脚本添削『初めまして』(★4.10)

※この作品はライターズルームのメンバーによるもので、作者の了承を得た上で掲載しています。無断転載は禁止。本ページへのリンクは可能です。

初稿(★3.70)

『初めまして』月三d1_240606

月三
●自己採点
「好き」2「脚本」1.3
現代っぽいほんわかした話を書きたかったのですが、構成が弱いとおもいます。うまくテーマ触媒を探せず、テーマは今回なしとしました。
それと今回フォーマットが少し崩れてしまい、うまく直せませんでした。一旦こちらで提出させていただきます。申し訳ありません。

フィードバック

雨森れに
●採点
「好き」1.5「脚本」1.8
●良かったところ・好きなところ
祖父母との関係が良好なところ
柱12までの雰囲気。凛那と星生の行動が想像しやすかった。
●よく分からなかったところ・不自然だと思ったところ
柱18、正三「どうだ星生?凛那さんに会えたか?」と正三の声「俺の凛奈さんはどうだ?」、どちらも同じくスマホから聞こえる大声?
電話のシーンが多々あるが、柱14だけがカットバックされていた部分。柱18も正三側の電話もあり、柱20のりつ子正三も大切な部分かなと思ったので……
凛那「おばあちゃんお待たせ!星生さん全然平気だった!」、無事会えたから大丈夫っていう意味の平気で合ってますか?りつ子も心配したままで会話が終わっているので何が平気だったかパッとわからなかった。
●ツイストアイデア
柱20で本当のことを伝えた後で、テレビ電話に切り替え自己紹介をする(お互いの顔がわかってからの自己紹介)
主人公2人がスッと消えてしまっているので、最後にも主人公のシーンを入れる。連絡先交換する、今日の出来事について話す、帰るときに別々の電車に乗る、家に帰ってほくほくの祖父母を見て微笑むなど。
上記のシーンどちらかを入れるために→柱18の正三と電話するくだりをなくして早々に星生からネタ晴らしする。
●脚本がプラス1点されるには何が必要か?
この話の性質上、両サイドの話が繋がるのが柱18だと思うんですがドタバタとしているだけの印象を持ちました。
星生側の通話、凛那の心の声、りつ子との通話、正三の大声をすべて同じ柱にせずに分割したり、視点を統一してもらえると読みやすさも格段にあがるように思えました。
●ミス?
柱9、高岡正三宅の外観は指定なし?(柱5が指定してあったので)
●(分析に慣れてきたら)以下のビートだと感じた一行を指摘
「主人公のwant」つまらなそうな顔。
「カタリスト」「ちゃんと眠れたかしら?」
●自由感想
人間が演じるとして、孫の写真を使ってアプリして会わせるという設定がだいぶ苦手でコメディ要素を感じる余裕がありませんでした。すみません……

米俵
●採点
「好き」2「脚本」1.8
●良かったところ・好きなところ
・孫と祖母、祖父の関係
・やりとりが祖母祖父だったという設定
●よく分からなかったところ・不自然だと思ったところ
・特になし
●脚本がプラス1点されるには何が必要か?
・群像劇のような感じかな?と思ったのですが…
女性側か男性側のどちらかに視点を定めた方が、感情移入しやすくなるかな?と思いました。
・祖母か祖父のキャラをもっと濃くする(コメディ要素を強める)
●ツイストアイデア(自分ならこうするなど思い付きでOK)
・祖母、祖父がそれぞれ心配してついてきている(当日覗いているとか?・孫より早くイケメン(or美女)に反応するとか?・前日の夜から心配で一緒に寝るとか?)
●ミス?
フォーマットが崩れたとのことだったので…💦特になし
●感想
設定好きでした!このあとの展開も気になります。

脚本太郎
●採点
「好き」2.8「脚本」1.6
●良かったところ・好きなところ
実際にありそうで、且つ面白い設定。微笑ましさと優しさの感じられる雰囲気。
●よく分からなかったところ・不自然だと思ったところ
正三が星生にお願いして、凛那に会ってもらう、という立場だと思うのですが、終始説教口調なのがちょっと違和感ありました。そういうキャラなのだと思いますが、自分としては少し変に思えてしまいました。
●ツイストアイデア(自分ならこうするなど思い付きでOK)
特になし
●感想
とても興味深い設定で、10分脚本で終わらせるのは勿体ないというか、もっと長い枚数の方が向いている設定なのかなと思いました。孫たちサイドの話ももっと見たいと思ったので。
最後のシーンにほっこりしました。

修正稿(★4.10)

『初めまして』月三d2_240628
修正期間:2024.6.17→2024.6.30(13日)

月三
●自己採点
「好き」2「脚本」1.5
●良くなった点
物語が絡みあう群像劇にしたかったのですが難しかったです。ラストシーンを足したことで捨てキャラはいなくなったかなと思います。

修正稿へのフィードバック

雨森れに
●採点
「好き」2「脚本」2
●良くなった点
セリフが増えたことで凛那とりつ子がお互いに気を使ってる(優しくしようとしてる)のがわかりやすくなった。
最後の追加された柱がいい雰囲気を出していた。新しい物語の始まりを感じた。
●自由感想
最後の追加シーン、月三さんらしい余韻のある終わり方でよかったです!

米俵
●採点
「好き」2.1 「脚本」1.8
祖母と凛那の会話がスムーズになったと感じました。最後、星生と凛那のホワッとした雰囲気が伝わってきました。

脚本太郎
●採点
「好き」3「脚本」2
全体的に台詞が、必要ない部分を減らして適度な長さになっていたと思います。
最後に追加された柱が、孫たちも報われた感じがして良かったです。

採点

初稿 修正稿
好き 脚本 好き 脚本
雨森 1.5 1.8 2 2
米俵 2 1.8 2.1 1.8
月三 2 1.3 2 1.5
太郎 2.8 1.6 3 2
平均 2.08 1.63 2.28 1.83
合計 3.70 4.10

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