳しいんですね…!
・他の初稿も本日提出してしまいましたので、こちらはFB期間を2週間で設定しようかと思います。皆様お忙しいところ恐れ入ります💦
修正稿へのフィードバック
雨森れに
●採点
「好き」2.6「脚本」2.6
●良くなった点
・初稿よりキャラクターの個性が出た。細川と坂井どちらにも感情移入しやすくなった
・本音と建て前ならぬプライベートと仕事の二面性がよりクリアに描かれた
●自由感想
怪我がしょーもない理由になっていて、全体のトーンが統一されたように思えました。いい味になってますし、個性の魅力を引き上げてくれていると感じました。
また、細川と坂井どちらも人物像がよく考えられているのが伝わってきました。
修正だとよりドラマチックにと考えがちなので、非常に参考になりました。
米俵
●採点
「好き」2.8 「脚本」2.8
●自由感想
・細川の心情が分かりやすくなり、最後の本音を話すまでの流れもスムーズになったと感じました。
・またコンビ愛も初稿よりも強く感じることが出来、ほっこり度が上がりました。
・電気椅子のリアクション練習には笑いました笑 こういうエピソードがあると細川というキャラに愛しさが生まれるなーと思いました。
脚本太郎
●採点
「好き」2.7「脚本」2.6
●自由感想
・細川が坂井が自分を怒らないことを不満に思っているのがセットアップされていて、柱15に唐突感がなくなりました。
・坂井が然り気無く細川の怪我を気にかけていたり細川が電気椅子の練習をして居たり、コンビ愛が感じられるようになっていたのが好印象でした。
さいの
●採点
「好き」3「脚本」3.1
●自由感想
・怪我の理由が細川の個人的葛藤に起因するものになったことでデスのような効果が生まれ、本音を話すことへの違和感は無くなったように思います。柱8など笑える箇所が増えたように思いますし、種類もキャラクターを表すコメディとしての笑いになったと思います。
・柱3-5の点描的に進む収録シーン、順番は電気椅子が最後のほうがいいと思ったのと、他と差別化したいなと思いました(それをテレビで見ている不機嫌そうな細川を出すとか)。
・柱8、細川の怪我の様子は一言ト書きで欲しいです。
・細かいですが、タクシー運転手を登場させるのは技術だなと思いました。観客の客観視点を代理する第三者を出すことで二人のやり取りを滑稽に見せるというトリオコントの手法ですが、最近『じゃあ、あんたが作ってみろよ』を見ていて、よく出てきます。映像作品でも結構使えるなと勉強になります。
山極瞭一朗
●採点
「好き」2.6「脚本」2.5
●自由感想
細川が相方に不満あるように見せかけて、実は申し訳なく思っていたというツイストがうまく効くように冒頭からセットアップされており、コンビ愛が強調される構成になっていたと感じました。 それにより細川と坂井、どちらにも感情移入でき、面白かったです。 飲み会でケガした初稿から、リアクション練習で負傷したということに変わったことで、いい意味でのしょうもなさが出て、細川の人柄を垣間見ることができました。
ChatGPT
●一番大きな問題点:坂井の「相方を貶す芸」と内心の優しさのギャップが終盤で一気に回収されるため、細川側の感情変化(努力→怪我→本音)がもう一段だけ早く、もしくは強く伏線として見えていると、ラストの会話がさらに深く刺さる。
●良い点:細川の「できない・やらない」を才能として肯定する視点が一貫していて、笑いと人情が同時に立ち上がるラストはとてもきれい。芸人ものとしてのリアリティと優しさのバランスが秀逸。
●応援メッセージ:これはもう「短編コメディ」ではなく、ちゃんと人間関係の物語です。今のままでも十分強いので、感情の助走だけ整えたら、さらに忘れられない一本になります。自信持ってください。
採点
| 初稿 | 修正稿 | |||
| 好き | 脚本 | 好き | 脚本 | |
| 雨森 | 2.3 | 2.2 | 2.6 | 2.6 |
| 米俵 | 2.5 | 2.3 | 2.8 | 2.8 |
| 太郎 | 2.5 | 2.2 | 2.7 | 2.6 |
| さいの | 3 | 2.5 | 3 | 3.1 |
| しののめ | 2.5 | 2.2 | 2.5 | 2.3 |
| 山極 | 2.5 | 2.3 | 2.6 | 2.5 |
| 平均 | 2.55 | 2.28 | 2.70 | 2.65 |
| 合計 | 4.83 | 5.35 | ||
2026.1.6 アップ
