「ライターズルーム」における提出脚本のためのヒントです。
029「山」
以前にあった「海」のような場所シリーズです。
「海」ではすぐに連想してしまいがちな夏に拘らないことを注意しました。それは、もちろん山にも言えることです。
また、一口に「山」と言っても、高さや地域など景色はまるで違います。
ピクニックのような気楽な山登りから、命がけの登山もあります。
山という舞台が、ドラマにどう影響するのか、考えながら描いてみましょう。
030「父親」
人間関係シリーズでは「母親」を過去に取り組みました。
今度は父親です。
精神分析的にみても「マザー」と「ファザー」には別の役割があります。
アメリカ映画では同性愛者が両親といった設定も多くみらます。
今回の「父親」は、生物学的な男性、遺伝学的な父親に限らないとします。
「父親」の役割というものに目を向けながら、描いてみてください。
031「アクション」
アクションシーンは、それだけで演出的な見せ場になります。
殴る蹴るといった身体動作だけでなく、剣、刀、銃といった武器、日常的にある道具をつかったアクションなどもあります(ハンガーをヌンチャクにする刑事とか!)。
また、スポーツシーンもアクションですし、車やバイクなどのカーアクションもあります。
専門的になれば細かい動作などの指示は、特技監督などの演出の範疇になりますが、そのアクションがストーリー上でどんな意味をもつかを描くのは脚本の仕事です。
ストーリー上で意義のあるアクションがあって、初めて肉体的動作が引き立つのです。
アクションが活きる展開をしっかり創りましょう。
032「ビジュアライズ」
過去に「ストーリーのビジュアライズ」という記事を書きましたが、その実践編というかんじです。
とりあえずはシチュエーション的な「大喜利」感覚で、やってみましょう。
いずれ、状況がわかりづらい写真から、積極的に想像力を働かせる感覚も養っていきたいところです。
今回の写真:
フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)
この写真から自由にストーリーを創ってみてください。
2023.6.18 公表
テーマ触媒のリスト
1:「犯罪者」「コメディ」「ホラー」「ラブストーリー」
2:「脚色」「二面性」「キーアイテム」「サイレント」
3:「回想」「ミステリー」「はじまり」「おわり」「いちばん書きたいもの」
4:「ことわざ」「母親」「光と影」「何も起こらない話」
5:「モノローグ」「イケメン」「夏」「動物」
6:「海」「時代劇」「ブス」「タイトルオマージュ」
7:「音楽」「冬」「セクシーさ」「小説」
8:「山」「父親」「アクション」「ビジュアライズ」
9:「珍味」「春」「兄弟」「冒頭セリフ指定」
10:「想い出」「東京」「植物」「身体障害者」
11:「色」「パーティー」「手紙」「スポーツ」
12:「死んだ友人」「秋」「超能力」「逃亡者」
13:「昆虫」「プロット指定」「姉妹」「匂い」
14:「結婚」「AI」「不可能」「警察官」
15:「電話」「トラウマ」「雨」「当て書き」
16:「大きな決断」「登頂」「どん底」「夢オチ」
17:「ワンシチュエーション」「2人だけ」「視線」「手指」
18:「別れた恋人との再会」「キスシーン」「復讐」「ニュース記事から」
19:「殺人シーン」「病院」「飢餓感」「血」
20:「子供」「鏡」「恥」「自分をモデルに」
※書き方のルールなどについては「脚本作法」の記事も参照してください。