https://www.shortoftheweek.com/2017/08/02/incident-by-a-bank/
※期間はわかりませんが、リンク先で作品が視聴できます。
一個人の感想
リューベン・オストルンド監督の作品。『71フラグメンツ』と似た題材の中、演出の対比も面白い。ある方とハネケ監督は「無関心」、オストルンド監督は「傍観者」がテーマにあるという話をした。無関心は本人も気づいてないような部分を観客に見抜かせようとするような視点でハネケ監督はカメラも動かない。傍観者は「傍で観る程度の関心」はあるので、カメラが動く。けれど、ゆっくり。驚いたときに素早く対象を追う視点のカットしてショットではない。銀行で銃乱射という衝撃的な内容を、このショットで捉えられる二人の監督は実に興味深い。どちらもパルムドールをとってる監督だが、雰囲気だけのミニプロット作家とはレベルが違う。
緋片イルカ 2023.3.7