映画『インターステラー』(三幕構成分析#200)

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※あらすじはリンク先でご覧下さい。

※分析の都合上、結末までの内容を含みますのでご注意ください。

※この分析は「ライターズルーム」メンバーによるものです。

【ログライン】

元パイロットのクーパーは、新しい星を見つけるため(家族のために)宇宙に出発し、問題解決のためのデータを娘に伝えることに成功し、家族と再会して再び宇宙へ行く話

【フック/テーマ】SF・ミステリー要素・映像美/家族愛

【ビートシート】

Image1「オープニングイメージ」:「砂をかぶった本棚・年老いた娘」ミステリー要素の一部となった部分。また、砂埃に覆われる地球の様子を表している。

GenreSet「ジャンルのセットアップ」:「砂埃に覆われた地球・科学の話・スペースシャトルなど」地球の未来を描いた画や科学の話など。SFであることを示唆している。

Premise/CQ「プレミス」/「セントラル・クエスチョン」:「彼らに選ばれた/そのために救うのだ」/「クーパーは(家族のために)新しい星を見つけられるか」

want「主人公のセットアップ」:「元パイロット・エンジニア・家族を大切にする父親」夢から、元パイロットであること、ドローンを確保+保護者面談の会話からエンジニアであると分かる。

Catalyst「カタリスト」:「本が落ちる・磁気異常が起こる」

Debate「ディベート」:「NASA到着~宇宙計画を聞く」NASAに辿り着いたクーパーは、ブランド教授から人類を救うためのラザロ計画を聞く。

Death「デス」:「宇宙へ行くことを決め、娘に時計を渡す」家に戻ってきたクーパーとマーフ。宇宙へ行くことを決めている父親を娘が引き止めるが……時計を渡して行ってしまう。

PP1「プロットポイント1(PP1)」:「宇宙へ出発」家族(子供たち)を救うために新しい星探しを開始。

F&G「ファン&ゲーム」:「モジュールに接続」

Battle「バトル」:「1つ目の星へ向かう」信号が出ている3つの星のどこへ向かうか話し合い、ミラーのいる星へ向かうことが決まる。

Pinch1/Sub1「ピンチ1」/「サブ1」:「ミッション1が失敗」ミラーは生きておらず、更に大きな波によって1人死亡。時間もくってしまい、地球でいう23年を消費。

MP「ミッドポイント」:「人類が生きられる星が見つかる」2つ目の星でマン博士と出会う。博士の調査結果より、人類が生きられる星であると確認する。

Reward「リワード」:「人類のための新しい星発見」

Fall start「フォール」:「教授が嘘をついていた」子どもが生き残るためのプランAが実は嘘で、そんなものは無かったと聞かされる。

Pinch2/Sub2「ピンチ2」/「サブ2」:「マン博士が嘘をついていた」更にマン博士も嘘をついており、この星では生きられなかったことが分かる。マン博士は博士自身が助かるために嘘をついていた。

PP2(AisL)「プロットポイント2」:「モジュールが破壊される」
博士はクーパー達が制止するのも聞かず、逃走。大事なモジュールを破壊して、博士自身も宇宙の塵となる。
DN「ダーク・ナイト・オブ・ザ・ソウル」:「3つ目の星へ行くことを決定する」ダークナイトになるのか少し不安。強いて言えばという感じだが、アメリアの彼がいる星に行くことを決める。

BB(TP2)「ビッグバトル(スタート)」:「ブラックホール(5次元)へ」アメリアには一緒に行くと言っていたが、嘘でクーパー自身も宇宙船から切り離して、ブラックホールへ入っていく。

Twist「ツイスト」:「娘に信号を伝える」別でブラックホールに入っていたターズとも交信が繋がり、娘に信号(データ)を送る。

Big Finish「ビッグフィニッシュ」:「3次元に戻ってくる」クーパーが目を覚ますと現実の世界に戻っていた。

Epilog「エピローグ」:「娘と会う・再び宇宙へ」自分より年上になっていた娘と再会する。

Image2「ファイナルイメージ」:「新しい星の様子」アメリアはエドマンズのいた星に到着しており、そこで待っている。

【作品コンセプトや魅力】

SF・ミステリー要素(伏線回収)
時間経過の処理

【問題点と改善案】(ツイストアイデア)

特になし(現状思いつかない)

【感想】

「好き」4「作品」5「脚本」5
私がSFが得意ではないのだが、これは好きな作品だった。難解な部分もあるが、セリフも興味深く、伏線回収、展開など予想出来ない面白さがあった。観る前は時間を確認して長いな(3時間弱あるので)と思ったが、あっという間に終わった。ビートを取るために見返した時にも楽しめた。

(米俵、2024.0503)

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