書籍『老子』(読書メモ)

老子 (岩波文庫)

熾烈な戦国時代を生き抜く処世の知恵であり一種の統治理論であるが、同時に、世の中と人間についての深い洞察力によって、人生の教科書ともいうべき普遍性を持っている。ここで説かれる平和的で、自足、素朴なあり方は、時代を超えて人々の心に訴えかける。(Amazon商品解説より)

一個人の感想:
高校生のとき『マンガ 老荘の思想 (講談社文庫)』を読んだことがあって面白かった記憶がある。原典は5000字しかないというのを知って読めそうだなと、もう一度読んでみたいなと思って岩波文庫版を買ってみた。感想は「ああ、こんなかんじだったな~」ぐらいだった。マンガと文字でのちがいというよりは、年をとって経験したことの差だと思うが、10代の頃には未知で深淵に感じられたものが、いまではわかるような年になっていた。老子の文章には、哲学的な部分と諸子百家としての政治思想の部分が混じっていて、前者には、抽象的で、ヌミノーゼ的なものを感じなくもないが、後者は理想論的で、魅力をあまり感じなかった。老子の思想に興味のある人には、マンガ版をオススメする。

緋片イルカ 2021/06/09

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