脚本添削『対象:父と母』(★5.53)

※このページで脚本が読めます(初稿と修正稿、PDF形式)。

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初稿(★5.23)

脚本_米俵28v1『対象:父と母』(アクション)_20260815

米俵
●採点
「好き」2.5「脚本」1.8
●ログライン
心配性で過保護な元自衛官の武志は、外は危険だと両親を家から出さずに暮らしていたが、結婚30周年の旅行を渋々許したところ、両親が自分を振り切ってハワイへ逃亡しようとしていると知り、全力で追跡する。
●フック/テーマ
過保護な息子/過保護と自由
●感想
テーマ触媒:アクション
少しおバカっぽいアクションコメディにしたいと思って書きました。0.5枚ほどオーバーしたので、修正稿で調整します🙇
文字情報使用しています。

テーマ触媒8:「山」「父親」「アクション」「ビジュアライズ」

フィードバック

雨森れに
●採点
「好き」3「面白さ」3「没入感」2.8「題材」3「視点」2.5「構成」2.7「描写」2.8
●修正依頼
・武志にも変化の兆しを入れる
初見だと「過保護な息子から逃げる老夫婦の逃走劇」に感じました。外的事件が派手な分、内的事件が目立ってないかもしれません。内的事件も派手なのは両親なので、そちらに意識が持っていかれました。武志視点で見ると、両親が逃げて、自分が心配することはひとつも起こらない。そればかりか父親には「その確率は低い」とまで言われてしまう。悔しさや怒りがあってもおかしくない気がします。未然に防ぐことを徹底していた→起こったことに対処するようになるという変化がこの作品のキャラクターアークかと思いますので、そこに感情が乗れば主人公感が強まりそうです。淡々と対処する武志も魅力のひとつだと思うので、大事だと思うシーンで少し見える程度でいいかもしれません。また、登場人物らの設定しっかりしていて魅力が充分あるので、和子を主人公にしてしまっても成り立ちそうです。
●感想
・三人の関係性がわかりやすく、読みやすかったです。
・「親への心配」が実は「親の人生を奪っている」という、重いテーマをコメディで昇華させていると思いました。米俵さんらしさを感じました。
・逃げ切ったと思ったら無線で監視継続、のオチが気持ちよかったです。
・ログライン、人物表を読まずに本文から読んだので、柱2で何が起こったのか不明でした。柱3の射撃トロフィーでもしかして?ぐらいの認識だったので、柱2~3で服装や持ち物の説明、もしくはスコープを覗いているショットが必要かもしれません。
・正文が山で滑落したからって和子も一緒に保護対象になってるのが何だかかわいそうで、それがいいスパイスになっていました。

脚本太郎
●採点
「好き」3「面白さ」2.8「没入感」2.8「題材」3「視点」2.8「構成」2.6「描写」3
●修正依頼
・武志が両親に対して過保護な理由を提示する。
→武志はキャラクターとして面白いし理解できる部分もありますが、コメディとはいえあの行動は異常の範疇に入るので、何故そこまでするのだろう、と気になってしまいました。昔山で滑落した、というのがきっかけなのかな、とうっすら思いましたが。
●感想
・重くなりそうな題材をコメディとして上手く処理しつつ、伝えたい部分はきちんと伝えられていて、好印象でした。
・アクション一つ一つはそこまでオリジナリティがあるわけではありませんが、過保護な元自衛官とその両親という設定のおかげでとても面白く読めました。
・自衛官というだけでここまでできるのか? とも思うので、武志の職業は自衛官の中でも特殊だった、とかだと説得力が出る気がします。
・あと煽り運転の車が出てくるのは若干都合のよさを感じたので、両親が呼んだとか、武志の仕事と関係があるとか、何かしら繋がりが見えてほしいかなと思いました。

さいの
●採点
「好き」3「面白さ」2.3「没入感」3「題材」3「視点」2.3「構成」2.3「描写」2.5
●修正依頼
・何故そこまでして父に過保護なのか、そこまでしてハワイに行きたいのか、武志が元自衛官であることなどは先に軽く説明した方が良いと思います。そこが不必要にミステリーエンジンとなってしまっている印象でした。ジャンル的にバックストーリーとかまで描く必要はないので、柱2で「長生きして欲しいんだよ」とか一言言わせるとかごく簡単にで良いと思います。セットアップした上で本当は別の理由があって、みたいな事が後から分かるという形にしても良いと思います。
●感想
・親に過保護な息子というのもフックがある設定ですが、過保護の方向も斜めでパンチがありました。描写が丁寧で存分に臨場感を感じられました。
・武志の格好についてのト書きが欲しいです。
・妨害車の正体は何なんでしょうか。二人が仕組んだ風に明示した方がバトルになると思います。息子に対して反旗を翻す瞬間のようなものも作ると、より緊張感が増すかなと。
・父を心配する一方、母はそこまでなのかなという印象でした。
・穴が空いた後、ライフルスコープを覗く武志の目のカットを入れて欲しいです。

しののめ
●採点
「好き」2.7「面白さ」2.6「没入感」2.4「題材」3「視点」2.5「構成」2.5「描写」2.5
●修正依頼
・コメディであることを序盤でもう少しだけ分かりやすくする
元軍人でここまで神経質というのは結構ホラーというか、兵役経験絡みのPTSDか…?みたいなことさえ脳裏に過ぎってしまい、コメディだと認識するのが少し遅れてしまいました。実際映像化されればBGMや役者の演技で十分カバーできる範囲だなとも思いつつ…。一方で、これがカートゥーンアニメとかなら余裕で成立しそうだなと思います。「元軍人でPTSDに陥ってるから」というところまで含めたブラックジョークアニメ、海外なら全然あり得そう…柱2で足元に打ち込まれた大量の銃跡?で「いくな」と書かれてるとか、やってそう…笑
●感想
・オチでめっちゃ笑いました。もはや軍人経験関係ない笑
・息子がもはや狂人の域なのに、夫婦が振り回されつつも妙に呑気でシュールでした。特に和子が良い味を出してました。
・両親を想ってやっていることが両親の幸福度を大きく下げる行為である、という点について、何らかの形でもう少しツッコミ(言及)が欲しい気もしました。

山極瞭一朗
●採点
「好き」2.7「面白さ」2.5「没入感」2.5「題材」3「視点」2.6「構成」2.5「描写」2.5
●修正依頼
・武志が過保護な理由を示唆する。
→行き過ぎた干渉の奥にある理由が垣間見えるとよいなと感じました。現状だと束縛して軟禁しているようにも捉えられたので、両親に対してどう思っているのか、単純に束縛したいのか、愛があるからなのか、そのあたりが見えると説得力が増すように感じました。
●感想
・過保護な親ではなく、過保護な息子を描くというところにフックがあり、よかったです。
・さいのさんも仰ってましたが、妨害車の正体が気になりました。両親が呼び寄せたのだと思っていましたが、そうではなかったようなので、両親が雇ったという方が息子VS両親の構図が際立つかなと感じました。
・また、柱4以降の逃走劇シーンは、ト書きが丁寧で、状況につっかえることなく読み進めることができました。

修正稿(★5.53)

脚本_米俵28v2『対象:父と母』(アクション)_20260929
修正期間:2026.8.23→9.30(38日)

米俵
●採点
「好き」2.6「脚本」2
●ログライン
心配性で過保護な元自衛官の武志は、外は危険だと両親を家から出さずに暮らしていたが、結婚30周年の旅行を渋々許したところ、両親が自分を振り切ってハワイへ逃亡しようとしていると知り、全力で追跡する。
●修正意図
・武志が両親を過保護にする動機を補強しました。説明しすぎると武志のキャラクターが崩れると感じたため、示唆する程度に留めています。
・武志が元自衛官であることが伝わりやすいよう、写真や服装の描写を追加しました。
・妨害車を両親が手配した設定に変更し、武志VS両親の対立を明確にしました。
●感想
FBありがとうございました。
修正での追加もあり、長さの調整まではできませんでした🙇すみません。

修正稿へのフィードバック

雨森れに
●採点
「好き」3「面白さ」3「没入感」2.9「題材」3「視点」2.4「構成」2.7「描写」2.9
●感想
・スコープを覗くなど、シーンごとに描写が追加され、想像しやすくなりました。追加されてもテンポが崩れないのはさすがだと思います!
・妨害車を両親が手配したものにしたおかげで、よりチェイス感が増して行動原理が明確になったように感じました。
・記念日にハワイに行きたい理由がわかりやすくなり、両親を応援したい気持ちが増しました。また、武志側の過保護な理由もわかりやすくなったので、両親の息苦しさもスムーズに理解できました。
・要素が整い、両親側の心情がわかりやすくなった一方、逃走劇部分の視点が両親フォーカスなことが目立つようになった印象を受けました。盛り上がる部分の視点なので、主人公が誰なのかの再考は必要かなと思いました。

脚本太郎
●採点
「好き」3「面白さ」3「没入感」3「題材」3「視点」2.8「構成」2.8「描写」3
●感想
・武が普段から迷彩服を着ていたり、柱3で両親達が危なかったときのメモを読み上げるシーンが追加され、コメディ感が増しました。
・コメディシーンに加え、両親が新婚旅行?でハワイに行っていたと思われることなど、ノイズにならないように上手く要素を追加していると思いました。
・煽り運転の車と出くわしたのが偶然ではなく、両親が雇っていたという設定になり、二人で過ごしたいという意志がより強く感じられ、コメディ要素と同時に応援したい気持ちも増しました。

さいの
●採点
「好き」3「面白さ」3「没入感」3「題材」3「視点」2.5「構成」2.7「描写」2.7
●感想
・妨害車は両親が手配したものと示され、ノイズなく読めました。アクションコメディとしてまとまっていたと思います。
・柱2、「ライフルのスコープ」のト書きが来るのが急なので「林の中、一点がキラッと光る」を先に書くか、林の中だけで短く柱を分けても良いと思いました。
・冒頭のパンクによって息子が車を用意する、というところまで実は作戦の内だったという風にできそうだなと思いました。車ならいいでしょ→息子の運転で一緒に佐原まで→SA→目を盗んで手配していた車に乗り換え→カーチェイス、成田へ→妨害車登場(実は頼まれた親戚が乗っていてやれやれみたいな)。といった具合です。車に乗るまでの尺をもうちょっと削るとさらにアクションの良さも出るかなと思いました。

しののめ
●採点
「好き」3「面白さ」3「没入感」2.8「題材」3「視点」2.6「構成」2.7「描写」2.8
●感想
・冒頭からコメディとしてのセットアップがかなり強まっており、非常に見やすくなりました。「私なんて33年…」で声出して笑いました。全編通して、やはり和子が良い味出しまくってると思います。各所で入れている両親それぞれの表情(反応)も、コメディとしての意図がよく伝わってきました。
・カーチェイスあたり、ほんとに何をやってるんだこの親子は…の気持ちで読むことができました。本人たちは真剣だけど滑稽なコメディ、良きです。
・「大丈夫だ。その確率は低い」だけ、コメディにおける返しとしてちょっと弱いかなと感じたので、「日本のエレベーターが落下する確率は100万分の1以下だ」などにしても良いかなと思いました。適当に調べたら出てきた数値です。何で父親がそれを知ってんだよというツッコミもあるかもしれませんが、息子対策として事前にそこまで調べたんだ、というおもしろになるかなとも思い。

山極瞭一朗
●採点 「好き」3.0「面白さ」2.7「没入感」2.7「題材」3.0「視点」2.6「構成」2.7「描写」2.7
●感想
・「一点、キラッと光る」の描写を冒頭に仕込ませていたことで、ラストに武志の顔を見せずとも、いることがわかる鮮やかなものになっていたように感じました。
・コメディの要素が初稿より強くなった印象があり、その腹積もりで読み進めることができました。過保護な理由が気になって没入感が削がれるといったことはなく、事故歴ノートのくだりあたりで、これはコメディであり、過保護してしまう息子なんだと受け入れ読み進めた感じです。通常時でも迷彩服姿であることも、コメディセットアップに一役買っていたように感じます。
・妨害車が、両親の雇ったものとなったことで、息子VS両親の構図がわかりやすくなりました。妨害車の無事を確認するあたり、武志の人柄が出ていると思いました。

ChatGPT
●一番大きな問題点:
武志がなぜここまで両親の外出を制限するようになったのか、その背景が見えないため、武志の異常な行動が単なる過保護なキャラクターの面白さにとどまっている。事故履歴や特殊装備を使った追跡など、武志の徹底ぶりは十分に描けているので、彼が両親を守ろうとする理由や、失うことへの恐怖が少しでも感じられると、両親が自分たちの人生を取り戻そうとする行動にも説得力が増す。
●良い点:
「親を守る元自衛官の息子」と「自由に生きたい両親」の関係が、追跡劇としてコミカルに描かれている。事故履歴を根拠に外出を禁止する理屈っぽさや、バスジャック・脱線事故と危険を次々に挙げる武志の言動が面白い。特に、両親が無線機をタオルで包んで逃げようとする場面から、成田空港での追走劇へと展開する流れはテンポがよく、映像にしたときの楽しさがある。ラストも、ハワイまで追ってきて日焼け止めやムカデの危険を監視する武志の姿が、笑いと不気味さを同時に残している。
●応援メッセージ:
親を心配する気持ちが行き過ぎて、親の人生そのものを管理してしまうというテーマが、分かりやすいコメディになっている。両親もただ守られる存在ではなく、結婚記念日のために協力して逃げる姿が生き生きとしていて好感が持てる。武志の愛情がどこから来ているのかが少し見えるだけで、単なる追いかけっこ以上に、親子それぞれの愛情と自立を描いた作品に育つと思う。

採点

初稿 修正稿
好き 脚本 好き 脚本
雨森 2.9 2.8 3.0 2.8
米俵 2.5 1.8 2.6 2.0
太郎 2.9 2.9 3.0 2.9
さいの 2.8 2.5 3.0 2.7
しののめ 2.6 2.6 2.9 2.8
山極 2.6 2.7 2.8 2.8
平均 2.70 2.53 2.88 2.65
合計 5.23 5.53

 

初稿「好き」詳細
好き 面白さ 没入感
雨森 3.0 3.0 2.8
米俵
太郎 3.0 2.8 2.8
さいの 3.0 2.3 3.0
しののめ 2.7 2.6 2.4
山極 2.7 2.5 2.5
平均 2.88 2.64 2.70
初稿「脚本」詳細
題材 視点 構成 描写
雨森 3.0 2.5 2.7 2.8
米俵
太郎 3.0 2.8 2.6 3.0
さいの 3.0 2.3 2.3 2.5
しののめ 3.0 2.5 2.5 2.5
山極 3.0 2.6 2.5 2.5
平均 3.00 2.54 2.52 2.66

 

修正稿「好き」詳細
好き 面白さ 没入感
雨森 3.0 3.0 2.9
米俵
太郎 3.0 3.0 3.0
さいの 3.0 3.0 3.0
しののめ 3.0 3.0 2.8
山極 3.0 2.7 2.7
平均 3.00 2.94 2.88
修正稿「脚本」詳細
題材 視点 構成 描写
雨森 3.0 2.4 2.7 2.9
米俵
太郎 3.0 2.8 2.8 3.0
さいの 3.0 2.5 2.7 2.7
しののめ 3.0 2.6 2.7 2.8
山極 3.0 2.6 2.7 2.7
平均 3.00 2.58 2.72 2.82

 

 

2026.10.10 アップ

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