はじめての小説①「主人公を決める」
「主人公」という視点から、書くヒントを考えます。
「主人公」という視点から、書くヒントを考えます。
読書会で使用している資料です。
教科書に載っている有名な作家の作品だからってすごいとは限らないし、無名のネット小説だってバカにしてはいけないのです。人の思想や感情に「上下」はないからです。作者も読者も同じ人間です。
ブレイク・スナイダーのビートシート「物語を完成させる」といった初心者向けの目的を達成するにはとても便利です。けれど長所と短所は裏返で、初心者向けにいいものが中級者以上では不便になることがあります。
一人の人間が生きている間に「作品」をつくり、別の誰かがその「作品」に共感する。そういった心や思想の送受信が、地球上のあらゆるところで交わされ、また、何千年も前からつづいてきています。その集合的コミュニケーションこそが「文学」と呼べるのではないでしょうか?
作品の価値を決めるのは、レビューの平均点でしょうか? 幅広い見識をもつ批評家の意見でしょうか? それとも?
じぶんの物語を真剣に書いた経験があれば、他人の物語にも敬意を払います。敬意があると、物語に対する向き合い方がかわります。
「ビートとは何か?」を再定義します。アクトやシークエンスとビートの関係から、五幕構成や三幕八場のような理論についても補足します。
選考して感じたことは、書き手としてのじぶんへのブーメランです。
「やっぱり、コロナのネタが多いですね」と言われて、はたと気づいたこと。