退院2日前の昨日 突然の部屋替えだった。
透析の帰り車椅子の上で言われた。「もう部屋替え済んだよ❗」「えー聞いてないよ?」「うん だって今のままだと ノイローゼになっちゃうよ だから」「後は部屋へ戻ったら忘れ物がないか確認してね」「うん」
見事に家具移動が済んでいた。全く同じ間取りの部屋(四人部屋)、違うのは静寂。3人の寝言に振り回された2日間眠れないけど個性的な認知症の発症に退屈はしなかった。正面のベッドのお爺ちゃんは姿の見えない見舞いとなにやら延々会話が弾み、斜め前のお爺ちゃんは室内サッカー中なのか壁を蹴り続けている。最後の左側のお爺ちゃんはお母ちゃんがいないと泣いている。 分かったことは 皆さん看護師に自分を見ていて貰いたいだけなんだと 看護師の取り合いが毎晩続く だからの部屋替えである。