おはようございます、ブタさん。前回のつづきで「ログライン」について学びましょう。
ログラインって何だ? カンタンに教えろブー。
ログラインはあらすじを一行でまとめたものです。ブタさん、桃太郎はどんな話ですか?
「桃から生まれた桃太郎が、犬、猿、キジをつれて、鬼退治する話」だブー。
そうですね。「ビートって何?」の回でもお話しましたが「鬼退治する」のはアクト3のクライマックスになるんでしたよね?
それから「桃太郎の誕生と成長」がアクト1、「仲間をつくる」がアクト2だったブー!
はい。このように一行で「誰が、何して、どうなる」という言い方をすることで三幕構成を含んでいるんですね。これは後でビートを使って構成するときに便利です。また、この段階でフック(※)がないものを面白くするのは難しいかもしれません。
※引っ掛けるという意味のhookがある=心に引っ掛かる=面白いという意味で使われます。
たしかに「ある男が、仲間を作って、悪い奴をやっつける」じゃ、どんな物語かわからないブー。
「村人に頼まれた侍が、仲間を集めて、野武士と戦う」なら時代劇だとわかりますね。
オレの書きたいのは「正義のイケメンブタが、仲間を集めて、地球侵略をもくろむイルカ軍団を倒す話」だブー。
それだとSFになりそうですね。いきなり何百枚の物語を書き始めるよりも、ログラインを考えて全体を整理してみるのはとてもいい方法ですよ。そこにフックがあるかを考えてみるのも重要です。フックがあればいいピッチになりますね。
ピッチ? なんだ、それ..zzz
つづきは明日にしましょう。「ログライン」について具体的に知りたい方はログラインを考える1「フックのある企画から」へどうぞ。音声解説もあります。質問があれば下記コメント欄かお問い合わせへどうぞ。
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