※このページで脚本が読めます(初稿と修正稿、PDF形式)。
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初稿(★5.18)
脚本_米俵30v1『お前は悪くない』(想い出)_20260906
米俵
●自己採点
「好き」2.4「脚本」1.8
●ログライン100
元恋人の影響で好きになったキャラクターを捨てられずにいた航平は、失恋の思い出を燃やすイベントに参加するも出来ず、友人・直樹が別のキャラにハマる姿を見て、自分の好きを肯定し始める。
●フック/テーマ
元恋人由来の推しを捨てられない男/自分の好きの肯定
●感想
・テーマ触媒:想い出
・柱6が少し浮いているかなと思いつつ、そのままです。
・山際さんと題材がかぶってしまっていますが、書いていたので提出します。
フィードバック
雨森れに
●採点
「好き」3「面白さ」2.8「没入感」2.5「題材」3.1「視点」3.1「構成」2.5「描写」2.6
●修正依頼
・直樹を調整する
ぬいぐるみを捨てさせようとした直樹が、シロまるを手に入れているのに違和感がありました。
もう一回読み直したら、直樹は「元カノを思い出す要素」を捨てろと言っただと理解できましたが、シロまるが急に出てきた印象は拭えませんでした。直樹の寄り添いなのか、元々かわいいものが好きなのかがわからず、ラストの爽やかさを邪魔している感覚があります。
なので、前半から直樹の鞄にシロまるがいればいいのかもしれません。そうすれば、捨てろ問答や柱7も刈り込めるし、柱9の印象も保てるんじゃないかと思います。
●感想
・日本におけるキャラクターグッズの扱いが描かれていて、海外の人にもウケそうだなと思いました。KAWAII産業が発展してるからこそ、グッズが沢山あり、ガチャガチャというきっかけもある。そしてグッズを集めることが、人と人を繋ぐ行為になりえることが伝わってきました。
・別れの部分だけでなく、荷物を送った後のやり取りがあって誠実な恋人関係だったんだなと感じました。相手からの捨てていい発言とか、復縁目当てで荷物を渡しに行くとかが映像作品だと王道な気がするので、あえてそれをせず、グッズの扱いにフォーカスした視点が好印象でした。
脚本太郎
●採点
「好き」3「面白さ」2.7「没入感」2.5「題材」3「視点」3「構成」2.5「描写」2.8
●修正依頼
・直樹の心情をセットアップする。
→直樹が航平と同じような悩みを持っていたのだと解釈しましたが、それが作中でほとんど示されていなかったので、シロまるの下りが唐突に感じました。セットアップがあれば、航平に執拗にあおねこを捨てさせようとしたのも、同族嫌悪的なものとして自然に受け取れたように思います。
●感想
・失恋そのものではなく、それを通して、「彼女が好きだったから」という建前を失って、かわいいキャラを推し続けることができなくなってしまうという葛藤を描くというのは、非常に面白いアプローチで、伝えづらいテーマを上手く物語りに落とし込んでいると思いました。『恋の思い出メラメラ☆卒業式!』は面白いイベントで、いい方法が思い付きませんが、ここで直樹も参加させて本心を打ち明けさせれば、柱7にもっと自然に繋げられるようにも思いました。
・『過去に囚われてはいけない』みたいな風潮も、行きすぎれば不自由になってしまうのだと思いました。
さいの
●採点
「好き」3「面白さ」2.8「没入感」2.5「題材」3「視点」3「構成」2.5「描写」2.7
●修正依頼
・直樹の手のひら返しというかリバーシブルな感じと、二人の関係性の変化をもっと演出できると面白くなると思います。その辺りが構成的にも振りと受けになるようになるといいかなと。
●感想
・パンチのあるタイトルとは裏腹に優しい内容で意外性がありました。とても雰囲気のある作品で、二人の朴訥な会話劇や答えを急がない感じも魅力でした。
しののめ
●採点
「好き」2.8「面白さ」2.6「没入感」2.4「題材」2.5「視点」2.6「構成」2.4「描写」2.6
●修正依頼
・直樹の言動をもう少し調整する
前半では「彼女との思い出の品なんだから早めに捨てたら?」とあくまで一般論を投げて掛けてくる存在、後半は自らもキャラクター趣味に目覚める存在として機能していて悪くないようには思うのですが、ちょっと過剰に「捨てろ」「持ってて良いの?」と言い過ぎな印象を受け、そこまで言うのは何か理由があるのか?と無駄に勘ぐらせてしまう状態かもと思いました。「男でも好きなら持ってて良い」とはすんなり言う割に、「彼女との思い出の品なのに持ってて良いの?」の方面では妙にこだわるなあ、みたいな…。一人の人間が持つ価値観として、その2つを両立させることも可能だとは思うのですが、現状の描き方だと何となく直樹の言動が薄ら矛盾しているようにも見えるなと…。シロまるを持ち始めたのも、やや唐突に感じました。
直樹が本当はキャラクター趣味に手を出したいけど、「男がキャラクター趣味を持つのは変、あくまで女の影響程度であるべき」といったような価値観に囚われており、だからこそやたらしつこく「捨てろ」と言っていたが、なかなか手放さない航平の姿を見てそうした価値観から脱却できた、というような流れにできそうとも思います。柱7でいきなり直樹がシロまるを持っているのではなく、イベントを経てあおねこを捨てないと決意した航平の姿を見て、直樹もキャラクター趣味に手を出す、とか…?直樹が主人公ではないですし短編なので、あくまで副次的に描ければという感じですが…。
●感想
・あくまで彼女との媒介だったあおねこが、彼女から切り離されて彼女とは関係なく大事な存在であると思えるようになるまでの流れが上手く描けているように感じました。タイトルも良く、読み終わってからグッときました。
・思い出の品とのお別れイベントが面白かったです笑 「お前は戻れ。やり直せ」だけが微妙に意味を取りづらいかもと感じました。司会に対して言ってるんですかね?もしそうでしたら、「お前はもう少し過去を振り返れ」とか「お前はもうちょい反省しろよ」とかの方が分かりやすいかもと思います。一瞬、立ち去ろうとしてる航平に言ってる…?とも思ってしまい…(そっちが正解でしたらすみません)。
・袋からあおねこの顔が透ける描写、めちゃくちゃお上手だと思いました!すごい…。
・恋愛は終わったが、直樹とのキャラクター趣味コミュニティは新たに始まったんだなあというのも感じられて良かったです。全体的に好きな描き方でした。
山極瞭一朗
●採点
「好き」2.6「面白さ」2.5「没入感」2.4「題材」2.7「視点」2.5「構成」2.4「描写」2.4
●修正依頼
・イベント会場への流れを示す
→そういうイベントはよくあるものなのでしょうか。あまりメジャーなものであると感じなかったため、急に変なイベントが出てきて、カオスになって終わり、柱6が浮いているように感じました。そのため、こんなイベントあるよ的なことを直樹から言われるなどがあると、シーンの接続がスムーズかなと感じました。
●感想
・短い会話でテンポよく展開されており、小気味良い感覚で読み進めることができました。
・お前は悪くないというお前とは、航平か美咲のことだと思って読み進めていましたが、あおねこのことだったとわかり、ほっこりしました。
・似たような題材を先日書きましたが、アプローチの仕方(視点)が違うところと、似ているところがそれぞれあり、読んでいて学びとなることが多かったように思いました。
修正稿(★5.50)
脚本_米俵30v2_山極修正『お前は悪くない』(想い出)_20261011
修正期間:2026.9.14→10.11(27日)
山極瞭一朗
●自己採点
「好き」2.7「脚本」2.5
●ログライン100
元恋人の影響で好きになったキャラクターを捨てられずにいた航平は、友人の直樹に勧められ、失恋の思い出を燃やすイベントに参加するも出来ず、直樹も同じ境遇だったと知り、自分の好きを肯定する。
●フック/テーマ
元恋人由来の推しを捨てられない男/自分の好きの肯定
●修正意図
・直樹のキャラクターの調整及び、直樹との関係性を主に修正いたしました。
●感想
・修正しててト書きの分量がとても勉強になりました。最近私は書きすぎていたような気がします。このくらいで伝わる/これじゃ伝わらないといった塩梅が、なんとなく、微かに掴めたように感じます。
・テーマをそのままに、いかに修正するかといったことを自身の作品より、より考えました。難しくもあり、楽しくもありました。
修正稿へのフィードバック
雨森れに
●採点
「好き」3.1「面白さ」2.8「没入感」2.6「題材」3.1「視点」3.1「構成」2.5「描写」2.7
●感想
・直樹のぬいぐるみとイベント会場にいくきっかけがわかりやすくなり、唐突な印象がなくなりました。ありがちなきっかけではありますが、この話の見どころへの案内だと考えるとちょうどよく、直樹と航平の話も邪魔しない塩梅だなと思いました。
・直樹の価値観が航平よりに設定され、スケプティックぽかったのがメンターになったように感じました。達観した友人からの指導というか。同じ目線で一般論を言い、航平の決定も受け入れるような友人関係にリアリティを感じていたので、その部分ではピンと来なくなりました。達観した友人であるなら、「航平を助けてやりたい」という気持ちが表面に出ているほうが人間みが出るかなぁと思います。とはいえ、山極さんらしい優しさや俯瞰を感じるお話に仕上がってるので、さすがだと思いました。
・シロまるとあおねこが同じ作者で同期っていうのが本当にありそうでよかったです笑
脚本太郎
●採点
「好き」2.6「面白さ」2.5「没入感」2.6「題材」3「視点」3「構成」2.8「描写」2.5
●感想
・直樹のシロまるが序盤から登場したことで、後半へのセットアップが分かりやすくなっていました。また、イベントへ参加するきっかけも加わり、初稿では唐突だった場面のつながりが自然になっていました。直樹が航平を気遣う友人であることも、より明確になったと感じました。
流れが整理されたことで、短編ではテーマや人物の意図を分かりやすく伝えることも大切だと実感しました。また、テーマを変えずに直していただいたのが伝わってきました。
・一方で、初稿では航平自身が自分の気持ちに気づく流れを意識していたのですが、修正稿では後半に直樹の言葉に後押しされる部分が強くなり、航平が自分で答えにたどり着く印象が少し弱まったように感じました。
・初稿を書いていたときには自覚していなかったのですが、思っていた以上に二人の関係性や掛け合いに愛着があったのだと、気づきました。自分の作品を違った角度から見ることができたのも、今回の修正があったからこそだと思います。ありがとうございました。
さいの
●採点
「好き」3.2「面白さ」2.8「没入感」2.6「題材」3「視点」3.2「構成」3「描写」2.8
●感想
・直樹が最初からシロまるを好きだったことがセットアップされたことで、読みやすくなり、急にぬいぐるみにはまる唐突感もなくなりました。また、直樹のどっち付かずの本意も分かりやすくなりました。
・直樹が航平に半ば強引にぬいぐるみを捨てさせようとしている嫌らしさがなくなり、嫌な印象が薄れました。
・『恋の思い出メラメラ☆卒業式!』に参加するまでの流れが初稿よりスムーズになったと思います。
しののめ
●採点
「好き」2.6「面白さ」2.6「没入感」2.5「題材」3「視点」3「構成」2.5「描写」2.3
●感想
・初稿の良さは直樹の朴訥な感じと、手のひら返しの可笑しさにあると思っていたので、情報を補ったことでやや普通の会話になってしまったかなという感じはありました。もちろん初稿にも粗さはあったのですが違和感を無くす方向でなく、伸ばす方向で描いてほしかったです。情報のスムーズさはあれど、キャラクターの魅力は削がれたのかなと。
・直樹がイベント参加を勧めた=彼は既にしろまるに彼女の影を見てしまうことについては整理済み?と思ったのですが、今回の改稿で話者反転させた部分ではまだ直樹自身が「持ってていいの?」と悩んでいて、少し混乱しました。昔といいつつ航平も最近フラれたってことなんでしょうか。というよりはおそらく、フラれて長い時間経っているが、いまだにしろまるに彼女の影を見るということなのかなと理解しました。
・柱2、登場人物がちょっぴりキザにカマしてくる感じに山極さんテイストを感じました。
・初稿からそうですが、このイベントに来ておいて「燃やさなくてもよかったんですか?」と飛びかかる所が面白いので、しっかりツッコんであげて欲しいなと思いました。
・最初から二人で一緒にイベントに行く、あるいは親友ではなくイベントで出会った男同士の交流として描く、というのも見たいなと思いました。
米俵
●採点
「好き」3「面白さ」2.8「没入感」2.6「題材」3「視点」3「構成」2.6「描写」2.6
●感想
・直樹が最初からかわいいもの好きになったことで読みやすくなり、まとまりがよくなったように感じます。一方で、自分も可愛いもの好きなのに「燃やす?」と投げかけてくるのはどうなんだ…?とも少し思いました。ただ、イベントへの接続の仕方や、実は直樹もイベントで捨てなかったという種明かしは上手いなと思いました。
・なお比較の為に改めて初稿を読みましたが、初稿における直樹の唐突さの意図を以前より読み取ることができ、あえての唐突感・てのひら返しだったんだなと感じました。初稿時点で気づかずすみません。。
ChatGPT
●一番大きな問題点:航平が「あおねこを捨てられない」という気持ちから、「好きなら持っていていい」と受け入れるまでの変化は自然だが、失恋そのものへの向き合い方はやや薄い。焚き火のイベントで「これ、持ってたらおかしいですか?」と問いかける場面は、航平が本当に悩んでいることが表れる重要な瞬間。ただ、彼が手放せないのはあおねこへの愛着なのか、美咲との思い出なのか、その両方なのかが少し曖昧。両者の関係がもう少し整理されると、最後に新しいあおねこを買う行動が、過去への執着ではなく、自分自身の好きなものを取り戻す選択として、より鮮明に伝わる。
●良い点:失恋したら思い出の品を捨てて前に進むべき、という考えを、焚き火イベントの滑稽さを通してひっくり返しているのがいい。特に「3周年限定なんです」という航平の言葉が面白い。恋愛の思い出だけでなく、グッズそのものへの愛着があることが伝わり、司会の一方的な励ましとのズレが笑いを生む。さらに、直樹も別のキャラクターを好きで持ち続けているという展開によって、航平だけの特別な悩みではなく、好きなものを好きでいることの普遍性へと広がっている。
●応援メッセージ:タイトルの「お前は悪くない」が、元恋人への恨みでも、自分を慰める言葉でもなく、あおねこに向けられるのが温かい。航平は思い出を消すのではなく、思い出が残っていても自分の好きなものを楽しんでいいのだと気づく。その変化を、新しいぬいぐるみを手に取るという小さな行動で締めくくるのも好印象。失恋から立ち直ることを「忘れること」と同一視しない、優しいコメディになっていると思う。
採点
| 初稿 | 修正稿 | |||
| 好き | 脚本 | 好き | 脚本 | |
| 雨森 | 2.8 | 2.8 | 2.8 | 2.9 |
| 米俵 | 2.4 | 1.8 | 2.6 | 2.8 |
| 太郎 | 2.7 | 2.8 | 2.9 | 3.0 |
| さいの | 2.8 | 2.8 | 2.6 | 2.7 |
| しののめ | 2.6 | 2.5 | 2.8 | 2.8 |
| 山極 | 2.5 | 2.5 | 2.7 | 2.5 |
| 平均 | 2.63 | 2.55 | 2.72 | 2.78 |
| 合計 | 5.18 | 5.50 | ||
| 初稿「好き」詳細 | ||||
| 好き | 面白さ | 没入感 | ||
| 雨森 | 3.0 | 2.8 | 2.5 | |
| 米俵 | ||||
| 太郎 | 3.0 | 2.7 | 2.5 | |
| さいの | 3.0 | 2.8 | 2.5 | |
| しののめ | 2.8 | 2.6 | 2.4 | |
| 山極 | 2.6 | 2.5 | 2.4 | |
| 平均 | 2.88 | 2.68 | 2.46 | |
| 初稿「脚本」詳細 | ||||
| 題材 | 視点 | 構成 | 描写 | |
| 雨森 | 3.1 | 3.1 | 2.5 | 2.7 |
| 米俵 | ||||
| 太郎 | 3.0 | 3.0 | 2.5 | 2.8 |
| さいの | 3.0 | 3.0 | 2.5 | 2.7 |
| しののめ | 2.5 | 2.6 | 2.4 | 2.6 |
| 山極 | 2.7 | 2.5 | 2.4 | 2.4 |
| 平均 | 2.86 | 2.84 | 2.46 | 2.64 |
| 修正稿「好き」詳細 | ||||
| 好き | 面白さ | 没入感 | ||
| 雨森 | 3.1 | 2.8 | 2.6 | |
| 米俵 | 2.6 | 2.5 | 2.6 | |
| 太郎 | 3.2 | 2.8 | 2.6 | |
| さいの | 2.6 | 2.6 | 2.5 | |
| しののめ | 3.0 | 2.8 | 2.6 | |
| 山極 | ||||
| 平均 | 2.90 | 2.70 | 2.58 | |
| 修正稿「脚本」詳細 | ||||
| 題材 | 視点 | 構成 | 描写 | |
| 雨森 | 3.1 | 3.1 | 2.5 | 2.7 |
| 米俵 | 3.0 | 3.0 | 2.8 | 2.5 |
| 太郎 | 3.0 | 3.2 | 3.0 | 2.8 |
| さいの | 3.0 | 3.0 | 2.5 | 2.3 |
| しののめ | 3.0 | 3.0 | 2.6 | 2.6 |
| 山極 | ||||
| 平均 | 3.02 | 3.06 | 2.68 | 2.58 |
2026.10.22 アップ
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