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※この作品は前後編と2回にわけて提出された作品ですが、1本の記事にまとめました。
初稿(★4.43/4.50)
★前編
脚本_米俵16v1『Who is Bad(前編)』(二面性)_241210
★後編
脚本_米俵17v1『Who is Bad(後編)』(二面性)_241215
米俵
★前編
●自己採点
「好き」2 「脚本」1
●自由感想
テーマ触媒は二面性です。
自分が考えてた構成とずれてしまったのですが、今回は書き上げることを優先しました。
★後編
●自己採点
「好き」2 「脚本」1
●自由感想
省略した部分があり、突然感があるかなと思います。修正稿の際に前編、後編の調整したいと思います。電話のシーンも多くなってしまいました…実話を元にするとクリシェが多くなってしまうので、そこも課題だなと思いました。
テーマ触媒2:「脚色」「二面性」「キーアイテム」「サイレント」
フィードバック
雨森れに
★前編
●採点
「好き」3「脚本」3
●ログライン100
友人の彼氏と関係を持つ美波が、「婚約破棄された」と落ち込む友人を慰める過程で関係がバレそうになる。
●テーマ/フック
嫉妬による二面性
●カタリスト
くるみから電話かけるようお願いされる。
●不明点・不自然な点
なし。
●自由感想
名前の表示を隠すようにしたところがリアルでよかった。
くるみが派手で、美波がシンプル系なのも人物を想像しやすかった。
★後編
●採点
「好き」3「脚本」3
●ログライン100
美波は、くるみから元カレからの連絡がないかと執拗な連絡を受けて、寄り添うテイで宥めるが、実は元カレと美波の関係がバレており、幸せの絶頂期に刺されてしまう。
●テーマ/フック
ヒトコワ
●カタリスト
美波の部屋にくるみが来る。
●不明点・不自然な点
・「はー? まじ無理」→疑ってくる美波が無理?
・凌以外の人と付き合ったのは、くるみが何をしでかすかわからないからとか、面倒になったからでしょうか?
前編だと美波は深い嫉妬心を隠してまで浮気相手でい続けたので、凌との切れ目が謎に思えました。(でも一年経ってるからそういうこともあるかとも思えます!)
●自由感想
くるみが高級バッグ持ってるのはパパ活だったからかー!と納得しました笑
お金に執着しているのもパパ活女子としてもキャラクターがブレていなくていいと思いました。
凌が美波とくるみを知っている人物とも関係があるのが匂わされていて、最後までクズなのがよかった。
脚本太郎
★前編
「好き」2「脚本」2.3
●良かったところ・好きなところ
・美波とくるみの性格が対照的であるのがよく表れている。
・台詞やト書きなら登場人物のキャラクター性が分かりやすい。
●よく分からなかったところ・不自然だと思ったところ
・柱4の最初、「数日後」とト書きで書いただけでは伝わらないのではないかと思いました。
・美波とくるみが凌と付き合うに至った過程が分からない(後編で描かれるのかもしれませんが)
●脚本がプラス1点されるには何が必要か?
・柱5で、くるみがフラれたことを知ったときの美波の感情を分かるように書く。
●感想
・自分の好みの話ではないですが、キャラクターが生き生きしているのが伝わりました。
★後編
●採点
「好き」2「脚本」2.5
●ログライン100
くるみの元カレである凌と隠れて付き合っていた美波は、表向きはくるみの傷心を慰めてやり過ごそうとするも、実はバレており、復讐の機会をうかがっていた彼女にクリスマスの夜に刺される。
●テーマ/フック
三角関係、騙し合い、サイコホラー、メンヘラの心理描写
●カタリスト
くるみが美波に慰謝料の話をする。
●不明点・不自然な点
・最後の凌ですが、いくらクズとはいえ人死んでそごまで平然としていられるのか? とちょっと思いました。 クズさとは別の部分でちょっと感覚がおかしい人、なのでしょうか。
・くるみが感情的なわりに美波たちの不倫を気付いてた、としたらちょっと演技力高すぎだな、と思いました。もえ少し気付いているそぶりを見せても良いんじゃないかな、と。もしくは慰謝料の下りで美波がうっかり口を滑らせて気付かれてしまう、などどうでしょう。
●自由感想
くるみの切羽詰まった人物描写がリアルに感じました。全体的に緊迫感があり面白いと思うのですが、最後の野次馬批判みたいな部分は露骨な感じがしてあまり好きではなかったです。(すみません)
それまであまり気持ちを出さなかった分、美波の「パパ活女がうるせーよ」が鬼気迫っているように感じました。
修正稿(★5.07/5.37)
★前編
脚本_米俵16v2『Who is Bad(前編)』(二面性)_241231
修正期間:2024.12.17→2024.12.31(14日)
★後編
脚本_米俵17v2『Who is Bad(後編)』(二面性)_241231
修正期間:2024.12.24→2024.12.31(7日)
米俵
★前編
●自己採点
「好き」2.2 「脚本」1.5
●自由感想
前編には、ジャンルセットアップとテーマの提示を入れました。
キャラ設定も初稿とは変えました。枚数で少し省略した部分もあるので、分かりにくかったら申し訳ありません。
★後編
●自己採点
「好き」2.3 「脚本」1.5
●自由感想
視点の練習のために、前編と後編のメインキャラを変更してみました。まだどう書けば良いか悩んでいるところがあるので、今後勉強して分かってきたら、また書き直してみたいと思います。
修正稿へのフィードバック
雨森れに
★前編
●採点
「好き」3「脚本」3.3
●自由感想
初稿よりキャラクター同士の関係性がわかりやすくなっていて入り込みやすい。
柱1の美波の嫉妬する描写、柱2のくるみと美波の会話、柱4の凌の「美波、俺のことせめるの?」が特によかった。
綺麗にセットアップできていると思った。
★後編
●採点
「好き」3「脚本」3.3
●自由感想
ジェルネイルの描写が、これから始まる復讐を際立たせていてよかった。
初稿よりもじわじわと丁寧に復讐にむかっているので、話に緊張感があった。
あと、前編柱1の美波と後編柱3のくるみが同じ状況になっていて、映像で見たら前編をもう一度確認したくなる気がする。
脚本太郎
★前編
●採点
「好き」2.5「脚本」2.7
●良くなった点
序盤ですぐに作品の雰囲気が伝わるのと、ドロドロした三角関係があるのもすぐに察せられるので、効果的にジャンルのセットアップができていると思いました。
また動作や表情に登場人物の心情が描かれていて分かりやすくなりました。柱3での凌の靴の脱ぎ方など、ズボラさが察せられて良いと思いました。
★後編
●採点
「好き」3「脚本」3
●良くなった点
視点がくるみのものに変わり、何故浮気に気付いたのかといったことや復讐に至る過程などがきちんと描かれていたため、唐突感がなくなりました。
●自由感想
最後に凌の腕にくるみが抱きつくのがとても怖く、オチに相応しいシーンだと思いました。
ChatGPT
良い点
人物の二面性が描かれている
美波の表面上の優しさと、内側に秘めた悪意のギャップが強調され、キャラクターに深みがある。
くるみもただの被害者ではなく、精神的に追い詰められて崩壊していく描写がリアルで説得力がある。
緊張感のあるプロット
美波の計画が進行し、くるみの精神状態が悪化する過程が緊張感を持って描かれている。
登場人物の行動が予測できないため、読者を引き込む展開になっている。
細かいディテールが効果的
SNS投稿、ブランド品、ラテアートを壊す描写など、キャラクターの性格や心情を細かい描写で補強している。
くるみが爪を噛む、ジェルネイルを剥がすといった行動が、彼女の心の崩壊を象徴していて印象的。
映像的な描写
カフェや部屋のインテリア、人物の服装、時間帯の変化などが明確に描かれており、映像化を意識した作りになっている。
シーンごとに感情の変化が明確で、読者の感覚を刺激する。
巧妙な対比
美波とくるみの立場や感情が入れ替わっていく構造が、ドラマティックで見応えがある。
悪い点
人物の動機が弱い
美波がくるみの彼氏を奪うことに執着する理由が不明瞭。単なる嫉妬や見下し以上の深い動機が描かれると、物語がより説得力を持つ。
凌のキャラクターが薄い
凌は物語の重要な役割を担うキャラクターだが、深掘りが足りない。なぜ彼がくるみと美波の間で曖昧な態度を取るのか、過去のエピソードや背景がほしい。
展開が詰め込みすぎ
全体を通じてテンポが速く、特に終盤のくるみが美波のスマホを覗き見る展開からその後の行動が唐突に感じる。もう少し心理的な描写や展開に余裕を持たせても良い。
テーマがぼやける
「二面性を書く」という狙いは伝わるが、最終的に読者にどのような感情やメッセージを届けたいのかが曖昧。美波が最後に得るものや失うものが明確になると良い。
くるみの豹変が唐突
精神的に追い詰められていく描写は良いが、最終的に美波に対して取る行動の必然性が弱い。美波への依存が描かれているが、それがどう爆発するのか、もう少し丁寧な伏線が必要。
くるみと美波の関係の背景が浅い
彼女たちがなぜ親しいのか、どの程度の信頼関係があったのかが曖昧で、読者が二人の対立を感情的に追いにくい。
改善案
美波の動機に深みを
美波の生い立ちや過去のトラウマを少し挿入して、彼女がなぜ「くるみの幸せ」を壊したいのかに説得力を持たせる。
凌の役割を強化
凌の視点や心理描写を少し加える。彼が美波やくるみにどんな感情を抱いているのかを明確にすると、物語がさらに立体的になる。
くるみの心理崩壊を丁寧に描写
くるみが美波に対して依存し、裏切りを感じる心理の移行をもっと細かく書く。
展開を間引く
終盤の展開を少し減らし、特定のシーン(スマホ確認後の対決など)に焦点を当てて、じっくり描写する。
テーマを明確化
美波の計画が成功しても空虚感を味わう、あるいは予想外の報いを受けるなど、強いメッセージ性を持たせる結末にする。
このままでも十分に引き込まれるストーリーですが、心理描写の深掘りとテーマの明確化で、さらに印象的な作品になると思います。
採点
★前編
初稿 | 修正稿 | |||
好き | 脚本 | 好き | 脚本 | |
雨森 | 3 | 3 | 3 | 3.3 |
米俵 | 2 | 1 | 2.2 | 1.5 |
太郎 | 2 | 2.3 | 2.5 | 2.7 |
平均 | 2.33 | 2.10 | 2.57 | 2.50 |
合計 | 4.43 | 5.07 |
★後編
初稿 | 修正稿 | |||
好き | 脚本 | 好き | 脚本 | |
雨森 | 3 | 3 | 3 | 3.3 |
米俵 | 2 | 1 | 2.3 | 1.5 |
太郎 | 2 | 2.5 | 3 | 3 |
平均 | 2.33 | 2.17 | 2.77 | 2.60 |
合計 | 4.50 | 5.37 |
★ChatGPT
採点結果
キャラクター描写: 18/25
美波とくるみの二面性は魅力的だが、動機や背景の描写がやや浅い。凌のキャラクターが薄いのも減点要素。
プロットの完成度: 20/25
緊張感のある展開が評価できるが、終盤が詰め込みすぎで唐突な部分があるためやや減点。
テーマの明確さ: 14/20
二面性や嫉妬をテーマにしているが、最終的にどんなメッセージを伝えたいのかがぼやけている。
文章表現力: 13/15
映像的な描写や心理描写が優れているが、終盤のテンポが速すぎて読者を置いていく部分がある。
オリジナリティ: 12/15
SNSやブランドへの執着など現代的な要素が取り入れられており、独自性はあるが、どこか既視感もある。
総得点: 77/100
ストーリーやキャラクターは魅力的で読者を引き込む力がある作品。ただし、動機の深掘りやテーマの明確化が進むと、より完成度の高いものになるでしょう。
2025.1.23アップ