「ライターズルーム」における提出脚本のためのヒントです。
025「音楽」
音楽がメインストーリーに絡むように描いてください。
必ず、その音楽がかかるシーンを入れてください。
演出上で、ＢＧＭとしてかかるという意味ではなく、シーンとして音楽が慣れるようにして下さい。
面倒は避けるため既存の歌謡曲の利用はなし。歌詞の引用も✕
会話などで歌詞を使いたいなら、オリジナルを部分的に作詞してください（これぐらいセリフのセンスの範囲です）。
クラシックの曲名は問題なし。
026「冬」
季節シリーズです。
「夏」同様に、安直なイメージに引っぱられないように注意しましょう。
冬ならではの寒さや雰囲気が、ドラマに絡まるように、ドラマを影響を与えるように使いましょう。
ただ、設定上で「冬」というだけなら、季節の意味がありません。
むしろ、指定されると撮影手間がかかるだけです。
「冬」でないといけないドラマを創りましょう。
027「セクシーさ」
これは「イケメン」「ブス」などのキャラクターシリーズの延長です。
セクシーさは、変な解釈で逃げず「性的な魅力」と捉えてください。
男性、女性、LGBTなどは問いませんが、セクシーさを放っている人と、それを感じとっている人は出してください。
安直なセクシーはコメディになりかねません。
しっとりした魅力を描けると、素敵なドラマが描けるようになるでしょう。
028「小説」
特殊課題です。あえて脚本ではなく小説を書いてください。
脚本は「柱」「セリフ」「ト書き」で書かれるため技術的な物語ですが、企画書やシノプシスなどを書く際には、小説的な文章力も当然に求められます。
条件は「４００字詰め換算で５枚以上～１０枚以内」とします。
テンプレートはなし。ワードの縦書き設定で自由にやってください。
この課題の目的は「視点」にあります。
小説で人称の問題がありますが、これが定まっていない文章はとても読みづらく、脚本ではキャラクターアークにも関わります。
「一人称」か「三人称」かはしっかり意識して書いてください。どちらで書いたつもりか明記してください。
2023.6.17 公表
テーマ触媒のリスト
1：「犯罪者」「コメディ」「ホラー」「ラブストーリー」
2：「脚色」「二面性」「キーアイテム」「サイレント」
3：「回想」「ミステリー」「はじまり」「おわり」「いちばん書きたいもの」
4：「ことわざ」「母親」「光と影」「何も起こらない話」
5：「モノローグ」「イケメン」「夏」「動物」
6：「海」「時代劇」「ブス」「タイトルオマージュ」
7：「音楽」「冬」「セクシーさ」「小説」
8：「山」「父親」「アクション」「ビジュアライズ」
9：「珍味」「春」「兄弟」「冒頭セリフ指定」
10：「想い出」「東京」「植物」「身体障害者」
11：「色」「パーティー」「手紙」「スポーツ」
12：「死んだ友人」「秋」「超能力」「逃亡者」
13：「昆虫」「プロット指定」「姉妹」「匂い」
14：「結婚」「ＡＩ」「不可能」「警察官」
15：「電話」「トラウマ」「雨」「当て書き」
16：「大きな決断」「登頂」「どん底」「夢オチ」
17：「ワンシチュエーション」「2人だけ」「視線」「手指」
18：「別れた恋人との再会」「キスシーン」「復讐」「ニュース記事から」
19：「殺人シーン」「病院」「飢餓感」「血」
20：「子供」「鏡」「恥」「自分をモデルに」
※書き方のルールなどについては「脚本作法」の記事も参照してください。