「まったり散歩」ぜんぜん書いてなかった。
しまうまさんとは、ほっこりトークの録音では会っていたけど、どこかへ出かけるのは前の「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」以来だった。2月だから9ヶ月ぶり。
このサイトもいつの間にか一年を越えていた。始めたての頃は、記事にしようと、あれこれ出回っていたけど。何事もつづけるって大変だと、つくづく思う。
「文学フリマ」についてはTwitterなどで「そういうものがある」「最近、流行ってるらしい」と知ってる程度で、一度行ってみたいな~なんて思ってたら、ほっこりトークに来て下さったヤスタニさんが販売すると聞いて、ぜひ遊びに行きますと楽しみにしていた。
浜松町から東京モノレールに乗って「流通センター駅」で下車。
駅を出て、目の前の建物。迷いようがなかった。
蕎麦好き芸人のしまうまさんが「ゆで太郎」に入ろうとするのを引っ張って会場へ。
広い展示場スペースに、テーブルが並んで、それぞれがお店を出している。
入口でもらったパンフレットによると1088出店もあるらしい。
ジャンルは小説だけでなく、詩集や評論、写真集や食べ物情報誌なんかもあった。
原則コスプレ禁止ということで、奇抜な方は見かけない。
大学のサークルやラノベ系のブースには若い人もいるし、「書き続けてます」という年輩の方もたくさん。
「○○賞受賞してます」といった人もいた。
目が合うとすかさず「どうぞ見てってください」と声かけしてくる人がいるが、遠慮してしまう。
かと思えば、客など見向きもせずに俯いて本を読んでる人もいる。
あとで知ったのだが、別室に「見本誌コーナー」というのがあって、じっくりと立ち読みできるコーナーがあったららしい。
作者を目の前にして作品を読むというのは、なかなか緊張する。
読まれる作者の方もそうだろう。
けれど「この人がこんな作品を書いたのか」という面白さもある。
しまうまさんは、空き地の写真集を買っていた。タモリ倶楽部的で好きそう。
ジグザグにすべてのブースを見て、さいごにヤスタニさんの元へ到着。
知ってる人に会えた安心感で、しばし雑談。
ていねいにビニールに梱包して取り置きしてくださっていた本を頂いて、サインもお願いする。
会場を後にして「そうだ、タモリ倶楽部で思い出した。飛行機がみられるカフェがあるらしい」と、めったに乗らない東京モノレールついでで「新整備場駅」に行ってみようとしたがググったらお休みだったので浜松町へ帰る。
ホームで靴紐を直そうとして、胸ポケットから落ちたスマホの液晶に初のひびが入ってへこむ。
山手線で巣鴨へ戻って、いつもの喫茶店へ行ってコーヒーとピザトーストを食べながら『あまねく光を未来に捧ぐ』を読む。
けっこうなページ数あって「おお、ヤスタニさん、頑張って書いたんだろうな~」と、市販の小説ならぜったいに思わないようなこと想像してしまうのも、同人誌の味だと思う。
物語は、小学校にやってきてアンドロイド「あまね」が、クラスの子ども達と交流していく日々を描いた素敵な作品だった。(ご興味の方はヤスタニさんへお問い合わせください)
「きみの友達、ヤスタニアリサ」って、ヤスタニさんがラジオで使ってるキャッチコピーだよねと言うと、しまうまさん、「俺達も作ろうよ。いつまでもあると思うな、親と金にしよう」。
冷めたコーヒーを飲みきって、早めの解散となった。
はるばる足を運んでくださってありがとうございましたー!
私もおふたりに会えてちょっとほっとしました。また、本を読んでくださってありがとうございます。
いつまでもあるとおもうな、毛根が。
こんなキャッチコピーいかがでしょうか。