映画『メトロポリス』(視聴メモ)

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※結末までの内容を含むことがございますのでご注意ください。

感想

「好き」2 「作品」3 「脚本」2

手塚治虫の原作は読んだことがない。1927年公開の『メトロポリス」も見たことがない。SF小説の歴史のようなものをいえば、さらに元ネタがあるんだろうが知らない(※アイデアは時代の要請でもあるので元ネタの最初にあたるものに価値があるとは言えない)。何度も使われているモチーフで、真新しさはないもののロボットと共存する「メトロポリス」という舞台や世界観は描き込まれているとは感じた。その点においては作品4点以上はつけたいぐらいだった。音楽も良かった。だが、致命的に視点やショットと脚本が悪くて、見ているのがつらくなるほど。脚本の分量が尺にあってなかったのではないか?と感じたほど、全体的に間延びしていて眠気を誘う。手塚治虫は(当時の)マンガだから許容されている展開などが、かなりあるが、処理が不十分すぎる。ケンイチというキャラクターはまるで主人公の役割を担えていなく、誰にも感情移入できない。2001年公開らしいが、もう10年ぐらい前の映画なら許容できるが。

緋片イルカ 2024.1.13

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