※このページで脚本が読めます(初稿と修正稿、PDF形式)。
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初稿(★4.53)
脚本_太郎21v1『殺し殺されチキンレース』(一番書きたいもの)_260218
脚本太郎
●自己採点
「好き」3「脚本」2
●ログライン100
同級生の霧崎と『世間に喧嘩売りまくって先に殺された方が負けゲーム』をしていた中学生の春野は、霧崎に嵌められたと思い込んで彼女を罵り合いの果てに暴行し、リベンジのために世間を騒がせる連続殺人犯に嫌がらせを仕掛けることを提案すると、二人で夜の住宅街に赴く。
●感想
・テーマ触媒:一番書きたいもの
・長編の冒頭というイメージですが尻すぼみな印象を与えるかもしれません。
よろしくお願いします。
テーマ触媒17:「ワンシチュエーション」「2人だけ」「視線」「手指」
フィードバック
雨森れに
●採点
「好き」2.4「面白さ」2.3「没入感」1.9「題材」2.1「視点」2.2「構成」2「描写」2
●修正依頼
・柱2に動きを出す。
ざっと数えて柱2は10分程度ありました。会話が中心でト書きの動きも会話の受け答えに付随したものが多いと思います。霧崎の爆笑からは動きがありますが、会話だけ聞いてるような印象です。会話を刈りとってコンパクトに収める、もしくは話してる内容を映像で見せるような工夫が必要かと思われます。金魚に立ちションとかも全部を見せる必要はないですが、どういうシチュエーションでやったのかとかは伝わりやすいくなるかもです。
●感想
・今回も造語ひとつひとつにパンチが効いていました。殺し殺されチキンレース、クソカス中学校、万国説明書研究会部室、人間串刺し団子殺人事件、とどれもインパクトがあると思います。個人的には「殺し殺されチキンレース」がコミカルで好きです。
・おなじみの淀川が出てきたのに、人物表に名前がなくて困惑しました。山極さんのいうように女子生徒か、長編を見越しているなら人物表に記載したほうがわかりやすいと思います。
・映像として公開するにはインパクトの強い画が多いかなという感じがしました。でも調整しつつ描ききれば、悪童のボーイミーツガールとして面白いものになる予感がします。
米俵
●採点
「好き」2.2「面白さ」2.3「没入感」2「題材」2.6「視点」2.3「構成」2「描写」2.1
●修正依頼
・動機を明確にする。もしくは、動機との繋がりを出す。
現状、なぜこのゲームが始まったのかが分からず、また、なぜ「世間に喧嘩売りまくるゲーム⇒リベンジ⇒連続殺人犯への嫌がらせ」になるのかの繋がりが薄く、置いてきぼり感を感じました。(殺人犯にいくのが飛躍しすぎなのかもしれませんが…)
繋がりが見えたり、ゲームが始まるキッカケのようなものが少しでも示されると、没入感も上がるように思いました。
●感想
・ひとつひとつの要素は面白く、脚本太郎ワールドという感じで好きでした。ただ、それらの繋がりが掴みにくい点が、少し残念でした…
万国説明書研究会などもキャラ立ちさせられる要素だと思うので、繋がりが見えると、この作品の魅力も上がるように思いました。
さいの
●採点
「好き」2.3「面白さ」2.2「没入感」2.0「題材」3「視点」2.5「構成」2「描写」2
●修正依頼
・この後のシーンから描き始める
大部分を占めている二人の対峙シーンについては、映像として見続けるにはやや難しさがあるように思います。このような二人の葛藤を会話劇として作るというやり方自体は太郎さんの特徴でもあり、ビート的にはダークナイトなど何かのリアクションで用いるなら一般的な使い方としてもオーソドックスかと思うのですが、セットアップ寄りの内容だとこの長さでは見せ方が難しいと思います。殺人犯を扇動するというところから始めて、その中で二人の関係性のセットアップもしてしまうと映像的な見やすさが担保できるのではと思います。
●感想
・クソカス中学で笑いました。
・太郎さんの世界観が現れている作品でした。弱者の一撃みたいな趣向が持ち味だと思うのですが、この尺でそこまで行けないのはある程度は当然で、車で熊を轢くやつくらいの長さは必要なのかなと思います。一度出来事を先に先に進めることだけを考えて書いてみたら、傑作が生まれるかもなという期待があります。
しののめ
パス
山極瞭一朗
●採点
「好き」2.4「面白さ」2.3「没入感」2.0「題材」2.4「視点」2.4「構成」2.0「描写」2.0
●修正依頼
柱2の尺を調整する。
→長編の冒頭と考えると、柱3はPP1というイメージでしょうか。とすると、柱2の中盤から後半は主にディベートであると捉えました。そう考えると、やや長く感じ、物語が停滞しているように思いました。なので、柱2の尺を調整し、ぎゅっと縮め、その代わりにラストで人間串刺し団子殺人事件の犯人に出くわすくらいまでいくと、より続きが気になるおわりになるように感じました。
●感想
・柱1口から滴る地。→血のミスでしょうか。
・柱1淀川を介抱し連れていくとありますが、淀川が誰か示されていないので、女子生徒でよいのではないでしょうか。
・独特な世界観は作家性が非常に溢れていると感じました。リアルな世界からは離れた世界というのは、個人的には好きです。とりわけ、人間串刺し団子殺人事件というワードは非常におもしろく、口馴染みもよかったです。
・一方で、リアルからはかけ離れているために、それを見る(読む)人に広く受け入れられるようにすることの難しさも感じました。
修正稿(★4.63)
脚本_太郎21v2『殺し殺されチキンレース』(一番書きたいもの)_260311
修正期間:2026.2.26→3.11(13日)
脚本太郎
●自己採点
「好き」3「脚本」2.1
●ログライン100
同級生の霧崎と『世間に喧嘩売りまくって先に殺された方が負けゲーム』をしていた中学生の春野は、霧崎に嵌められたと思い込んで彼女を罵り合いの果てに暴行し、リベンジのために世間を騒がせる連続殺人犯に嫌がらせを仕掛けることを提案すると、二人で夜の住宅街に赴く。
●修正意図
ゲームを始めた動機が分かるような方向で修正をしました。台詞に頼っている感はかなりあると思います。
会話シーンの調整については、悪化したかもしれません。せっかくアドバイスしていただいたのに申し訳ありません。でもそれがやりたかった気がします。
●感想
話の流れ自体はあまり変えられませんでしたが、セットアップの配分について考えるきっかけになりました。
よろしくお願いします。
修正稿へのフィードバック
雨森れに
●採点
「好き」2.5「面白さ」2.3「没入感」1.9「題材」2.1「視点」2.2「構成」2「描写」2.1
●感想
・柱2の動きは変わらないものの、パンチのあるセリフが増え、人物像のセットアップが強化されていました。
・初稿より春野の振り回されっぷりが増しているように思いました。柱3のおかげかもしれません。春野もいい奴ではないんですが、大変だなぁと共感してしまいました。
・すごいしょーもない感想なんですが、ドストライク焼き鳥パーティーはやっぱり鶏にちなんで2800円だろうか。それとも皆殺しの37864円だろうかと気になりました。
米俵
●採点「好き」2.2「面白さ」2.4「没入感」2.1「題材」2.6「視点」2.4「構成」2「描写」2.2
●感想
キャラクターの個性やテーマ性が強化されていて、特に春野の言語感覚や内面は魅力的になっていると感じました。
一方で、セリフや暴力描写が増えたことでやや冗長になっている部分もあり、テンポが少し鈍っている印象もありました。また、構造は大きな変化がないため、キャラクターの強さに対して物語の推進力がまだ追いついていないようにも感じました。
山極さんも仰っていますが、刈り込んで物語を前に進めるのを意識すると更に良くなるように思いました。
さいの
●採点
「好き」2.3「面白さ」2.2「没入感」2.0「題材」3「視点」2.6「構成」2「描写」2
●感想
・構成的な変更ではなく会話劇の内容でブラッシュアップをするあたり、太郎さんの強い関心はセリフそのものにあるんだなと改めて思いました。個性的ではあるのですが、強いセリフほど短いやり取りの中で印象的に使った方が映えるかなと思いました。
・話としてもこの後どうなるかの方が見たいです。続編という形でなくて良いので、いつかこの後に起こることから始める話を書いてみて欲しいなと思います。
しののめ
パス
山極瞭一朗
●採点
「好き」2.4「面白さ」2.4「没入感」2.2「題材」2.5「視点」2.5「構成」2.0「描写」2.1
●感想
・説明書の描写などから万国説明書研究会ということがわかりやすくなり、そのセットアップがわかりやすくなりました。
・またそれがアラビア語というのも霧崎の人柄を示すには有効であるようにも感じました。
・一方でやはり柱2の尺は長いように感じ、とはいえ追記された「一石二鳥」「一石三鳥」のくだりは、面白いとも感じ、なので残すところは残しつつ、刈り込めるところは思い切って刈り込み、物語を前に進めることの重要さも感じました。
ChatGPT
●一番大きな問題点:
「ゲームの軸(=殺し殺されチキンレース)」が途中で揺らいでしまう点。序盤では“他人を巻き込んで先に殺された方が負け”という構造が提示されているのに、中盤以降は復讐やストレス発散、さらには連続殺人犯への干渉へと目的が拡散していく。その結果、物語の緊張が「勝負の行方」ではなく「場当たり的な暴力の応酬」に寄ってしまっている。例えば“勝敗条件に強く執着する瞬間”や“ルールを捻じ曲げる決断”をドラマとして立ち上げると、タイトルのチキンレース性が最後まで効いてくる。
●良い点:
会話のエネルギーとキャラクターの異常性が圧倒的に強い。特に霧崎の“倫理の欠落した軽やかさ”と、春野の“モラルを語りながら暴力に溺れる歪さ”の対比はかなり魅力的で、掛け合いだけでシーンを成立させる力がある。また、「人殺しの息子」というバックボーンが会話の中で自然に爆発する構造も良く、単なるキチガイ同士の殴り合いに留まらず、“社会からの歪みの反射”として読めるのも強み。タイトルのバカっぽさと内容の暴力性のギャップもフックとして機能している。
●応援メッセージ:
この脚本は「会話で殴るタイプの作品」としてかなり武器がはっきりしてます。特にテンポと罵倒のセンスはすでに個性になってる。ただ、その強さゆえに“構造”が少し置いていかれている印象もあるので、「このゲームは何が面白いのか」「最後にどう決着するのか」を一本芯として通せば、一気に完成度が跳ねるはず。キャラの強度は十分すぎるので、あとは“どこに着地させるか”だけ。かなり尖った作品になるポテンシャルあります。
採点
| 初稿 | 修正稿 | |||
| 好き | 脚本 | 好き | 脚本 | |
| 雨森 | 2.2 | 2.1 | 2.2 | 2.1 |
| 米俵 | 2.2 | 2.3 | 2.2 | 2.3 |
| 太郎 | 3.0 | 2.0 | 3.0 | 2.1 |
| さいの | 2.2 | 2.4 | 2.2 | 2.4 |
| しののめ | ||||
| 山極 | 2.2 | 2.2 | 2.3 | 2.3 |
| 平均 | 2.35 | 2.18 | 2.39 | 2.24 |
| 合計 | 4.53 | 4.63 | ||
| 初稿「好き」詳細 | ||||
| 好き | 面白さ | 没入感 | ||
| 雨森 | 2.4 | 2.3 | 1.9 | |
| 米俵 | 2.2 | 2.3 | 2.0 | |
| 太郎 | ||||
| さいの | 2.3 | 2.2 | 2.0 | |
| しののめ | ||||
| 山極 | 2.4 | 2.3 | 2.0 | |
| 平均 | 2.33 | 2.28 | 1.98 | |
| 初稿「脚本」詳細 | ||||
| 題材 | 視点 | 構成 | 描写 | |
| 雨森 | 2.1 | 2.2 | 2.0 | 2.0 |
| 米俵 | 2.6 | 2.3 | 2.0 | 2.1 |
| 太郎 | ||||
| さいの | 3.0 | 2.5 | 2.0 | 2.0 |
| しののめ | ||||
| 山極 | 2.4 | 2.4 | 2.0 | 2.0 |
| 平均 | 2.53 | 2.35 | 2.00 | 2.03 |
| 修正稿「好き」詳細 | ||||
| 好き | 面白さ | 没入感 | ||
| 雨森 | 2.5 | 2.3 | 1.9 | |
| 米俵 | 2.2 | 2.4 | 2.1 | |
| 太郎 | ||||
| さいの | 2.3 | 2.2 | 2.0 | |
| しののめ | ||||
| 山極 | 2.4 | 2.4 | 2.2 | |
| 平均 | 2.35 | 2.33 | 2.05 | |
| 修正稿「脚本」詳細 | ||||
| 題材 | 視点 | 構成 | 描写 | |
| 雨森 | 2.1 | 2.2 | 2.0 | 2.1 |
| 米俵 | 2.6 | 2.4 | 2.0 | 2.2 |
| 太郎 | ||||
| さいの | 3.0 | 2.6 | 2.0 | 2.0 |
| しののめ | ||||
| 山極 | 2.5 | 2.5 | 2.0 | 2.1 |
| 平均 | 2.55 | 2.43 | 2.00 | 2.10 |
2026.3.20 アップ
★当サイトの作品を原作に利用したい。執筆を依頼したい。あなたの作品を分析して欲しいなどあれば……ライターズルーム仕事依頼

「一番書きたいもの」という課題に取り組んでいただいたので、修正稿のみですが拝読しました。
この作品は、物語というより、やり場のない怒りや鬱屈の表れとして暴力的な言動が描かれているのが明らかで魅力的だと感じました。「ゲーム」の続きを展開するかどうかなど、どうでもよくて、5ページの、
「あーおもしろかった」
「飽きた。そろそろ死のうかな」
「待てよ。まだ勝負ついてないだろ」
辺りの転調が見事だと思いました。ここで止める短編映像としては個性的で全然ありだと思います。独特の絵柄と合わせられるならインディ漫画もありえるなと思いました。
脚本の表記ルールなどをいくつもミスしていて、修正稿でありながら直す気もないような書き方は仕事現場や応募でも通用しないので、もったいないところです。個性に関しても、一般的な視点から見れば尖ってはいるものの、この手のジャンル内で見たときには、今のところ秀でた尖り方とは言いがたく、今後をどうしていくかは悩ましいところです。
作者が表面的でもいいので世間に適応する能力を身につけるか、何かの拍子で作品と世間が噛み合ったときには、評価も得られるかもしれません。
どう進むにせよ、頑張って書きつづけていただけるよう願っています。