脚本添削『My Love Story』(★4.47)

※このページで脚本が読めます(初稿と修正稿、PDF形式)。

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初稿(★4.24)

脚本_山極12v1『My Love Story』(おわり)_260426

山極瞭一朗
●自己採点
「好き」3.0「脚本」2.2
●ログライン100
恋人の清香と4年交際している健作は、プロポーズをするが、失敗したことで、今後の相談をすべく、後日清香を自宅に呼び出すが、そこで清香から結婚できない理由が、自身が既婚者だからだと告げられ、健作の恋が終わる。
●感想
たまにラブストーリーを無性に描きたくなる時があります。まさに今回がそうです。ビートを意識して描けたとかじゃなくて、ただラブストーリーが好きだから描いたと言った具合です。 自身の好きを意識して描くのもいいかなと思いました。 よろしくお願いします。

テーマ触媒3:「回想」「ミステリー」「はじまり」「おわり」「いちばん書きたいもの」

フィードバック

雨森れに
●採点
「好き」2「面白さ」1.9「没入感」2「題材」2「視点」1.9「構成」1.9「描写」1.9
●修正依頼
・登場人物の感情を調整をする
感情の話は難しいのですが、私の第一印象は「悲しみ」と書いてある積み木を目の前に置かれただけという感覚がしました。これは変化や葛藤がないため、感情が高ぶるエンジンが機能しないためだと思います。健作の悲しみを盛り上げるなら楽しい思い出や期待できる展開があるべきですし、清香の真実と健作の絶望をリンクさせるなら清香の目的というか思惑を見せたほうがいいです。清香側に触れることで最後の絶望感が盛り上がる効果も望めます。垣田が唯一の既婚者なので、そのあたりを絡めると使えるかもしれません。いずれにせよ、観客へのギフトを詰める必要があると思います。
●感想
・ビターな恋愛だなと思いました。健作も清香も大人で、現実的だと思いました。
・恋愛ものを書きたい衝動、すごくわかります笑 
・柱3、テーブル席の男女すべてが顔を寄せ合ってるというところでちょっとお色気なBARを想像していたので、急な男同士の話に入ってつまずきがありました。「店内にはカウンターとテーブル席があり、それなりに賑わっている。カップルが多く、仲睦まじく談笑している」みたいな書き方でもいいかな?と思いました。

米俵
●採点
「好き」2「面白さ」2「没入感」2「題材」2.5「視点」2「構成」1.8「描写」1.7
●修正依頼
・結婚していたことを知ったあとの健作を中心に描く。
既婚者だと明かされるまでの流れは分かりやすかったです。ただ、テーマの「恋の終わり」を描くのであれば、清香が既婚者だったという事実そのものよりも、それを知った健作が4年間の関係をどう受け止め、どんな反応や選択をするのかをもっと見たいと感じました。
現状でも、写真を剥がすことで健作が傷つき、恋が終わったことは伝わります。
ただ、それだけだと一般的な失恋の反応にも見えるため、今回の関係ならではの痛みがあると、より印象に残ると思いました。
また、既婚者をオチにしていることで、「4年間付き合っていて気付かないものなのか?」という疑問も出てきました。
なので、既婚者だったことを序盤や中盤で明かし、その後の健作の反応や選択を描く構成にすると、健作にとっての恋の終わりがより強く伝わると思いました。
●感想
ラブストーリーを書きたいという気持ちが伝わってくる作品でした。
プロポーズから始まり、バーでの相談、部屋での食事へ進んでいく流れは分かりやすく、健作と清香の関係が終わりに向かっていく空気も素直に読めました。

脚本太郎
●採点
「好き」2「面白さ」1.9「没入感」1.9「題材」2.2「視点」2「構成」1.9「描写」2
●修正依頼
・清香の態度と行動を合わせる
清香が悪いのは明らかだと思うのですが、あっさり去っていくところや、最後にアパートを見上げて「ごめん……」とこぼして去っていくなど、やむにやまれぬ事情があるかのようで違和感がありました。もしそういった事情があるなら匂わせるか描いてほしいし、ないなら調整してほしいと思いました。
●感想
・切ない雰囲気が全体的に伝わってくる作品だと思いました。
・「なぜプロポーズを断られたのか?」だけだと、先を読ませるエンジンとしてはやや弱く感じました。清香に少し怪しさを出したりすると、彼女を疑うかの葛藤や、オチに対してフリにもなるかと思います。

さいの
●採点
「好き」2「面白さ」2「没入感」2「題材」3「視点」2「構成」1.5「描写」2
●修正依頼
プロポーズ失敗の過程を描いて欲しいです。その方が主人公のリアクションを描きやすいかなと思います。
●感想
・「恋人が既婚者だった」という話は女性目線の話が多いので男性目線の話は新しさがあるように思います。「俺の四年間どうしてくれんだよ」みたいな強いリアクションにならない女々しいところも男って感じがします(偏見)。彼女を深追いせず、男側の悲壮感だけにフォーカスする方向で作るのも良い趣向だなと思いました。このセットアップだけで作るなら(彼女が既婚者だったのには深い訳が……みたいなことをやらないのなら)、「私、結婚してるの」をトップシーンでやってしまった方が良いと思います。

しののめ
パス

修正稿(★4.47)

脚本_山極12v2『My Love Story』(おわり)_260516
修正期間:2026.5.5→5.16(11日)

山極瞭一朗
●自己採点
「好き」3.0「脚本」2.2
●ログライン100 恋人の清香と4年交際している健作は、プロポーズするが、既婚者であると清香に打ち明けられ、失敗に終わるが、先輩の垣田から、このままでいいのかと問われ、未練の残る健作は、彼の知り合いの探偵麻巳子に清香の調査を依頼する。
●フック/テーマ
恋人の秘密/恋の終わり
●修正意図
結婚していたと知った後の健作を中心に描き、健作の感情を整理する構成へと修正を図りました。結果として清香の登場シーンを削ったので、彼女の行動原理などは謎のままとしました。
●感想
フィードバックありがとうございました!毎度ほぼ全編修正で恐縮です。 初稿から日が経ち、ラブストーリーを描きたいという欲がある程度薄れたため、純粋なラブストーリーから、サスペンス要素を追加しました。 ラストシーンはサスペンス感を強めるために追記しました。 カタリスト→既婚者であると告白。ディベート→垣田との会話。デス→知りたくない事実でも?に対し頷く。PP1→依頼成立。といった具合でしょうか。 よろしくお願いします。

修正稿へのフィードバック

雨森れに
●採点
「好き」2「面白さ」2「没入感」2.2「題材」2.2「視点」2「構成」1.9「描写」2.2
●感想
・大幅修正お疲れ様です! 毎回新しい気持ちで読めるし、初稿と比べると面白いので気にせずやっちゃってください!
・構成の調整が必要に思えました。デスで終わると、始まりの予感だけで観客は何も得られない状態になってしまいます。人間ドラマを深くすればデス終わりでも心に残る作品になりますが、今回はわりと壮大な物語なのでデス終わりは難しく感じました。act1:セットアップ、act2:メインストーリー、act3:クライマックスというのを意識してみてください。短編ではカタリスト=PP1と捉えてみるとやりやすいです。たとえばですが、長年付き合っていた恋人からの告白/友人から調査の提案~MP:探偵にあう~調査を依頼する/ここを足す ような構成を意識すると同じ内容でも印象に残るんじゃないかと思います。
・初稿では違和感なかったのですが、スマートエレガンスの装いで川を眺めてプロポーズが引っかかりました。会話から察するにいいレストランに行っていたと理解できました。そこでなぜレストランではなく川のある公園でプロポーズ?という疑問に繋がりました。
・壁にびっしりと恋人の写真だと個人的には壁一面に思えて怖かったです笑
・柱3まで、純粋に可哀想だと思いました。ショックを受けている様子がわかりやすくてよかったです。

米俵
●採点
「好き」2.2「面白さ」2.2「没入感」2.1「題材」2.5「視点」2.2「構成」2「描写」2
●感想
冒頭で清香が既婚者であることが明かされ、その理由を健作が知ろうとする流れになっていて、先を読ませる力が増していたと感じました。
また、垣田のキャラクターも2稿の方がかなり立っていた印象でした。バー店長としての立ち位置や、やや口の悪いツッコミによって、健作との掛け合いに勢いが出ていました。
ただ、健作が清香の秘密を追う物語として見ると、垣田から電話が来るよりも、健作の方から垣田の店に行って相談する流れの方が、主人公が自分の意思で動き出したように見えるかなと思いました。また垣田の知り合いの探偵に繋がる展開も、健作の行動の延長であれば、より自然に感じられる気がしました。

脚本太郎
●採点
「好き」2.2「面白さ」2.2「没入感」2.2「題材」2.2「視点」2.1「構成」2.2「描写」2.4
●感想
・序盤に結婚していることを明かしたことで、フックが大きくなったと思います。また、作中の清香に対する違和感もなくなりました。(結婚しているのに付き合っていたこと自体は違和感ですが)
・BARでの健作と垣田の会話が初稿より自然なものになっていて良かったです。
・終わり方、引きがあって気になるし、物語の途中で終わらせるのはルール上良いはずですが、個人的には、ここで情報が何もなくブツ切りにしてしまうと10分で区切りがついているか微妙になってしまうと思いました。

さいの
●採点
「好き」2「面白さ」2「没入感」2「題材」3「視点」2「構成」2「描写」2
●感想
・探偵を使う理由は(行方不明とかではなく)単に「直接聞けない」だけなんでしょうか?四年も交際してプロポーズに踏み切るくらいならそれくらいの信頼関係は築けていそうなように思い、直接恋人に尋ねる過程を飛ばすほどかなと違和感を覚えました。逆にそのような異常な関係性を説得力持って描くことができれば、魅力になり得ると思います。フラッシュアイデアとしては、自由恋愛ではなく許婚だったりで恋人ではあるけど距離感があるとかです。

しののめ
パス

ChatGPT
●一番大きな問題点:物語の核となる「清香が既婚者だった」という衝撃的な事実に対して、健作の感情の動きがやや弱く見える点。健作は深く傷ついているはずだが、怒りや裏切られた実感よりも「知りたい」が先行しているため、観客が感情移入するための“傷の深さ”が少し伝わりにくい。また、ラストで清香が何者かに追われる展開へ移行するものの、それまでの恋愛ドラマとの接続がまだ見えず、サスペンスへの転換がやや唐突に感じられる。健作が「真実を知りたい」と決意する流れと、清香側の危機がもう少し因果で結びつくと、続きへの期待がさらに高まる。
●良い点:冒頭のプロポーズから「私、結婚してるの」という一撃までの流れが非常に強力で、短いページ数の中で一気に観客を引き込めている。また、健作のキャラクター造形も魅力的で、単なる被害者ではなく、相手を責めるより理解したいと考える誠実さが作品全体のトーンを決定づけている。垣田との会話もテンポが良く、第三者だからこそ出せる常識的なツッコミが効いていて、健作の異質な優しさを際立たせている。探偵パートも自然に導入されており、「恋愛ミステリー」としての入口がしっかり機能している。
●応援メッセージ:読者が最も気になる情報を冒頭で提示し、その謎を追わせる構成が上手くできています。特に「なぜ既婚を隠していたのか」という問いは非常に強く、続きを読みたくなる力があります。ここから先は清香の秘密だけでなく、健作自身がその真実を受け止めてどう変わるのかが大事になりそうです。恋愛劇とサスペンスの両輪が成立するポテンシャルを感じるので、ぜひ終盤まで突き抜けてほしい作品です。

採点

初稿 修正稿
好き 脚本 好き 脚本
雨森 2.0 1.9 2.1 2.1
米俵 2.0 2.0 2.2 2.2
太郎 1.9 2.0 2.2 2.2
さいの 2.0 2.1 2.0 2.3
しののめ
山極 3.0 2.2 3.0 2.2
平均 2.18 2.06 2.29 2.19
合計 4.24 4.47

初稿「好き」詳細
好き 面白さ 没入感
雨森 2.0 1.9 2.0
米俵 2.0 2.0 2.0
太郎 2.0 1.9 1.9
さいの 2.0 2.0 2.0
しののめ
山極
平均 2.00 1.95 1.98
初稿「脚本」詳細
題材 視点 構成 描写
雨森 2.0 1.9 1.9 1.9
米俵 2.5 2.0 1.8 1.7
太郎 2.2 2.0 1.9 2.0
さいの 3.0 2.0 1.5 2.0
しののめ
山極
平均 2.43 1.98 1.78 1.90

修正稿「好き」詳細
好き 面白さ 没入感
雨森 2.0 2.0 2.2
米俵 2.2 2.2 2.1
太郎 2.2 2.2 2.2
さいの 2.0 2.0 2.0
しののめ
山極
平均 2.10 2.10 2.13
修正稿「脚本」詳細
題材 視点 構成 描写
雨森 2.2 2.0 1.9 2.2
米俵 2.5 2.2 2.0 2.0
太郎 2.2 2.1 2.2 2.4
さいの 3.0 2.0 2.0 2.0
しののめ
山極
平均 2.48 2.08 2.03 2.15

2026.6.9 アップ

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