「どの作家が好きですか?」

自殺した有名な文豪でアンケートをとってみました。みなさん、自殺したことは知っていても年齢までは意外とちゃんと知らないかなと思って書き加えてみました。芥川龍之介や川端康成は自殺ではなくて事故だという説もあるそうです。

予想では「太宰治」と「三島由紀夫」が争うのではないかと思っていたのですが「芥川龍之介」が一番でした。芥川は短篇ばかりで子供向けに書いているものなども多いので読みやすく、「今昔物語」などから話をとっているので筋がはっきりしているのも人気なのかもしれません。最近では、好きな作家を聞くときは「文豪ストレイドッグス」の影響が少なからず出てしまいそうな気がします。僕は一巻しか読んだことなくて、キャラの人気とかわからないのですが、どうなのでしょうか? ご存じの方、よかったら教えてください。

「川端康成」はおそらくビリだと思っていたので予想通りでした。ノーベル賞作家とはいえ一般の方の人気は低いですよね。川端の小説は日本的というかんじがするけどドラマチックなストーリーが少ない気がします。ただ文章表現については抜群にうまいと思います。三島の文体は独特の「三島らしさ」という感じがしますが、川端は「巧い」という感じがします。『伊豆の踊子』で踊り子のセリフで「ほんとうにいい人ね、いい人はいいね」というのが絶妙だなと思ったのですが、ある作家の先生が私が一番すごいと思ったセリフというので、これを挙げていて驚いたことがあります。短い小説ですので未読の方にはオススメします。

ご意見、ご感想など何かありましたらコメントください。

伊豆の踊子 (新潮文庫)
Posted with Amakuri at 2018.11.24
名セリフ「ほんとうにいい人ね、いい人はいいね」をぜひ読んでみてください。
掌の小説 (新潮文庫)
Posted with Amakuri at 2018.11.24
川端康成の122本のショートショートが入った本です。すぐ読み終わるのはもちろんですが、若い頃の作品などかなり荒削りのものもあってなかなか面白いです。

SNSシェア

フォローする