※このページで脚本が読めます(初稿と修正稿、PDF形式)。
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初稿(★4.54)
脚本_山極13v1『孤独な16時』(サイレント)_260530
山極瞭一朗
●自己採点
「好き」2.3「脚本」2.0
●ログライン100
友達のいない勇気は、クラスメイトに誘われ公園に遊びに行くが、誰もおらず、はめられたと気づき、帰ろうとするが、謎の女性ナツカに出会い、交流を重ねる中で心を通わせるが、警察が来て、ナツカが誘拐殺人の罪で逮捕され、勇気は一人になる。
●フック/テーマ
女性の正体/孤独と喪失感
●感想
第一にト書きの描写に課題があると常日頃から実感しており、今回は敢えてサイレントに挑みました。 ト書きだけで表現することの難しさを実感し、テーマをうまく表現できていないようにも感じています。修正稿でそのあたりをうまく表現できればと考えています。 文字情報使っています。 よろしくお願いします。
テーマ触媒2:「脚色」「二面性」「キーアイテム」「サイレント」
フィードバック
雨森れに
パス
米俵
●採点
「好き」2.3「面白さ」2.1「没入感」2.1「題材」2.5「視点」2.2「構成」2.5「描写」2.2
●修正依頼
・2人の関係が生まれるきっかけを明確にして欲しい
現状だと勇気とナツカの関係性が早く進みすぎている印象でした。
滑り台、ブランコ、砂場で遊ぶシーンによって楽しそうな空気は伝わるのですが、勇気にとってナツカが特別な存在になっている印象まではまだ弱い気がしました。単に一緒に遊んでくれた綺麗な女性で終わってしまうと、ラストでテレビを消す勇気の気持ちが届きにくいと感じました。
たとえば、勇気が学校で誰にも見てもらえなかったものをナツカだけが見つける/勇気の好きなゲームやキャラクターに反応するなど、二人だけの小さな接点が一つあると、ラストの喪失感が強くなるように思いました。
また、勇気が最初はナツカに警戒したり、子ども扱いされることに少し抵抗したりする描写があると小学校高学年らしさも出て、そこから心を許していく変化がより伝わると思いました。
●感想
孤独な少年が、ほんの一瞬だけ自分を見てくれる大人と出会ったように見えて、実はその相手が誘拐殺人事件の容疑者だったという展開は、後味が悪くて良いと思いました。
教室・田園・公園・白いワンピース・麦わら帽子などの絵で見せようとしている点も良かったです。
脚本太郎
●採点
「好き」2.5「面白さ」2.3「没入感」2.2「題材」2.7「視点」2.7「構成」2.4「描写」2.3
●修正依頼
・碧にノートの切れ端を渡されるより前に、勇気の孤独をセットアップする
→ほとんどいきなり誘われているので、それより前に勇気の孤独をセットアップしておいた方が、誘われた際の気持ちを想像しやすくなり、入り込みやすくなると思います。
●感想
・自分はまだサイレントをやったことがないですが、台詞なしでストーリーを進行させるのは凄い労力なんだと思います。
・ナツカの正体が明かされるのは唐突でしたが、このストーリーの場合は、むしろ唐突であることが活きてると思います。とはいえ、事件のことには触れないまでも、多少はナツカの怪しさをセットアップしておいた方が良いとも思いました。
さいの
●採点
「好き」2「面白さ」2「没入感」2.3「題材」3「視点」2.3「構成」2「描写」2.3
●修正依頼
・ナツカと勇気の交流にもっと尺を割いて欲しいです。冒頭の一人ぼっちにされる部分、終盤の逮捕劇はもっと省略可能と思います。構成的にはナツカ登場がカタリストになるくらいにして二人の交流をメインとして描き、二人の親密度のアークを上げ切ったところで逮捕劇に持っていくような感じです。
●感想
・現状は最後の逮捕劇によるネタバラシ的な趣向が強いのですが、二人の情緒的な交流の部分で魅せて欲しいなと思います。逮捕がオマケにすぎないくらい、無くてもいいくらいの仕上がりだとテーマも見えてくるのではないかなと。誘拐殺人といった強いネタに筆が負けない強さが欲しいです。
・いじめっ子がメモを渡す部分はサイレント化に際して苦慮された点なのかなとは思うのですが、いじめられてるということさえ分かればいいのでもっと描きやすいいじめの方法でいいのではと思います。それか、メモ部分のセットアップがなくとも柱4から始めても十分伝わるし、ナツカ登場がカタリストになるので構成的にも締まるように思います。
しののめ
パス
修正稿(★4.90)
脚本_山極13v2『孤独な16時』(サイレント)_260624
修正期間:2026.6.7→6.24(17日)
山極瞭一朗
●自己採点
「好き」2.5「脚本」2.2
●ログライン100
いじめられっ子の勇気は、ひとりぼっちで公園にいると、謎の女性ナツカと出会い、最初は警戒していたが、次第に打ち解け心通わせ、孤独ではなくなるが、警察が来て、ナツカは誘拐殺人の罪で逮捕される。
●フック/テーマ
女の正体/孤独と喪失感
●修正意図
・孤独であることを簡略化して描き、ナツカとの交流に時間を割くように調整しました。
・交流において駆け足にならぬよう、勇気のリアクションが徐々に楽しそうになるようにト書きで調整するように意識しました。
・それに伴い、碧は存在自体をなくしました。
●感想
フィードバックありがとうございました。ト書きだけで描くことの難しさを実感した作品でした。
ただ初稿より、好き度は上げられたかなと感じています。
文字情報使っています。
よろしくお願いします。
修正稿へのフィードバック
雨森れに
パス
米俵
●採点
「好き」2.5「面白さ」2.4「没入感」2.5「題材」2.7「視点」2.5「構成」2.5「描写」2.5
●感想
・勇気のTシャツと同じキャラクターのカードをナツカが出すことで、ナツカがただ一緒に遊んでくれた綺麗な女性ではなく、自分の好きなものを見つけてくれた人に見えるようになっていたのが良かったです。
また、赤いバッグの中のグッズや、追いかけっこ中にナツカの目の光が消える描写によって、ただ優しい女性ではない不穏さも初稿より強くなっていたと思います。ラストで勇気がカードを握っているのも、あの時間が怖いだけではなく、勇気にとって少し救いでもあったことが残っていて印象的でした。
・一方で、初稿にあった4時に公園へ呼び出されるという要素がなくなったことで、タイトルの「孤独な16時」の意味が少し弱くなってしまったように感じました。
また、勇気の遊び方は少し年齢より幼く見えたので、12歳らしい照れや自意識がもう少しあると自然に感じられるように思いました。
脚本太郎
●採点
「好き」2.6「面白さ」2.4「没入感」2.5「題材」2.7「視点」2.7「構成」2.6「描写」2.4
●感想
・勇気がナツカと仲良くなるまでに段階が出たので、初稿より自然になったかと思います。
・ショルダーバッグの中身から視覚的にナツカの犯行が示唆されるのが、説明的でなく良いと思いました。
・二人の出会いが早まったのは良いのですが、16:00である意味が初稿より薄まったと思います。タイトルが違えば気になりませんでしたが
さいの
●採点
「好き」2.3「面白さ」2.3「没入感」2.3「題材」3「視点」2.5「構成」2.2「描写」2.3
●感想
・冒頭が刈り込まれて初稿よりスムーズな導入になったと思います。カード要素が無かった初稿の方が勇気の喪失を描いていたとも取れるし、大量のカードによって気味の悪さを演出できていたとも感じました。難しい塩梅ですがカードを使うなら個人的アイデアとしては、カードを渡す→不審がって受け取らない→交流を深める→友情の印的に受け取る→次々カバンからカードが出てくる、という感じです。
・16時を使ったリフレインのアイデアは、最後も16時に孤独であることを示した方が上手く対比になるのかなと思います。その点、いじめだけでなく家に帰っても孤独であることは冒頭でもセットアップしたらいいのかなと。
しののめ
パス
ChatGPT
●一番大きな問題点:物語の核となる「ナツカが勇気と過ごした時間の意味」が、やや伝わり切っていない点です。ラストでナツカが誘拐殺人事件の容疑者として逮捕されることで物語は大きく反転しますが、彼女がなぜ勇気を選び、なぜ一時間だけ一緒に過ごしたのか、その目的や心情は意図的に伏せられています。その曖昧さが余韻にもなっている一方で、観客によっては「結局何がしたかった人物なのか」という疑問の方が強く残る可能性があります。途中で同じキャラクターのカードやグッズを持っていること、刑事が少年の写真を見せることなどから、過去の被害者を重ねていることは推測できますが、その推測がテーマにまで結び付くほどの確信には至りません。あと一つだけ彼女の内面や行動の理由を示す手掛かりが加われば、ラストの衝撃だけで終わらず、「あの一時間にはこんな意味があったのか」と観客の中で物語が完成する作品になると感じました。
●良い点:静かな空気の中で少しずつ違和感を積み重ね、最後に一気に意味を反転させる構成が非常に巧みでした。冒頭でいじめられている勇気を描き、誰もいない公園でナツカと出会い、言葉を交わさないまま遊ぶという流れは、不思議で優しい時間として成立しています。しかし、その穏やかさの中に、時計が何度も映ることや、キャラクターグッズ、真っ赤なバッグ、時折見せるナツカの表情など、小さな違和感が丁寧に散りばめられており、終盤の逮捕シーンでそれらが一気に不穏な意味を帯びる構成は見事でした。また、ラストでテレビから流れるニュースと、勇気がカードを握り締める姿だけで締める余韻も印象的で、説明し過ぎない潔さが作品の雰囲気によく合っています。
●応援メッセージ:派手な事件を描くのではなく、一時間という限られた時間の中で人物同士の距離や感情を積み重ね、それを最後にひっくり返す構成にセンスを感じました。台詞が少ない分、帽子やバッグ、カード、時計といった小道具を繰り返し使って感情を表現している点も、この作品ならではの魅力です。ナツカという人物の行動原理がもう少しだけ観客に伝われば、単なるどんでん返しではなく、見終わった後も長く考え続けたくなる作品になると思います。不穏さと切なさが同居した世界観には独特の引力があり、短編映画として映像で見てみたいと思わせる脚本でした。
採点
| 初稿 | 修正稿 | |||
| 好き | 脚本 | 好き | 脚本 | |
| 雨森 | ||||
| 米俵 | 2.2 | 2.4 | 2.5 | 2.6 |
| 太郎 | 2.3 | 2.5 | 2.5 | 2.6 |
| さいの | 2.1 | 2.4 | 2.3 | 2.5 |
| しののめ | ||||
| 山極 | 2.3 | 2.0 | 2.5 | 2.2 |
| 平均 | 2.23 | 2.32 | 2.44 | 2.46 |
| 合計 | 4.54 | 4.90 | ||
| 初稿「好き」詳細 | ||||
| 好き | 面白さ | 没入感 | ||
| 雨森 | ||||
| 米俵 | 2.3 | 2.1 | 2.1 | |
| 太郎 | 2.5 | 2.3 | 2.2 | |
| さいの | 2.0 | 2.0 | 2.3 | |
| しののめ | ||||
| 山極 | ||||
| 平均 | 2.27 | 2.13 | 2.20 | |
| 初稿「脚本」詳細 | ||||
| 題材 | 視点 | 構成 | 描写 | |
| 雨森 | ||||
| 米俵 | 2.5 | 2.2 | 2.5 | 2.2 |
| 太郎 | 2.7 | 2.7 | 2.4 | 2.3 |
| さいの | 3.0 | 2.3 | 2.0 | 2.3 |
| しののめ | ||||
| 山極 | ||||
| 平均 | 2.73 | 2.40 | 2.30 | 2.27 |
| 修正稿「好き」詳細 | ||||
| 好き | 面白さ | 没入感 | ||
| 雨森 | ||||
| 米俵 | 2.5 | 2.4 | 2.5 | |
| 太郎 | 2.6 | 2.4 | 2.5 | |
| さいの | 2.3 | 2.3 | 2.3 | |
| しののめ | ||||
| 山極 | ||||
| 平均 | 2.47 | 2.37 | 2.43 | |
| 修正稿「脚本」詳細 | ||||
| 題材 | 視点 | 構成 | 描写 | |
| 雨森 | ||||
| 米俵 | 2.7 | 2.5 | 2.5 | 2.5 |
| 太郎 | 2.7 | 2.7 | 2.6 | 2.4 |
| さいの | 3.0 | 2.5 | 2.2 | 2.3 |
| しののめ | ||||
| 山極 | ||||
| 平均 | 2.80 | 2.57 | 2.43 | 2.40 |
2026.7.5 アップ
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