脚本添削『いつかお姫様が』(★4.70)

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初稿(★4.30)

★第一稿『いつかお姫様が』(月三)(ラブコメ)

月三
●自己採点
「好き」2「脚本」3

●自由感想
セリフがライトでささらないかなというのと、キャラを出したいとはいえ心の声に頼りすぎたかなと思います。

テーマ触媒1:「犯罪者」「コメディ」「ホラー」「ラブストーリー」

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川尻佳司
●採点
「好き」3点「脚本」2点
●良かったところ・好きなところ
風花のセリフ「ぞ」の語尾、「かわゆす」「ルート」などゲーム、オタク語彙
恋愛の葛藤にオタクキャラが表わす
ねらいのオタクの恋愛バトルは想像力が膨らんで良かった
●よく分からなかったところ・不自然だと思ったところ
特に無し
●脚本がプラス1点されるには何が必要か?
オチもバトル(オタクの恋愛バトル)
例えば風花は舞が清純で無いから別れると見せかけて、ゲームのヒロインによくある悲しい過去のせいの行動であると考えているとか、一ノ瀬の罠と考えるなどして、振った後に必ず追いかけてくると考えているなどしている
●ツイストアイデア
特に無し
●ミス?
特に無し
●主人公のwantがわかる一行を指摘
2ページ 風花の心「マジで今日絶対告る!」

米俵
●採点
「好き」2「脚本」2
●良かったところ・好きなところ
最後に朝陽が舞をふったところ。
恋愛ゲームのキャラが入っているところ。
リードすげぇってところは笑いました。
●よく分からなかったところ・不自然だと思ったところ
心の声が多くて、漫画っぽい印象を受けました。
ホクロのところ、もう少し分かりやすいものでも良いかもしれません。
●脚本がプラス1点されるには何が必要か?
朝陽はオタクでももっと良い部分があると女が振られた時の爽快感があると思います。
●ツイストアイデア(自分ならこうするなど思い付きでOK)
オタク仲間が沢山きて、舞が逆に査定される。

雨森れに
「好き」2「脚本」2
●良かったところ・好きなところ
風花の心の声のセリフ。オタクっぽさが出てる。
一ノ瀬を同席させることで風花が対象から外される部分、リアル。
●よく分からなかったところ・不自然だと思ったところ
「えー」「え!」などの相槌の多用。会話が間延びしている印象になっている(口癖としての設定だったらすみません!)
柱5から柱6の移動。廊下=通路? 柱にせずに舞と一ノ瀬を先に立たせて、そのうしろ姿を見て……のほうがわかりやすいかもしれません。
一ノ瀬の一時避難。同棲しているということで喧嘩でもしてるのかなと想像できたけど、舞が一時避難を突っ込まないのは不自然な感じがする。
舞と風花分の支払いは一ノ瀬が払ったのだろうか……と純粋に気になりました笑
●脚本がプラス1点されるには何が必要か?
心の声に頼ってしまっている気がするので、もっと喋らせてバトルしてほしい。
もしくは舞視点で書くと「結婚願望女」の部分が出てきそう。
風花のwantを「オタク本性を隠して一般人として恋愛したい」にしてあげてもいいかもしれない。
●ツイストアイデア(自分ならこうするなど思い付きでOK)
最終的にゲームに走るなら連絡先よりもアプリをアンインストールでいいかも。おそらく連絡手段もはじめましてならアプリ内でのやり取りのみだと思うので。
柱8「俺も帰ります!」→「やっぱリアルはクソだわ!」ぐらい言わせちゃう。
あとはプラス1点で書いた風花wantの掘り下げとして、柱1で店前で髪型を気にしてる様子、柱4で上から下まで見つめられているときに恋愛指導書が鞄から出てる(オタクグッズもはみ出てる)とか入れたら心の声以外にも風花の個性を滲ませることができると思います。
●ミス?
柱5 ホクロのあとについてる .→。 
●(ビートに慣れてきたら)主人公のwantがわかる一行を指摘
風花の心の声「まーさん、かわゆす!やべ、リアルに姫いた。マジで今日絶対告る!言うたるぞ!」
●自由感想
ログラインの「初めましてでさようならをする」の語感がツボです笑
あーだこーだ書きましたが、私が読み取れていない部分があったらすみません!
Bチームメンバーにはない新しい風を感じました。
いるいる、こういう人たち~って感じでニヤニヤしました。

石川
「好き」3「脚本」2
●よかったところ
セリフが読みやすく、全体の雰囲気とマッチしていたと思います。
●不自然なところ
ねらいには結婚願望女と書かれていますが、遊び相手探しに思えました。(そもそも一ノ瀬を結婚相手?として狙っているならマッチングアプリはしないと思います。)
また一ノ瀬への態度から、舞は社会人というより高校生に感じられました。さすがに語尾にはですよくらい使うのではないかと。一ノ瀬が首筋のホクロを教えてくれて、風花はそれに気付くが、一ノ瀬は舞と寝たということでしょうか。このシーンの意味がわかりませんでした。背中や太ももならわかりますが。
●脚本がプラス1点されるには
風花朝陽の存在が必要ないように感じました。また舞は何がしたいのかわからなかったです。男に依存しないと生きていけないのか、または女のしたたかさを見せたいのか、など、とにかく舞がどういう人なのかわかると面白くなると思います。
●自由欄
セリフでは「あさひ」と呼ばれているのにト書きが風花なので、読みにくかったです。

修正稿(★4.70)

(ラブコメ)d2『いつかお姫様が』(月三)_20230621

月三
●自己採点
「好き」3「脚本」3
●自由感想
頂いたご意見を参考に、セリフ等の基本的な書き方の修正とともに、主役のバックグラウンドを見せて、話の狙いも変えて見ました。

フィードバック

川尻佳司
●採点
「好き」3点「脚本」2点
●良かったところ
ビート(セットアップ、カタリスト 正樹との通話、ディベート、デス アプリ終了)が強調して意識されているところ。行動選択というゲームの要素を加えているところ。

米俵
好き3 脚本2
◎ゲーム性が高まったので、恋愛ゲームのようなノリで楽しめました。

雨森れに
「好き」2「脚本」2
●良くなった点
アプリ終了のお知らせでリアル恋愛に走る動機が説明されていて、風花のwantがよりはっきりしている。
スマホ画面やイメージを入れることで一稿の雰囲気そのままにブラッシュアップできていると思った。
●自由感想
アプリ姫で鍛えたスキルがリアル姫で全く使えず、しかもホクロの知識を横入りしてきた悠星に教えられるっていう風花の滑稽さが一稿より際立っていました。
ねらいの「リアルな恋愛に戦いを挑む」って部分が消化できてると思います!

石川
●採点
「好き」2「脚本」2
●良くなった点
カーソルの演出がゲーム要素のあるラブコメと合っていると思います。
●自由感想
壁のポスターがリアル姫なのか、舞がリアル姫なのかよくわかりませんでした。
あとシーン3の「ポスターに向かって独り言→床に突っ伏す→涙目→携帯踏んづける」でどの程度リアル路線で読めばいいのかわからなくなりました。ラブコメの雰囲気を出そうとした演出ならすみません。またマッチングアプリを始める動機もわからなかったです。読み取れずすみません。

採点

初稿 修正稿
好き 脚本 好き 脚本
川尻 3 2 3 2
米俵 2 2 3 2
雨森 2 2 2 2
月三 2 3 3 3
石川 3 2 2 2
イルカ 2 1 3 1
平均 2.3 2.0 2.7 2.0

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