twitterの投票結果によってストーリーを変えて書いきました。
投票小説1/10:その日は朝からイヤな予感がしていた。大学でも誰かに見られてるような気がしたし、帰り道では後をつけられているような気がして回り道して帰ってきた。ほっとしたのも束の間、玄関の前には段ボールが置かれていた。(Q:中身はなに?)
— イルカとウマの文学村 (@irukauma) 2019年2月10日
投票小説2/10:段ボールにはいっぱいのジャガイモだった。北海道の実家からか。だが一つだけ大きいのがある。「ん?」僕はそれを掴んだ。と、同時に手からこぼれて転がって、こちらを向いて止まった。「え……」それは切り取られた猫の頭部だった。そのときスマホがなった。(Q:誰から?)
— イルカとウマの文学村 (@irukauma) 2019年2月13日
投票小説3/10:「おい、大丈夫か?」電話は同じゼミの友人シンからだった。「大学のあちこちにお前が人殺しだってビラが貼り付けられてるぞ。いったい何があったんだ?」(Q:僕は何と答えた?)
— イルカとウマの文学村 (@irukauma) February 17, 2019
投票小説4/10:「お前、誰だ?」番号はシンのものだが声は別人だった。「なーんだ、もうバレちゃったか」男は態度を豹変させた。「今から言う住所に1時間以内に来い。もちろん一人でだ。遅れた場合はシンくんが、そこの猫ちゃんみたいになるぞ」電話は切れた。死んだ猫のとふたたび目が合う。
— イルカとウマの文学村 (@irukauma) 2019年2月20日
投票小説5/10:交番へ行って事情を話すと、こちらからシンに電話をするように言われた。「もしもし?」シン本人がでた。元気そうな声だ。「お前、無事なのか?」「はあ?」シンは大学の授業を受けていたため、俺に電話もしていないという。さっきの男はいったい……(どう推理する?)
— イルカとウマの文学村 (@irukauma) 2019年2月24日
投票小説6/10:シンが嘘をついている? 僕は大学へ戻ってシンの授業が終わるのを待ってみた。しかし出てこなかった。「シンなら朝から来てないよ。今日は家の都合で休むとか言ってた」ゼミの生徒が教えてくれた。やっぱり嘘をついていた。それとも嘘をつかされたのか……?(Q:この後、どうする?)
— イルカとウマの文学村 (@irukauma) 2019年2月27日
投票小説7/10:くたびれた。もう帰ろう。家に着いたのは21時過ぎだった。倒れるようにベッドに横たわるとすぐに眠りに落ちた。しばらくして目を覚ますと金縛りにあったように体が動かない……僕の体はベッドの上からロープで縛りつけられていた。「やあ、おはよう」シンが立っていた。(何て言う?)
— イルカとウマの文学村 (@irukauma) 2019年3月4日
投票小説8/10:「お前、こういうのが趣味だったのか?」にやついていたシンの表情が消えた。「罪の意識はないってわけか」「罪?」 僕がシンに何かしたって言うのか?「一年前の春」「もしかして……」(Q:シンの恨みとは?)
— イルカとウマの文学村 (@irukauma) 2019年3月9日
投票小説9/10:「100円借りて返してないことか!?」僕はシンを和ませるつもりで冗談を言った。「ふっ」シンは鼻で笑った。けれど、すぐに氷のように固い表情に戻って「そんなんだから、こういう目に合うんだよ。お前が俺にしたこと覚えてねえとは言わせないぜ」。シンが包丁を振り上げた。
— イルカとウマ (@irukauma) 2019年3月19日
投票小説10/10:「やれるもんならやってみろ!」と、同時にシンの持っていた包丁が僕の胸に突き刺さった。「お前がどこで間違ったか、自分の胸に聞いてみるんだな」薄れゆく意識の中、シンの言葉を聞いた。僕がシンに何をした? どうしても思い出せなかった。友達とだと思っていたのに……。(了)
— イルカとウマ (@irukauma) 2019年3月28日