※このページで脚本が読めます(初稿と修正稿、PDF形式)。
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初稿(★3.97)
脚本_太郎v1『ハラスメンター・パンデミック』(ことわざ)_251222
脚本太郎
●自己採点
「好き」1「脚本」1
●ログライン100
ハラスメント殲滅戦線 総隊長の木原は、総隊長補佐の東堂から地上全てのハラスメンターを絶滅させたことを聞くも、生き甲斐を失うことを受け止められず、後輩を軽く注意しただけのコンビニ店員をパワー・ハラスメンターに仕立て上げ、さらにそれを止めようとした東堂まで冤罪でリンチにし、さらにハラスメンターをどんどん捕まえることを部下たちに命じる。
●フック/テーマ
ハラスメンターの冤罪/生き甲斐を失う恐怖、本末転倒
●ねらい/テーマ触媒
ねらい:ことわざを象徴したオチにする
テーマ触媒:ことわざ
●カタリスト
柱2:東堂「前回のハラスメンター・デスマッチを最後に、地上に生息するハラスメンターこと糞どもの絶滅が完了しました」
●自由感想
過去一出来が酷いと思うんですが、期限もギリギリで全然ネタがなく書けなかったため、今回はこれで失礼します。
来シーズンまた頑張りたいと思っています。
テーマ触媒4:「ことわざ」「母親」「光と影」「何も起こらない話」
フィードバック
雨森れに
●採点
「好き」2「脚本」2
●ログライン100
ハラスメント殲滅戦線総隊長・木原はハラスメンターの絶滅を受け入れられず、無理矢理ハラスメンターを仕立て上げ始め、部下にもノルマを科して撲滅戦線を激化させる。
●フック/テーマ
ハラスメントの摘発/行き過ぎた潔癖
●カタリスト
柱2、木原が絶滅を否定する
●不明点・不自然な点
・生き甲斐部分
ログラインとテーマに生き甲斐とありましたが、生き甲斐に感じている部分が現れていなかったように思います。デスマッチがなくなる恐怖、またはデスマッチ開催に感じている快楽などを描写できれば、他の方が挙げている行動原理や何を皮肉りたいのかが明確になるかもしれません。
●自由感想
会社のハラスメント相談室が舞台になっても面白そうだなと思いました。
ハラスメントで訴えた側が逆に訴えられるという話もわりと聞くので、ご時世にもあっているしいい題材だと感じます。
作家性を殲滅戦線やデスマッチという仕掛けだけでなく、登場人物の哲学に絡められると更に面白いシリーズものになるのではないでしょうか。むしろそういう部分で太郎君が考えていることが垣間見えると嬉しいなと思ったりします。
米俵
●採点
「好き」2.3 「脚本」2.1
●ログライン100
ハラスメント殲滅戦線総隊調の木原は、ハラスメンターの絶滅を受け入れず、無理矢理ハラスメンターを仕立て上げ始める。それに対して疑問を投げかけた副隊長の東堂もハラスメンターに仕立て上げ、デスマッチへの参加を告げる。
●フック/テーマ
ハラスメントを取り締まる側のハラスメント
●カタリスト
木原「そんなはずはない」
●自由感想
・なんでもハラスメントを扱っている点や取り締まる側のハラスメントという切り口は面白いと思ったのですが、やはりやり取りが実写よりは漫画的かなという印象でした。
・他の方も書かれていましたが、ハラスメンターデスマッチの別視点というのは分かったのですが、こちらの作品から読んでいたら、設定がよく分からないかもしれないと感じました。また、木原の生き甲斐が失われてしまうという部分も読み取れませんでした。(すみません)
・木原が主役で読んでいたのですが、東堂を主役にして、東堂視点で描いた方が、感情移入出来、リアルさも増すかなと思いました。
さいの
●採点
「好き」2.5「脚本」2.5
●ログライン100
ハラスメント殲滅戦線の総隊長補佐である東堂は、ハラスメンター絶滅達成を総隊長・木原に報告するも「まだいるはずだ」と言われ、木原の連れてきたコンビニ店員・千鶴が本当にハラスメンターなのか疑うが、自らが理不尽にハラスメンターに仕立て上げられ、デスマッチに臨むことになる。
●フック/テーマ
ハラスメント加害者を制裁する謎の組織/ハラスメントの成立要件
●カタリスト
柱4: 木原、嬉しそうな満面の笑み。
●不明点・不自然な点
・柱1の東堂、絶滅→殲滅の方が適切かと思います。
・「ハラスメント殲滅戦線」の殲滅対象はハラスメンターだと思うので「ハラスメンター殲滅戦線」の方が適切かと思いました。もしくは「ハラスメント撲滅戦線」なら分かります。
●自由感想
・鬼殺隊みたいな世界観のつもりで読みました。皆んなハラスメンターに親を殺されたりしてるんでしょうか。オリジナルの概念は脚本でどこまで絵を共有させるかが難しいですね。「ハラスメントの成立要件が恣意的である様」を風刺するというコンセプトに戯画的な世界観も合っているように思います。個人的にはハラスメントをなくすための組織でハラスメントが横行しているというだけでコンセプト的なフックはあって十分なセットアップなように思います。
・特徴的な世界観を利用したシュールコメディというかシチュエーションコメディというか、登場人物は世界のルールに従っていたって真面目に生きているのに観客には滑稽に映るというのに取り組まれているのかなと思います。実際、わざわざコンビニに行って小言を言っているだけの千鶴を見てニヤリとする木原とか、「被害妄想はハラスメンターの始まり」の謎の説得力とか、滑稽で笑えました。
・木原とハラスメントを指摘し合う対決が山場かと思いますが、惜しいなと思いました。「オドハラ」に持っていく過程で「なんでもハラスメントになること」の揶揄が描かれていて、風刺としては成立していると思いました。基本的な流れはこれで良いと思いますが、「ロジハラ」「モラハラ」とかただの揚げ足取りに見えて、ちょっと安直かなと思いました。木原の謎論理で笑わせて欲しいところです。言葉としては現実世界と同じだがこのファンタジー世界なりの扱いがあるという趣向に持っていけるとさらに個性的になるかなと思いました。
・「バリア」もちょっと肩透かしな感じがあります。明らかにハラスメントをしている東堂が、自らがパラハラを指摘されると何故か聖域に守られているというコンセプト部分は分かります。ただそれを伝えるために、やり取りとしてもう少し続けて欲しいかなと思いました。最後、東堂が木原のハラスメントをパワハラ以外にもを次々指摘するも、全部バリアで跳ね返されるという感じです。
しののめ
●採点
「好き」2.2「脚本」2
●ログライン100
ハラスメント殲滅戦線総隊長・木原は、ハラスメンターを撲滅したという報告が信じられず、無実の人間にも言いがかりをつけて粛清しようとする。副隊長・東堂が木原の暴走に苦言を呈するが、暴論を繰り広げてリンチし、隊員たちに更なる摘発を命じる。
●フック/テーマ
ハラスメント殲滅組織、極端な本末転倒さ/正義の暴走、ミイラ取りがミイラに
●カタリスト
女性店員の淀川千鶴(20)が別の店員を軽く注意している。
●自由感想
・極端すぎて、もはや完全にギャグだなあと思いながら読んでしまいました笑 先日ちょうど「ハズビン・ホテルへようこそ」というブラックコメディアニメの分析課題を提出したのですが、太郎さんももしかしたらあれくらい極端なブラックコメディが向いているのかもしれません。
・木原と隊員たちだけでなく、東堂もリアリティの薄い人物として描かれていたのが気になりました。木原たちよりはよっぽど正気を保っているのだと思いますが、その割に副隊長という立場ではあったり、柱6で木原に「パワハラだ!」と指摘し返すのがやたらと遅かったりして、木原たちの生み出す異常な状況に対して妙に後手後手なので、木原たちだけでなく東堂も滑稽な人物に見えるなと。敢えてなのかなと思いつつ、太郎さんが何を皮肉りたいのかによって、各人物の極端さも含めてどう調整していくかが変わるのかなと思いました。
・勝手に「ハラスメンター・デスマッチ」の別視点ストーリーかなと思いながら読んでいたのですが、あちらはまだハラスメンター達の醜悪さも強調されていたので、リングアナや観客の暴走にもリアリティやカタルシスを見出しかねないという構成が実現できていたと思います。今作はそれより更に状況が過激化したバージョンで、勿論それも狙ってそうされていると思いますが、ハラハラ(ハラスメント・ハラスメント)的なものに対する批判的な風潮などは既にある程度社会で共有されつつあると思うので、できればその上で更に、太郎さんなりの視点などをもっと見れたら最高だなと思います。
山極瞭一朗
●採点
「好き」2.2「脚本」2.0
●ログライン100
ハラスメンターが絶滅したことを信じられない殲滅部隊総隊長の木原は、取り留めのないハラスメントをした千鶴を強引に捕らえる。そのやり方を東堂に注意されたことをきっかけに、東堂もハラスメントで捕らえ、暴走していく。
●フック/テーマ
ハラスメントに過剰に敏感になった世界/ハラスメントの殲滅
●カタリスト
柱4.女性店員の淀川千鶴(20)が別の店員を軽く注意している。
●不明点・不自然な点
p5.リンチを浮けている→受けているではないでしょうか。 ハラスメンター・デスマッチが完了して、ハラスメントがなくなったのに、木原がどうしてそこまで小さなハラスメントを探してまで潰そうとするその行動原理がいまひとつ理解できなかったです。 ハラスメントを殲滅させたいというwantはよくわかるので、バックボーンというか、ハラスメンターを毛嫌いする理由のようなものが垣間見えると、感情移入しやすくなるように感じました。 また、特殊状況のセットアップが不足しているように感じました。前作の『ハラスメンター・デスマッチ』を読んでいるので、どういう世界なのか理解はできるのですが、知らないとした場合、ハラスメンター・デスマッチとは何なのか、どうしてハラスメンターを殲滅させる部隊とは何なのか、そういったところが引っかかり、木原が千鶴をハラスメントで捉えるという行動に説得力が生まれないように感じました。後にリンチまがいのことをしていることを含めると、正義の部隊というより、悪の組織と捉えられかねないと思いました。
●自由感想
続編ではなく、世界線を共有する物語は個人的には好きです。他作品とのつながりが垣間見えるのも魅力だと感じます。 一方で、知らない人からすると、置いてけぼりになる危険性があると感じました。誰もが知っている体でハラスメンター・デスマッチのようなワードが飛び出しますが、本作単体で見ると、先述のようにセットアップ不足が否めないと感じます。そのあたりを整理できると、本作単体での魅力度が増すように感じました。
修正稿(★4.28)
脚本_太郎v2『ハラスメンター・パンデミック』(ことわざ)_251231
修正期間:2025.12.31→2025.12.31(0日)
脚本太郎
●自己採点
「好き」1「脚本」1
●ログライン100
ハラスメント殲滅戦線 総隊長の木原は、総隊長補佐の東堂から地上全てのハラスメンターを絶滅させたことを聞くも、生き甲斐を失うことを受け止められず、後輩を軽く注意しただけのコンビニ店員をパワー・ハラスメンターに仕立て上げ、さらにそれを止めようとした東堂まで手に掛けようとするも彼の返り討ちに遭う。
●フック/テーマ
ハラスメンターの冤罪/生き甲斐を失う恐怖、本末転倒
●ねらい/テーマ触媒
ねらい:ことわざを象徴したオチにする
テーマ触媒:ことわざ
●カタリスト
柱2:東堂「前回のハラスメンター・デスマッチを最後に、地上に生息するハラスメンターこと糞どもの絶滅が完了しました」
●自由感想
一応背景の補完はしつつ、さらに散らかった感じもします。
よろしくお願いします。
修正稿へのフィードバック
雨森れに
●採点
「好き」2.4「脚本」2.4
●良くなった点
・東堂の個性が強化された。寂しげな溜息に東堂の思いを感じられた。
・柱6に東堂側の反撃が追加されたことで緩急が生まれた。
●自由感想
ふたりの過去を感じられて、余韻が残る話になっていると思います。
ブービートラップがイマイチわからなかったのですが、ハラスメントを受けることにより死亡というコメディよりの描写だと受け取りました。世界観が追加されていいと思いますが、前後の展開的にちょっとノイズになる可能性もありそうです。
米俵
●採点
「好き」2.3 「脚本」2.2
●自由感想
・初稿では言葉選びの面白さや勢いが強く印象に残りましたが、2稿では全体のトーンが整理されていて、作品としての軸やテーマがより読み取り易くなったと感じました。
・回想によって2人の関係性が分かりやすくなった一方で、それまで表に出ていなかったものが一気に明かされる形になっており、感情が追いつく前に理解を求められる印象がありました。
回想前の会話の中に、さりげなく関係性を感じさせる一言や空気感があると、良かったかもしれません。
さいの
●採点
「好き」2.5「脚本」2.5
●自由感想
・最後急にハラスメンターコロニーという謎の文字列が出てきただけで笑ってしまいました。「ハラスメントが兵器になる世界」というコンセプトでやるなら、木原を殺すのも拳銃ではなく、そういったハラスメント兵器の方がコンセプトに沿うかもしれません。
・エピローグの回想は単に、木原と東堂がかつてはバイト先の先輩後輩で、東堂が店長に虐められているのを許せなくて木原が殺しちゃったら入隊したとかでいい気がします。その後、現在自制でのやり取りによってハラスメントの形が変容していく様も示せると思います。
しののめ
●採点
「好き」2.5「脚本」2.3
●不明点・不自然な点
・「狂気を振り上げる」→凶器を、でしょうか。
・初稿の時にお伝えしそびれてしまったのですが、ファイル名の頭のナンバリングが抜けておりました。
●自由感想
・初稿はかなりブラックコメディ寄りの印象でしたが、突然切ないバックボーン(背景)が追加されていて驚きました。少し内容が変わるだけでここまで味わいが変わるのか…と思いつつ、個人的には好きな方向性でした。木原による暴走の根拠が示されているように感じて良かったです。二人の関係性や、木原が徐々に暴走していく様子を見つめる東堂の葛藤などをもっと見たくなりました。
・意味の分からない変なブービートラップもかなり面白かったです笑 こういったアイデアが太郎さんならではで、流石だと思います。
山極瞭一朗
●採点
「好き」2.3「脚本」2.3
●自由感想
木原と東堂の関係性が示されたことで、2人の立場を超えた関係がよくわかり、感情移入しやすくなったように思いました。 一方、「お互い大切な人間をハラスメンターに…」の部分はやや説明的であるようにも感じ、大切な人の面影を冒頭及び他のシーンで示唆できれば回想を用いずとも示せるかなと感じました。 木原は悪だけど、彼を殺す東堂がどこか悲しそうなのは、2人の関係性や東堂の性格があらわれていてよかったと思いました。
ChatGPT
●一番大きな問題点:風刺のキレが非常に強い分、「千鶴」という被害者の存在が物語後半で装置化し、ハラスメントの恐怖が抽象概念同士の殴り合いに回収されてしまう点。彼女がどう救われた/救われなかったのかが見えにくく、読後の倫理的着地点がやや宙に浮く。
●一番の良い点:ハラスメントを言語ゲームとしてインフレさせ、正義が狂気に反転する構造を徹底的に笑えないブラックコメディとして描き切っているところ。「ロジハラ→オドハラ」の畳みかけは発想・テンポともに抜群で、世界観のルールが明確。
応援メッセージ:題材的に逃げ道はいくらでもあるのに、真正面から踏み込んでここまでやり切っているのは本当に強い。あと一歩、人間の痛みをどう残すかを調整できれば、この脚本はただの風刺を超えて“刺さる作品”になる。攻めの姿勢、このまま磨き続けてください。
採点
| 初稿 | 修正稿 | |||
| 好き | 脚本 | 好き | 脚本 | |
| 雨森 | 2 | 2 | 2.4 | 2.4 |
| 米俵 | 2.3 | 2.1 | 2.3 | 2.2 |
| 太郎 | 1 | 1 | 1 | 1 |
| さいの | 2.5 | 2.5 | 2.5 | 2.5 |
| しののめ | 2.2 | 2 | 2.5 | 2.3 |
| 山極 | 2.2 | 2 | 2.3 | 2.3 |
| 平均 | 2.03 | 1.93 | 2.17 | 2.12 |
| 合計 | 3.97 | 4.28 | ||
2026.1.13 アップ
