岩倉玲音、14才。内向的で人づきあいが苦手という以外は全く普通の少女だったはず。外見はそっくりだけれども行動は正反対の少女の出現。彼女の周りで起こる不可思議な事件は切り離されていたはずのネットワークの世界と現実世界の境が崩れ始める予兆。引き込まれて戻れなくなる、カルティック・サイコホラー。(Amazon商品解説より)
●1~4話の感想・メモ
古すぎ、予算なさすぎ、演者含めて演出がショボいと感じてしまうが、仮想空間=集合的無意識という使い方は面白い。集合的無意識を使うことで、現実と仮想の重ねる理屈としては成功している。物語としての構成は皆無に等しい。仮想空間に入る機器はパソコンやナノマシンのドラッグ?などか。(緋片イルカ2022/01/26)
●5話~13話
世界観に対する重要設定を後半まで明かさない「設定隠し系の構成」なのでエンジンが足りない(別に記事を書きました)。最後の数話でやっと物語が動きだしたという感じ。明かされた設定自体はまあ、面白いとは思う。きっとカラスさんにはクリシェだろうが「なるほどね~」というぐらいの面白さはあった。設定を明かしてから急にキャラクターも動きだす。当たり前だが。1998年の作品らしいが、当時見ていたら、受けとり方は全然違っただろうな。雰囲気はどこかなつかしい感じもする。「こういうのあったな~」と。(緋片イルカ2022/02/11)