物語は面白くなきゃいけない(文学#47)

物語は面白くなきゃいけないのか?

もちろん、そうだ。

万人が面白がらなくてもいい。

100人でも、1000人でも、10000人でも、たとえ世界中の99%の人が「つまらない」と言っても、自分が「面白い」と思うものを書かなくてはいけない。

基準は自分だ。

世界に一人しかない自分という人間が、「面白い」ものを書かなくてはいけない。

売れようが、周りから評価されようが、自分自身が面白いと思わないなら駄作だ。

売れるために書くなら、もっと別のことで金儲けしたらいい。

物語なんて、ただでさえウソなんだ。金儲けのために書かれた物語なんて、詐欺かどこかの新興宗教みたいじゃないか。

心の底から、自分が面白いと思えるなら、それでいい。

言い訳や、ごまかしはなし。

そういうものが書ければ、周りの目など気にならない。

ついでにいえば、そういうものは周りからも評価されるはず。

それは、世界にひとつしかない作品になのだから。

緋片イルカ 2021/04/10

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『物語は面白くなきゃいけない(文学#47)』へのコメント

  1. 名前:匿名 投稿日:2021/04/16(金) 13:18:48 ID:0613d912e 返信

    観てないんですが、コーエンブラザーズの「シリアスマン」が
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%B3

    https://www.youtube.com/watch?v=-_XEEOJco-8
    Bishop Barron on “A Serious Man” (SPOILERS)
    ヨブ記の物語を例示した映画だ、とカソリックの神父さん。
    ご参考までに

  2. 名前:緋片 イルカ 投稿日:2021/04/16(金) 23:48:48 ID:5f3bd2f39 返信

    情報ありがとうございます。