プロットを考える20「ファイナルイメージ」

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前回の「ビッグバトル」に勝利して、自らが英雄であることを証明して「二つの世界の導師」となります。
二つの世界とは、冒険をする前の村での経験と、冒険をした先で得てきた経験を持っています。ただ外からやってきた存在は村にとっては異端者でしかありません。
導師mentorとは指導者のこと。「旅」を経た王子が王となったり、通過儀礼を経た子供が大人として認められること。2つの世界を往き来できる英雄は「生きる自由」をも得ます。
(「二つの世界の導師」、「生きる自由」は(『千の顔をもつ英雄』にある言葉です)

最後のビート「ファイナルイメージ」はエピローグと言い替えられます。
ビッグバトルの終了をビッグフィニッシュと呼びます(これはリンダ・シガーが『ハリウッド・リライティング・バイブル 』で使っている用語です)。
終わった後は、その後、どうなったかをさらっと説明するだけです。ポイントはここで長々とひっぱらないことです。目安は5分以内です。ここまで来てからサブキャラクターのエピソードなど語っては絶対にいけません。
「ビッグバトル」で観客の興味は最大限にもっていくべきだし、ビッグフィニッシュで観客の興味は切れているので、あとはスッと去るべきです。

テーマがはっきりしているストーリーであれば、セリフや説明でなくどんな映像を見せることが効果的かは明確なはずです。それこそがファイナルイメージです。

これで「プロットを考える」シリーズはおわります。
何かご意見、ご質問などありましたらコメント欄にどうぞ。

★まとめ:
・「ファイナルイメージ」はエピローグ。
・5分以内でおわらせる。
・セリフよりも映像で見せる。

イルカの音声解説はこちら(※しまうまさん抜きで録音しています)

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