脚本添削『残業×過労屍×ハラスメントデスマッチ地獄』(★4.26)

※このページで脚本が読めます(初稿と修正稿、PDF形式)。

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初稿(★4.04)

脚本_太郎23v1『残業×過労屍×ハラスメントデスマッチ地獄」』()_260320

脚本太郎
●自己採点
「好き」2「脚本」1.7
●ログライン100
倉庫作業員の東堂は主任の松本から激しいパワーハラスメントを受けるも、泰然とした態度で交わし、同僚たちを惹き付ける。さらに松本から自殺に追い込まれそうになるも、返り討ちにする。
●感想
・テーマ触媒:なし
・ネタがなさすぎてかなり苦し紛れに終わらせてしまいました。次シーズンまでにはきちと書きたいことを整理していきます。
よろしくお願いします。

フィードバック

雨森れに
●採点
「好き」1.3「面白さ」1.3「没入感」1.3「題材」2「視点」1.8「構成」1.3「描写」1.3
●修正依頼
・春野を立たせる、もしくは削る
男ABがいることで春野の視点を奪われてしまっているように思えました。トップシーンが春野であるなら、春野を効果的に使う必要があると思います。ことの顛末の目撃者にする、東堂に共鳴し立ち上がるなどの追加を全編通して調整したほうがいいかもしれません。それか第三者視点を男ABに託して削るのもありかと思います。
●感想
・松本の声でフォークリフトの制御が失われるのが面白いと思いました。「自害しろ!」の後は別で柱立てして第三者視点を挟むのも動きが出ていいと思います。
・柱1が緊張感ある長回しだったので、柱2が唐突に感じました。松本の言動にドン引きすると同時に東堂を応援したくなってくる流れだと思うので、デスマッチ部分があったほうがより入り込めるかもしれません。

以下、いつもよりルールミスと誤字が目立ったので箇条書きにしておきます。
・松本初登場時、下の名前抜けてます。
・東堂初セリフ後のト書き、「松本、身体をひうる早生、」わかりませんでした。震わせ、でしょうか。
・男ABの最初のセリフ、名前のあとのスペース多いです。
・句読点で終わるセリフが数回あり、その意図がわかりにくかったです。東堂の場合は間に動作を挟んだからだと理解しました。でも「、」で終わらせることはせず、通常通りで理解できます。ゆっくりとした所作をイメージしたいなら、それをト書きに書いてください。その他、男Aと松本の場合はなぜでしょうか。話してる途中に割り込まれてしまう状況でしたらこれもト書きで書いてください。
・3ページ目中央、AIだけ別フォントになっています。
こういうのが多いと没入感が減ってしまいます。もったいないので注意したほうがいいと思います。私にも言えることなのでお互い気を付けましょう!

米俵
●採点
「好き」2「面白さ」2.1「没入感」1.8「題材」2.2「視点」2「構成」1.8「描写」2
●修正依頼
・ハラスメントデスマッチに至る流れを作る。
ハラスメントデスマッチという発想がどこから出てきたのか分からず、松本の思考や行動の繋がりが飛躍しているように感じました。
それまでのパワハラの延長として、なぜデスマッチに至るのか、動機や発想のプロセスが見えると、より納得感が出ると思いました。
●感想
誇張されたやり取りやキャラクターの強さが特徴的で魅力があると感じました。
全体的にテンションの高い掛け合いが印象に残りました。

さいの
●採点
「好き」3.5「面白さ」2.5「没入感」2.7「題材」3「視点」2.5「構成」2.5「描写」1.5
●修正依頼
・春野「神だ」の対象が東堂であるということが文脈から読み取るしかないのでト書きで指して欲しいです。全体的に、職場の暴君であり誰も反逆できない存在である松本に立ち向かうからこそ、春野には東堂が神に見えるという描写がもっと欲しいです。
●感想
・見応えのある会話だったと思います。いつもの長回しではあるのですがシンプルで分かりやすい構図と、フォークリフト激突などの小ネタも面白く興味を持って読めました。
・ハラスメントデスマッチの意味は私も分かりかねました。

しののめ
パス

山極瞭一朗
●採点
「好き」2.3「面白さ」2.2「没入感」2.0「題材」2.4「視点」2.3「構成」2.0「描写」2.0
●修正依頼
・デスマッチに意味をもたせる。
→現状、パワハラ上司と平然とする年上部下のバトルがうまく展開されている中で、ハラスメントデスマッチを申し込むという行動の意味が今ひとつピンとこなかった印象がありました。太郎さんの描きたいところと相反してしまうかもしれませんが、ハラスメントデスマッチというところにとらわれずとも、テーマある作品になるように感じました。
●感想
・ラストの描写は面白かったです。結局死ぬ松本と、極めて平然としている東堂の対比は素敵でした。どっちが悪いのか、単純な物差しで測れないようなそんな感覚があります。
・春野はあくまで傍観者的立ち位置で、本作においては登場ぜずとも作品は成立するように感じ、登場するとしたら、東堂と接点を持つシーンなどがほしいようにも感じました。

修正稿(★4.26)

脚本_太郎23v2『残業×過労屍×ハラスメントデスマッチ地獄」』()_260331
修正期間:2026.3.28→3.31(3日)

脚本太郎
●自己採点
「好き」2.2「脚本」1.8
●ログライン100
倉庫作業員の東堂は主任の松本から激しいパワーハラスメントを受けるも、泰然とした態度で交わし、同僚たちを惹き付ける。さらに松本から自殺に追い込まれそうになるも、返り討ちにし、隠れバイオレンサーの春野からの革命の誘いも断る。
●修正意図
・春野の東堂に向けた心情を明確にする。
・春野を名前のあるキャラとして出す意義を持たせる→積極的に東堂と関わらせました。
・ハラスメントデスマッチは不自然なのでその設定は削りました。
●感想
かなり苦し紛れな自覚はありますが、その中でもキャラや設定の必要性を考えることができました。

修正稿へのフィードバック

雨森れに
●採点
「好き」2「面白さ」2「没入感」2「題材」2「視点」1.8「構成」1.5「描写」1.3
●感想
・春野のキャラが立って存在理由ができたように思います。革命に誘うぐらいの過激さがあるなら、序盤から醸し出してほしい気もしました。
・柱5を追加したことでBB要素ができた。
・柱2、柱5の終盤でアクション的な面白さが加わった。
・タイトル要素を画で表現できていないので、物足りなさを感じました。MP、バトルあたりでセリフ以外の描写を使って見せて欲しいです。

米俵
●採点
「好き」2「面白さ」2.3「没入感」2「題材」2.3「視点」2「構成」2「描写」2.2
●感想
・初稿と比べて、春野の役割が大きくなったことで作品の広がりが出ていたと思います。また、単なる松本と東堂のやり取りだけで終わらない形になっていたのは良かったです。
・一方、後半でかなり別方向の要素が加わった印象でした。前半の職場ハラスメントの誇張コメディとしての面白さに対して、後半は春野の思想や東堂の物理的な強さがメインとなり、別の作品が始まったようにも感じました。前半の延長線上で魅力を強めたというより、別の面白さを接ぎ木したような印象があり、そのぶん作品全体の軸がブレてしまったように思いました。
個人的には、方向を広げるにしても、東堂の魅力をハラスメントだけを無効化してしまう異質さに絞った方がまとまりが出るように感じました。

さいの
●採点
「好き」3.5「面白さ」2.2「没入感」2.3「題材」3「視点」2.5「構成」2.2「描写」1.5
●感想
・ハラスメントデスマッチ要素を削った以上に新しい要素も増えて、正直なところそっちに行ってしまったかという読後感でした。
・松本が言葉だけで相手を自殺させられることを、超常的な能力としてデフォルメ化して扱うというコンセプトは面白いと思います。後半の春野との会話は流石に長すぎるように思います。早めにモップで肩を貫通させて、春野の内面はそれに対するリアクションの中で描くという形の方が見やすいかなと。現時点だと春野は東堂を立てる噛ませ犬なだけという感じなので、そこまで春野のキャラを掘り下げる必要もないように思います。

しののめ
パス

山極瞭一朗
●採点
「好き」2.3「面白さ」2.3「没入感」2.0「題材」2.4「視点」2.3「構成」2.2「描写」2.2
●感想
・8ページに「終」とあり、9ページがありました。これはミスでしょうか。
・春野が後半積極的に物語に関わるようになったことで、名前をつける意味が芽生えたように感じます。一方で、思想がかなり過激で、やや唐突な感は否めなかった印象です。
・また、ハラスメントデスマッチがなくなったことで、そこにいきなり感はなくなったものの、タイトルにハラスメントデスマッチとあるので、タイトルに違和感を覚える形になったように感じました。

ChatGPT
●一番大きな問題点:トーンのコントロールが崩れていて、作品の軸が散漫になっている点。序盤はブラック企業×パワハラの風刺として非常に良い切り口なのに、途中から能力バトル化・言葉の物理破壊・剣戟アクションへとジャンルが飛躍しすぎて、「何を主題として観るべきか」がぼやけてしまっている。その結果、せっかくの社会風刺やキャラクターの面白さが“ネタの強さ”に埋もれてしまっている。
●良い点:発想のオリジナリティと勢いはかなり強い。「言葉の暴力が物理現象として作用する」「呆れ笑いで無効化する主人公」など、アイデア単体のパンチ力が非常に高く、セリフもリズムが良くて読ませる力がある。特に東堂の“理解しているのかしていないのか分からない受け答え”は強烈なキャラクター性になっている。
●応援メッセージ:この脚本は“普通に整える”より、“どこを核にして尖らせるか”を決めた方が一気に化けるタイプです。風刺に振り切るのか、バトルコメディとして突き抜けるのか、その一点を定めれば武器はすでに十分すぎるほど揃っています。かなり異質で記憶に残る作品になる素質があるので、このまま遠慮せず尖らせていってほしいです。

採点

初稿 修正稿
好き 脚本 好き 脚本
雨森 1.3 1.6 2.0 1.7
米俵 2.0 2.0 2.1 2.1
太郎 2.0 1.7 2.2 1.8
さいの 2.9 2.4 2.7 2.3
しののめ
山極 2.2 2.2 2.2 2.3
平均 2.07 1.97 2.23 2.03
合計 4.04 4.26

初稿「好き」詳細
好き 面白さ 没入感
雨森 1.8 1.8 1.8
米俵 2.0 2.0 2.0
太郎
さいの 2.0 2.0 2.0
しののめ
山極 2.3 2.5 2.2
平均 2.03 2.08 2.00
初稿「脚本」詳細
題材 視点 構成 描写
雨森 2.5 2.1 1.5 1.8
米俵 2.8 2.3 2.0 2.0
太郎
さいの 3.0 2.5 2.0 2.0
しののめ
山極 2.4 2.5 2.0 2.0
平均 2.68 2.35 1.88 1.95

修正稿「好き」詳細
好き 面白さ 没入感
雨森 2.0 2.0 2.0
米俵 2.0 2.3 2.0
太郎
さいの 3.5 2.2 2.3
しののめ
山極 2.3 2.3 2.0
平均 2.45 2.20 2.08
修正稿「脚本」詳細
題材 視点 構成 描写
雨森 2.0 1.8 1.5 1.3
米俵 2.3 2.0 2.0 2.2
太郎
さいの 3.0 2.5 2.2 1.5
しののめ
山極 2.4 2.3 2.2 2.2
平均 2.43 2.15 1.98 1.80

2026.4.22 アップ

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