プロットを考える2「小説でのプロットポイント」
今回は小説ではプロットポイントがどう影響するかについて考えていきます。
今回は小説ではプロットポイントがどう影響するかについて考えていきます。
競技場から少しジョギングするとランニングコースに出られる。そこから脇道に入ると静かな木陰がある。僕は決まってレース前にはここへ来る。あと二時間でいろんなことが変わってしまうだろう、と考えてからすぐに打ち消そうとした。高校陸上のインターハイ地区予選。僕は三年生で予選止まりの実力。今から二時間後の午前十時が千五百メートルのスタート時刻。その五分もすればレースは終わる。中学から六年間やってきた僕の陸上生活も終わる。
「お客さん。さっきからオレンジジュースばかりで七杯も飲んでいなさる。体に悪いことはないが胃にたまるでしょう」「そうさ、だからこうしてさっきから便所に通いつめてるじゃあねえか」男はこの日アルコールを口にしていない。店の主人がいったようにオレンジジュースばかりである。
十八になった。もう十八かと思った。二ヶ月になる彼と朝から会って、いつもの店でいつものコーヒーを飲んで、「何処へ行く?」と聞かれたので「帰る」と答えた。彼はしばらく黙ってから「じゃあ駅まで送る」とぼそっと言った。電車に乗って考えた。駅に着いて家までの五分の道で考えた。「もう別れよう」と、メールを送った。
物語そのものをコントロールするプロットポイントについて考えます。
あくまで一般的な選考方法です。参考までに。
「古稀って知ってるか?」年寄りじみた下衆な仕草で女の子の肩に手を回した。こんなえろじじいが確かに僕より物を知っていて、世の中でも認められている。節くれ立った手ははじめ叩くように触れて、そのまま女の子の肩に置かれたままになった。僕は目を逸らす。
俺の名前はシュガー。職業は私立探偵。依頼はまだない。
有名なジョルジュ・ポルティの36の劇的局面の紹介
倒れてから、ああ、いいのを一発もらったんだとわかった。ダウンしたボクサーが立ちあがるかどうか10カウントの間に起きる迷いと決断。