「モノミスとヒーローズジャーニーの比較」(三幕構成21)

以下は、過去に映画の勉強会で用いた資料です。HDDから発見したので公開しておきます。映画を初見でプロットポイント1、2、ミッドポイントがつかめるぐらいに三幕構成を理解している方に向けています。初心者の方はどうぞこちらからご覧ください。

ジョーゼフ・キャンベルのステージ比較
「千の顔を持つ英雄」 「ヒーローズジャーニー」 補足
第一幕 出立
日常の世界
冒険への召命 冒険への誘い 主人公は幼年期にあり、セルフの覚醒に至っていない。しかし幼年期の終わりが近づいている。それを告げるものが現れる。
召命の辞退 冒険への拒絶 大人になることへの恐怖。拒絶。主人公が積極的な場合は、周りの人間が引き留める。母性の負の側面。大人にしたくない。死や眠りの形で表象されることもある。 眠り姫。
超自然的なるものの援助 賢者との出会い 庇護者、贈与者、メンターにより、超自然的な力やアイテムを貰う、あるいは目標。母性の正の側面。庇護する。
最初の境界の越境 第一関門突破 境界守の存在。決意して、旅立つ。境界線を越える。
鯨の胎内 旅立ちは再生への旅立ち。よって鯨の胎内は母胎のイメージ。 ピノキオの鯨。
第二幕 イニシエーション
試練への道 仲間、敵対者/テスト 主人公が成長を条件づける試練。3回繰り返されるパターンも。 桃太郎の犬、猿、雉。
女神との遭遇 最も危険な場所への接近 愛の恵みを得る。女神から愛されることは、英雄が英雄であることの証明。
誘惑者としのて女性 母親殺し。女神と姦淫することで母殺し→精神的な自立。 エディプス神話においては母と姦淫する。
父親との一体化 複雑化 父親殺し。あるいは旧世代による新生代に対する抑圧。
神格化 最大の試練 父と母を殺したことで、成人となる。
終局の報酬 報酬 冒険の結果、地上にもたらすことになったエリクシール。 火。
第三幕 帰還
帰還の拒絶 帰路 帰る。 浦島太郎が時を忘れる。
呪的逃走 追っ手の存在。メンターにもらったアイテムが作用する場合も。 イザナギが黄泉の国から帰る際。口割け女。
外界からの救出 産婆役の存在。場合によっては、外界からの手助けが必要。
帰路境界の越境 境界から戻る時も一度、死ぬことになる。
二つの世界の導師 再生 大人と子供、両方の世界を理解する。
生きる自由 帰還 主人公の持ち帰ったエリクシールが世界に恩恵をもたらす。

ストーリー機能・分類まとめ

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