映画『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(視聴メモ)

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※あらすじはリンク先でご覧下さい。

※分析の都合上、結末までの内容を含みますのでご注意ください。

感想・印象

「好き」3 「作品」3 「脚本」4

知らなかった作品だったが、ガイ・リッチー監督のデビュー作にして出生作だそう。ジェイソン・ステイサムのデビュー作でもある。初期のタランティーノ作品のような面白味があるが、演出がいまいち古臭い。1998年としても古臭い印象。タランティーノは、大きいバジェットでとると「らしさ」が薄れてしまう印象だが、ガイ・リッチーは『ジェントルメン』とか『シャーロック・ホームズ』の方が断然スタイリッシュでかっこいい。脚本は群像からの、てんやわんやでトラブルが解決してしまうパターン。ときどき、この手のストーリーがあるが、パッと類似作が浮かばない。コーエン兄弟とかあのあたりにあったような。本作は予想の範囲内で驚きこそ少ないが、まずまずツイストが多くて処理はされてる印象。それ以上に演出のテンポの悪さが目立ってしまっている。主人公と殺し屋?(子供を連れてるキャラ)が対峙するシーンをモノローグで片づけているのは、その後にツイストがある故の処理ではあるのだろうが、もったいない。あそこでパルプフィクションのラストのような名シーンを生めた可能性はある。構成上はよくできているが、シーンレベルでは粗さ、もったいなさが目立ち脚本は4とした。

緋片イルカ 2023.7.2

Year: 1998
Budget: £960,000.00
15% £143,321.00
391% £3,753,929.00
£2,793,929.00

当時のレートは不明だが960,000 スターリング・ポンド は175,779,072円。

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