アニメ『夏目友人帳 陸 特別編 鈴鳴るの切り株』(三幕構成分析#205)

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※あらすじはリンク先でご覧下さい。

※分析の都合上、結末までの内容を含みますのでご注意ください。

※この分析は「ライターズルーム」メンバーによるものです。

【ログライン】

老人(銀杏の木の妖怪?精霊?)の願いを聞いた夏目は、それが叶うよう努め、最後まで見届ける話。

【フック/テーマ】人間でない者とのやりとり/約束

【ビートシート】

Image1「オープニングイメージ」:「水たまり」

GenreSet「ジャンルのセットアップ」:「老人が人間でないと気付く」続きものなので、特にないと思うが、敢えて言うならココかなと思う。

Premise/CQ「プレミス」/「セントラル・クエスチョン」:「夏目は老人の心残りを晴らせるか」

want「主人公のセットアップ」:「にゃんこ先生との日常」夏目は、にゃんこ先生と水羊羹を買いに行く道中。

Catalyst「カタリスト」:「老人と出会う」夏目が倒れていた老人に声をかける。

Debate「ディベート」:「老人の話を聞く」心残りがあるという老人の話を聞く。にゃんこ先生には止められる。

Death「デス」:「水やりに行くことを決める」

PP1「プロットポイント1(PP1)」:「水やりの日々開始」老人が約束を思い出せるよう水やり兼話し相手の日々が始まる。

Battle「バトル」:「老人の話を聞く・妖怪に相談」友人からの誘いを断って、仲の良い妖怪たちに相談に行ったり、水やりに通い老人の話を聞く。

MP「ミッドポイント」:「老人が約束を思い出す」お宮渡りが始まる。沢山の人が集まり、夏目は滋、塔子と共に鈴鳴るの切り株へ向かう。

Reward「リワード」:「約束の内容が分かる」お宮渡りがきっかけとなり、老人が子供(愛子)とした約束を思い出す。

Fall start「フォール」:「約束の内容を聞く」夏目は、老人から、約束の内容を聞く。

Pinch2/Sub2「ピンチ2」/「サブ2」:「愛子を探しに行く」老人が約束した相手(愛子)を探しに行く。

PP2(AisL)「プロットポイント2」:「愛子は既に亡くなっている」愛子には会えなかったが、さちに会うことが出来た夏目。愛子が既に亡くなっていることを聞く。

BB(TP2)「ビッグバトル(スタート)」:「銀杏の木へ事実を伝える」夏目は、愛子が既に亡くなっていることを銀杏の木へ伝える。

Twist「ツイスト」:「銀杏の木がしおりを見て枝を振る」銀杏の木を見に来たさちが愛子の作った銀杏の葉のしおりを見せる。それを見た銀杏の木は枝を全力で振って、銀杏の葉を鳴らす。

Big Finish「ビッグフィニッシュ」:「綺麗な銀杏が見える」愛子との約束を果たすことは出来なかったが、別の形で心残りを晴らすことが出来たことを感じられるシーン。

Epilog「エピローグ」:「切り株の前で手を合わせる夏目」銀杏の木の上に老人がいなくなっているのを見て、夏目は手を合わせる。

【作品コンセプトや魅力】

人間でない者(妖怪)との交流・人間との約束を守ろうとする妖怪の気持ち

【感想】

「好き」5「作品」5「脚本」5
夏目友人帳シリーズで、好きな話の中の一つ。
短い中で感動させられるのが凄い。毎回泣いてしまう。

(米俵、2024.07.28)

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