基本情報
wikipedia:
エメリン・バンカースト
MBTI
※診断結果はリンク先の結果を参考にしているだけで専門的な知見などではありません。あくまで作家と作品を考えるきっかけとして利用しています。
興味関心の方向(Favorite world)
E – 外向型(Extravertion)
I – 内向型(Introvertion)67%
ものの見方(Information)
S – 感覚型(Sensation)
N – 直観型(Intuition)100%
判断の仕方(Decisions)
T – 思考型(Thinking)100%
F – 感情型(Feeling)
外界への接し方(Structure)
J – 判断型(Judging)100%
P – 知覚型(Perceiving)
言葉
演説引用元『世界を動かした21の演説――あなたにとって「正しいこと」とは何か』
何かを達成するために、自分たちの行動が人からの共感を得られない結果になっても、あまり問題ではありません。私は経験からそのことがわかります。実行をともなわない共感にはとても満足できません。実際に活動をしている女性参政権論者にとって、一度も自分の役に立ったことがない共感が得られなくなっても問題ではないのです。望むのは具体的な行動がなされること。実際に何かがなされるなら、それが共感からでも、恐れからでもいいのです。こんなことに煩わされることのない平穏な日々に戻りたい、そういう理由でもいいのです。五〇年のあいだ、同情は十分にしていただきました。でも私たちは何も得るものがありませんでした。それなら紳士が毎年毎年、私たちの集会に来て演壇から女性参政権への共感を滔々と語ってくれるより、腹を立てた男の人が政府に向かって、政府が女性に投票権を与えないから商売に支障が出ている、こんなことはもうこれ以上我慢するつもりはない、と言ってくれた方がいいのです。
力を持つ者の不満、力を持つ者の影響には大きな関心が向けられます。しかし、まったく力を持たない者への不正、力を持たない者の不満は完全に無視されることが多いのです。人類の歴史は最初からそうでした。
彼らは私たちに、政府は力にもとづいている、女性は力がないのだから服従すべきだ、と言いました。そうでしょうか。私たちは、政府が力にもとづくものではない、合意にもとづくものだということをわからせてあげているのです。不公平に支配されることに女性が同意するかぎり、それは可能かもしれません。しかし女性はすぐにこう言うでしょう。「私たちは同意を留保します。政府が不公正であるかぎり、これ以上政府の支配は受けません」内戦の力をもってしてももっとも弱い女性を支配することはできません。その女性を殺すことはできます。しかしその瞬間、その女性は支配を逃れてしまいます。その女性を支配することはできないのです。私たちが世界に向けて示しているもっとも大事なことは、このことだと思います。
(米国、コネティカット州ハートフォード、パーソンズ劇場 1913.11.13)
緋片イルカ 2022.8.13