映画『マイ・ボディガード』(三幕構成分析#89)

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【ログライン】

ピタのボディガードになったクリーシーは、ピタの誘拐に関わった人を殺しまわり、ピタを取り戻し力尽きて死ぬ話。

【ビートシート】

Image1「オープニングイメージ」:「街並み・誘拐」誘拐され、耳を切られて、高速道路に置き去りにされる映像。親は大金を払い、子どもを取り返す。

CC「主人公のセットアップ」:「仕事がない」「アルコール中毒」昔一緒に働いていたレイに会いに行く。仕事がなく、仕事で多くの人を殺していたことを引きずっている。アルコール中毒になっている。
「ジャンルのセットアップ」

Catalyst「カタリスト」:「ボディガードの仕事を紹介される」レイからボディガードの仕事を紹介され、父親と対面。アルコール中毒であることを伝えると母親には黙っていて欲しいと言われる。

Debate「ディベート」:「友達ではない」ピタの質問に答えなかった事で、ピタとの関係に少し溝が出来る。それを心配して部屋にきた母親へ護衛として雇われただけで、子守り役でも友達でもないと母親に伝える。母親は「ピタは友達が欲しいの」と言って出ていく。

Death「デス」:「自殺の失敗」自分の頭に銃を突きつけるも失敗。レイに銃が不発だったことはあるかと尋ねる。⇒何か縁を感じてこの仕事を続けることを決めた。

PP1「プロットポイント1(PP1)」:「ピタの手を握る」プールからピタを引き上げるシーン。ピタから距離を取っていたクリーシーが、手を握ったことでここから護衛兼友達としてのボディーガードとなる。

Battle「バトル」:「水泳大会」水泳のピストルの音に驚いてスタートが遅くなっていたピタ。クリーシーが練習に付き合い指導する。その結果1位を取る。

Pinch1「ピンチ」:「誘拐」ピアノのレッスンを終えて出てきたピタが誘拐される。クリーシーも不審なパトカー、車に気付き、銃を撃ってピタを逃がすが、撃たれたクリーシーを心配して戻ってきたところを誘拐されてしまう。

MP「ミッドポイント」:「ピタが殺されたと聞く」大けがを負い、入院していたクリ―シー。レイから身代金の受け渡しに失敗し、ピタが戻ってこないことを聞く。

Fall start「フォール」:「母親へピタの誘拐に関わった奴を皆殺しにすると伝える」ピタの誘拐に関わったメンバーに復讐を決意。そのことを母親へ伝える。

Pinch2「ピンチ2」:「」

PP2(AisL)「プロットポイント2」:「父親が誘拐に関わっていた」
誘拐犯を殺していき、次々と関わったメンバーを辿っていった結果、父親にたどり着く。お金のために娘を利用したことを知り、父親に自殺を促す。自分が失敗した時の銃弾を渡す。

DN「ダーク・ナイト・オブ・ザ・ソウル」:「」

BBビッグバトル:「ボスとの対決」ボイスという人物が主犯で、顔も判明。ボイスの弟の家へ行く。ボイスと電話で話すとピタが生きていることが分かる。交換条件で出されたのが、ボイス弟と自分の命。

image2「ファイナルイメージ」:「」

エピローグ:ボイスもクリーシーと同じ日に死亡。

【感想】

ピタ役のダコタ・ファニングが最高に可愛い作品でした。
最初のストーリー展開だとクリーシーがピタと心を通わせて、過去を乗り越えていく話かなと思っていたのですが、復讐劇になってしまったので、個人的には少し残念でした。
ボイスが「家族が大事」と言いながら、他の家族を誘拐していて、身代金の受け渡し交渉などしている側で娘が楽しそうに笑っている描写は犯人のクレージーさが伝わってきて好きです。
鳥がところどころ出てくるのですが、聖書か何かと関係があるのか気になりました。

(米俵、2022.11.6)

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