映画『マイ・インターン』(三幕構成分析#188)

今回の分析対象

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※あらすじはリンク先でご覧下さい。

※この作品は「物語分析会」でとりあげた作品です。詳細説明は会場で行いました。

分析会参加者のビート比較表

「好き」3.4 「作品」3.9 「脚本」3.3
BSsimple_My Intern

【ビートシート】

イルカメモ
フォールが機能していないということは、MPで「ベンとジュールズの友情関係が成立」した後、信頼を揺るがすような戻りがないということ。フォールはまれにプロットポイントのような働きになることがあるが(※ロバート・マッキーの捉え方やヴォルテクスの応用、この例の作品がいくつかある)、そうするとPP2にある「ジュールズの夫の浮気を目撃」が、次のプロットの始まりと捉えられる。構成上は、MP以降、PP2まで次のプロットが何も始まっていなくて停滞していると言えるが、MP~PP2のシーンを面白いと思う人が多いのであれば成立していると言えるか。人気はある作品だし。未回収になっているサブ的な要素を丁寧に処理していったときに、MP~PP2の構成的緩さが成立するのかは疑問。とりあえず一つの形としては興味深い構成にも思えてきた。

2024.2.24

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