※このページで脚本が読めます(初稿と修正稿、PDF形式)。
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初稿(★3.50)
脚本太郎
●自己採点
「好き」1「脚本」1.2
●ログライン
失言のせいで友人である紗香から避けられるようになった口下手な仁志は、姉の仁美から発破をかけられたことで紗香に自分の真意をきちんと話し、彼女を励ますことに成功する。
●ねらい
・大筋がシリアスなコメディを書く。
・効果的な回想シーンを書く。
●自由感想
もう一度コメディに挑戦しました。
テーマ触媒は「回想」ですが、改めてその扱いの難しさを実感しました。
よろしくお願いします
テーマ触媒3:「回想」「ミステリー」「はじまり」「おわり」「いちばん書きたいもの」
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雨森れに
●採点
「好き」2.5「脚本」2
●ログライン100
普段から紗香の努力を見ている仁志は、本番を控える紗香の気持ちをほぐすために「早くなくてもいい」と失言して距離を置かれてしまうが、仁美に諭され丁寧に気持ちを伝えたことで紗香の支えになる。
●テーマ/フック
気持ちを伝えることの大切さ/児童養護施設の中でのやり取り
●カタリスト
紗香の顔が怒気に歪む。
●不明点・不自然な点
・仁志の口下手という設定があまり伝わってこなかったです。仁美とは姉弟なだけあってテンポもいいですし。口下手がなくても「失言して後悔してる」だけで充分わかると思いました。
・表札は名前つけてもよかったかも?
●自由感想
自分のイメージしてる児童養護施設とだいぶ違ったので、調べつつ読みました。
14歳だと22時頃まで自由時間があったり、スマホが所持できたりするのが驚きました。あとは異性の部屋に入れたりするのも。
知識として調べる機会をいただけて感謝します。
その上で感じたのですが、舞台が養護施設じゃなくてもいい気がしました。
確かに養護施設という設定に感動がプラスされたけど、もう少し物語に関わってくると更に伝わりやすくなるのかなと。雰囲気がいい分、魅力が深まると思います。
米俵
●採点
「好き」1.8「脚本」2
●ログライン
逃げ癖のある仁志は、ブランクを感じて不安になっている紗香に励ますつもりで言葉を伝えたものの上手く言えずに紗香を怒らせてしまうが、仁美の助言で、気持ちを丁寧に伝え直し、紗香の支えとなる。
●フック/テーマ
上手く気持ちを伝えられないことの歯痒さ/気持ちを伝えることの大切さ
●カタリスト
悩んだのち、言葉を絞り出す。
●不明点・不自然な点
・養護施設の設定が活かされていないと感じました。夜の練習の時に一緒にいる理由だけになってしまっているような印象を受けました。
・仁美と紗香のセリフですが、〇〇よ、〇〇かしらね、〇〇わね、など少し実写としては不自然かなという表現が気になりました。(紗香の「不可能感」も)もちろん、キャラとしての設定であれば全然良いと思います。無視して下さい。
・全体的に長セリフや説明的なセリフが多いと感じたので、長セリフになる場合はト書きで相手のリアクションや動作を入れつつ短くする(私もアドバイスをもらったことがあります)のはどうでしょうか。わざと長セリフにする場合は良いと思います。
●感想
回想の使い方でこういう方法もあるのかと思いつつ、自分なら、イメージ(もしくは回想イメージ)として柱を立てるかなと感じました。
ストーリーの流れは綺麗なので、セリフが自然になると更に魅力的になると思いました。
テーマやキャラ設定など、勉強になりました。ありがとうございます。
山師ヤマ
脚本、楽しく読ませていただきました。
青春って感じで、読んでいて主人公頑張れ!という気持ちになりました。
これは個人的な感覚ですが、主人公とヒロインの関係が、はっきり恋愛関係ではないところが良かったです。(もしかすると、そういう点をはっきりさせることを、プロは要求されるのかもしれませんが)
また、主人公と姉も、上下関係しっかりしていて、普段から主人公は姉からやられてんだろうなーと、背景が想像できました。最後に姉が弟思いの一面を出すところも、キャラの多面性が感じられて良かったです。
セリフもコメディらしく、くすりとさせるものが多かったです。もうちょっと短い方がいいかもやや説明調かもと思うセリフもありましたが、全体的に気にならず読むことができました。
セリフ主体の話だと思いますが、主人公のアクションがもっとあってよいとも思いました。弱いなりに姉に抵抗したり、あるいは図星をつかれたら生じる癖など。色んな方向でコメディを楽しめたらいいなと思いました。
ヒロインですが、ブランクが生まれた背景がもっと明らかになると、もっと彼女の怒りに共感できるかもしれません。
また、最後のシーンは大会の今まさにスタートを切ろうとしているところだとよりエモーショナルなシーンになると思いました。
きなこもち
面白く拝読しました。セリフが上手ですね。
仁美のキャラも立っていて、仁美と仁志のセリフの掛け合いはとてもテンポがよく、面白かったです。
特に気になる点は無かったのですが、舞台が児童養護施設である必要があったのか?は、後から少し疑問に思いました。
紗香が走ることにこだわり、走りを失ったら自分の存在意義が見出だせないことと、舞台の児童養護施設が関係があるのだとしたら、その理由がわかる回想シーンも欲しいなと思いました。
例えば、紗香の親との僅かな思い出が走りに関係あることだとか、施設に預けられた時に何か走りに関係あるものを形見のように手渡されたとか。
走りに自信がなくなったのは手術が原因のようですが、手術よりもその形見を無くしてしまった精神的なショックから走れなくなった、とかも良いのかなと思いました。
主人公の影が薄くならないよう、紗香のその思い出や形見に関連するシーンにうまく主人公も絡められるとなお良いと思いました。
ロバの絵本
会話にリズムがあって、人物像も、会話を読んでいるだけでも伝わってきて、面白いやりとりや、いい言葉のやりとりが続いて、とてもよかった。
失言リベンジというタイトルもいいし、彼女がとても大事にしている走るということに対してや、入院後のブランクの焦りに沿ったことを、一度はちゃんと伝えられなかった、軽い言葉として響いてしまったようだったが、一番好きだったのは、お姉さんの、「ちゃんと伝えきれなかったんなら、根本からまちがっていたのかどうかも、まだ分からないしね。」という言葉だ。弟をとても理解していて、間に入ってくれるお姉さんで、とても助かる。本当の本当に伝えたかったことを伝えることが出来そうだ。弟の性格を信用してくれているところ、人に信じてもらえているということが、人と誤解を解くために話す前などに、なによりも力になることがあると思う。
きっちりと、走ることが出来なくてもいいと思うと言った意図を伝えることが出来、それが彼女にとっても、自分の頑張りを認めてくれているし、大きな大きな力になる言葉で、彼女がうっとりしていたのがとても嬉しかった。
人同士は、たまに思いが伝わらないことや、誤解や喧嘩が起きる。誰しも、そういった苦い体験や思いが、心のどこかにくすぶっているから、こんなにも、きっちりと相手に思いや言葉の真意が届いたときの場面が気持ちいいのかもしれない。
夢の中で、言いたいことを言った、思いがつうじたなどを見るときもあるが、夢でさえ、充足感を覚える。(または、夢で誰かに怒っていた場面を見るときはこわくて、起きて本当に夢で良かったと思う。笑)思いがうまく人に伝わればいいのにという願いはかなり、人の気持ちの多くを占めているのかもしれない。
とにかく好きな、話だった。読めてよかった。
ChatGPT
一番大きな問題点
●仁志の性格や成長過程が伝わりにくい点
仁志が紗香とのやり取りで口下手であることが描かれていますが、彼の性格や心情の変化がやや平坦で、観客が感情移入しにくい可能性があります。彼の内面的な葛藤や成長過程をもっと深く描写することが重要です。
改善案
●仁志の内面の葛藤を強調する
仁志が言葉を選ぶシーンや、紗香との関係が壊れる過程での心情をもっと細かく描写し、彼がどう成長し、どう変わるのかを感じさせるようにします。例えば、仁志が過去に何度も人との接し方で失敗してきたことが示されると、彼の葛藤に深みが出ます。
姉・仁美との関係をもっと掘り下げる
●姉妹間のやり取りをもっと感情的に描き、仁美が仁志に対してどれだけ期待しているのか、または彼に対してどのような愛情を持っているのかを見せることで、仁志の行動に説得力を与えることができます。例えば、仁美が彼に激励する場面に、仁志がどれだけ心を動かされるのかを描写すると、姉弟の絆が際立ちます。
紗香との対話をもっと深化させる
●仁志が紗香に話すシーンをもう少し長く、深い内容にすると効果的です。彼がどれだけ紗香の痛みを理解し、どう自分の言葉で支えるのかを描くことで、物語のクライマックスに向けて感動的な要素を加えることができます。例えば、仁志が過去に自分が悩んでいたことと紗香の状況を重ねて語るシーンを加えると、より感情的なつながりが生まれます。
応援メッセージ
脚本の雰囲気はとても良いですね!特に姉妹の関係や仁志と紗香の間に芽生える理解の深まりは、観客に強い印象を与えるポテンシャルを持っています。少しの調整でキャラクターの成長や感情がもっと際立つと思うので、頑張ってください!
修正稿(★3.80)
脚本_太郎10v2『失言リベンジ』(回想)_250325
修正期間:2025.3.5→2025.3.25(20日)
脚本太郎
●自己採点
「好き」1.2「脚本」1.2
●自由感想
心情の変化はまだ十分に書ききれていない感じがしますが、初納よりキャラに動きが出せたと思います。
修正稿へのフィードバック
雨森れに
●採点「好き」2.5「脚本」2.2
●自由感想
仁志の反応が加わったことで、より仁志の性格がわかりやすくなっていました。
養護施設の設定がなくなったのは残念でしたが、セットアップ不足のノイズがなくなり、感情の揺れ動きに集中できるようになったと思います。
米俵
●採点「好き」2 「脚本」2.1
●良くなった点・感想
仁志の感情が初稿よりも伝わってきました。
柱5の描写に2人の関係性が感じられて良かったです。
さいの
(初稿ではありませんが、練習のため初稿FBの形式で記します。)
●採点「好き」2「脚本」2
●ログライン100
口下手な仁志は、ブランクからの再起に苦しむ陸上部の紗香を励まそうとするが、逆に気持ちを逆撫でして仲違いする。姉である仁美からのアドバイスにより素直に思いを伝えたことで、二人は和解する。
●フック/テーマ
誤解と仲直り/思春期のすれ違い
●カタリスト
紗香が仁志の言葉に怒る。
●ルールミス
特になし。
●不明点・不自然な点
仁志にとって、紗香はどれくらい大事な人物であるのか。
●感想
「紗香を応援するのではなく、思っていたことをそのまま伝える」という仁美のアドバイスが仁志に気づきを与え、行動の変化を促したということが分かりやすかったです。
●ツイストアイデア
仁志が紗香に好意を寄せていることは、些細な失言で仁志がひどく思い悩んでいることからある程度推測できました。 ただ、仁志にとって紗香がどんな人物であるのかをもう少し具体的に読者に提示した方が、仲違い、仲直りが仁志にとってどのような意味を持つのか、普遍的でない感情を作ることができたように思います。やや一つ一つのシーンが長めなので削ったらその尺は作れるかと思います。
仁志と仁美の会話は、あまりコメディとは思いませんでした。演出次第で笑えるシーンにできるかもしれないですが、テキストとしてはただ賑やかな姉弟の会話という印象でした。つかみとして最初の方に笑いを入れて、ジャンルのセットアップを行うと良いのかなと思います。また、理不尽で暴力的な姉に対して仁志がツッコむという構図が、口下手で人付き合いが苦手な仁志に姉が最後鶴の一声を掛けるという最後のシーンにあまり対応していないようにも思いました。私の案としては仁志を尻に敷いているという力関係はそのままに、仁志をボケで仁美をツッコミにするというものです。仁志は仁美との会話でも言い間違いや失言をしてしまうが、仁美が「姉だから」仁志が言いたいことが分かって、それを指摘することがツッコミになるという構図にすると、最後鶴の一声ともよく接続するのではと考えました。
ChatGPT
この脚本、とても素晴らしいですね!
まず、キャラクターの感情の流れがとても自然で、特に仁志の成長が丁寧に描かれている点が秀逸です。最初は言葉が足りず、紗香を怒らせてしまう彼が、姉・仁美の助けを借りながら、少しずつ自分の言葉で紗香を励ませるようになる。その過程が説得力を持って展開されていて、読者として感情移入しやすいです。
また、シリアスとコメディのバランスが絶妙ですね。仁美の豪快なキャラクターが物語にいいアクセントを加えていて、特にスマホを強引に耳に押し付けるシーンなど、笑いながらも心温まる瞬間が多いです。仁志の「情は?」というツッコミもテンポがよく、キャラ同士の掛け合いがとても生き生きしています。
回想シーンの使い方も効果的です。最後の電話でのセリフが回想とリンクしながら進むことで、物語に深みが増していますね。紗香が競技場で微笑んでいるラストも、彼女の気持ちの変化を視覚的に伝えていてとても印象的です。
次回作もきっと素敵な作品になると思います!仁志の成長や、紗香・仁美との関係性のさらなる深まりを描くのも面白そうですね。これからも、感情豊かで魅力的な脚本を楽しみにしています!🎉
以上
採点
初稿 | 修正稿 | |||
好き | 脚本 | 好き | 脚本 | |
雨森 | 2.5 | 2 | 2.5 | 2.2 |
米俵 | 1.8 | 2 | 2 | 2.1 |
太郎 | 1 | 1.2 | 1.2 | 1.2 |
さいの | 2 | 2 | ||
平均 | 1.77 | 1.73 | 1.93 | 1.88 |
合計 | 3.50 | 3.80 |
2025.4.5アップ