はじめての小説⑦「イメージアイテムを使う」

次回の読書会より、分析だけでなくて創作の要素をとりいれていくことにしました。
「作品合評会」と称して参加者から作品の応募を募り、講評したりしてしていきます。それに伴い、書いてみたいけど、どう書いたらわからないという方へ向けたヒントを書いていきます。(第一回はこちら

キャラクターアイテム

キャラクターについて、細かい設定を考えておくことは、書いていく上ではとても助けになりますが、その人物をイメージできる特徴を作っておくことは効果的です。

たとえば、次の3つのアイテムから連想するキャラクターは誰でしょう?

・赤いリボン

・ほうき

・黒い猫

正解はここをクリック

わからなかった人も、答えをみれば「ああ」となったのではないでしょうか?

もう一問だけやってみましょう。

・メガネ

・腕時計

・蝶ネクタイ

正解はここをクリック

ここでのポイントは一つだけでは特定できないことです。

「赤いリボンのキャラクターといえば?」とか「メガネのキャラクターといえば?」と聞けば、いろんな答えが出てくるでしょう。

けれど「蝶ネクタイ」までくると、このキャラクターしかありえないのではないでしょうか?

こういうアイテムを使うときは、間違ってもサブキャラに同じものを持たせたりしないようにしましょう。

その物語では、そのキャラクターだけのアイテムとして仕上げるのです。

イメージカラー

映画の中では色もテーマを表すために統一して演出します。

このテクニックは小説でも使えると思います。

読書会でとりあげた今村夏子さんの「むらさきのスカートの女」

あの作品が「真っ赤なスカートの女」では、やはりちがいます。まったく別の物語が想像されます。

戦隊もので「リーダーの色は?」と訊かれればレッドが浮かぶのではないでしょうか?

色彩心理学など、色と感情には関連があります。

必ずしも心理学の定義に沿う必要はありませんが、一般的な印象を操作することで、物語に色づけができるのではないでしょうか。

テーマアイテム

さいごにもう一つ、質問をしてみます。

「海が出てくる映画といえば?」

僕はこの映画が浮かびました。

イメージアイテムとして海が作品全体を貫いていたので印象に残っています。
かなり例外な答えだと思います。

有名作品なら、こんなのでしょうか?

海というテーマは広いのでいくらでも出てくるでしょう。
小説なら『白鯨』だってあります。

では「海」よりも範囲を狭めていくと、作品も限定されてくると思います。

「漁師をテーマにした作品は?」

「釣りをテーマにした作品は?」

「潮干狩をテーマにした作品は?」

海も含めた、これらは舞台としてのイメージアイテムです。

「ルアー」とか「砂の城」とか、もっと細かいものを物語の中で象徴的につかえば、その作品のテーマアイテムともなるでしょう。

あなたの作品が出版されるとしたら、書籍の表紙には何が描かれるでしょうか?

あるいは映画化されたときには、どんなポスターになるでしょうか?

そんなイメージを広げてみるのもヒントになるかと思います。

閃いたら、勢いで書く

何かひらめいくものがあったら、考えすぎずに書いてみることをオススメします。

どこかで見たことあるようなアイデアでも恐れる必要はありません。

作品には必ず、作者の視点が入るので、同じアイデアでも全く同じになることはありません。恐れずに書きましょう。

一番、大切なことは書き上げることです。

書き上げなければ、誰かに見せることもできません。

すてきな作品ができましたら、ぜひ「作品合評会」にご参加ください。お待ちしております。

緋片イルカ 2020/07/22

次回はもう少し具体的なアイテムとしての「大道具・小道具」を紹介してヒントにしていきます。 → はじめての小説⑧「小道具・大道具を使う」

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