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※あらすじはリンク先でご覧下さい。
一個人の感想
「好き」3 「作品」3 「脚本」3
前作に比べると、ファッション業界への風刺がほとんどなくなり前作キャラクター中心のお祭り続編というかんじ。アクト2後半のウィル・フェレルが登場してからのドタバタは楽しめるが、前半の構成が致命的に悪い。よくある続編を前作の延長でつくりすぎてセットアップに失敗しているパターンでもあるし、企画性とストーリータイプがズレてしまってもいる。ちょっと修正するだけでエンジンを維持できそうなのが勿体無い。とはいえ、『帰ってきたMr.ダマー バカMAX！』が20年後に作られたように、今作も15年後の制作。あの作品がまた見られるということで良しとしてもよい。僕は2日連続で見てしまったが、たとえば15歳に見ていた観客は30歳になっている。ズーランダー同様に息子もいるだろう。もちろんキャストたちも等しく年をとっている。そういうことまで思いやると、長い時を経ての続編という企画には感慨深いものがある。
緋片イルカ 2023.3.21