短編ドラマ『誰のための日』(三幕構成分析#208)

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※あらすじはリンク先でご覧下さい。

※分析の都合上、結末までの内容を含みますのでご注意ください。

※この分析は「ライターズルーム」メンバーによるものです。

【ログライン】

母の法事をきっかけに姉妹が喧嘩し、不満をぶつけ合い、仲直りする。

【ビートシート】

Image1「オープニングイメージ」:「洗面所で手を洗う姉」
姉。身だしなみを確認し苦行(親戚付き合い)に挑む。

GenreSet「ジャンルのセットアップ」:「法事」
母の法事で気を配る姉と喋らずスマホに親戚の悪口を書く妹。性格の違い。

Premise「プレミス」:「該当なし」

want「主人公のセットアップ」:「姉:妹の話を遮る」「妹:面倒な席から離脱」

Catalyst「カタリスト」:「喧嘩の始まり」
我慢することを知らない妹の態度を注意する姉。
「お母さんのためだと思ってやっている」と言い訳ばかりの姉に苛立つ妹。
お互いの不満をぶつけ合い始める。

Debate「ディベート」:「妹のセリフ」
妹は姉の頑なな態度に「死んだ人に縛られてるだけ」と言い放つ。
姉が謝罪を求め、妹は出ていく。

Death「デス」:「2人分の缶ジュース」
姉が迎えに行き、妹がジュースを用意する。喧嘩の終わり。謝罪の言葉のない不器用な仲直り。

PP1「プロットポイント1(PP1)」:「該当なし」

F&G「ファン&ゲーム」:「該当なし」

Battle「バトル」:「該当なし」

Pinch1/Sub1「ピンチ1」/「サブ1」:「該当なし」

MP「ミッドポイント」:「該当なし」

Reward「リワード」:「該当なし」

Fall start「フォール」:「該当なし」

Pinch2/Sub2「ピンチ2」/「サブ2」:「該当なし」

PP2(AisL)「プロットポイント2」:「該当なし」

DN「ダーク・ナイト・オブ・ザ・ソウル」:「該当なし」

BB(TP2)「ビッグバトル(スタート)」:「該当なし」

Twist「ツイスト」:「該当なし」

Big Finish「ビッグフィニッシュ」:「該当なし」

Epilog「エピローグ」:「該当なし」

Image2「ファイナルイメージ」:「家に帰っていく2人」

【作品コンセプトや魅力】

姉妹の性格の違い。姉妹の歴史。

【問題点と改善案】

盛り上がるべき喧嘩のシーンのセリフが同じような内容の連続でベタッとしてしまっていた。
ぶつけ合うだけでなく、ヒートアップするテンポを工夫したり、「私を休ませてほしい」とか「もう法事止めよう」などの相手に望むものがわかるようなセリフがあるとより魅力が増すように思う。

【感想】

「好き」2「作品」2「脚本」2
兄弟姉妹あるあるの不満の持ち方だなぁと感じました。
喧嘩中のリモコン投げた時の揚足の取り方がリアル。
なんだかんだ痛い所つくのも姉妹ならではで。
ラストは「いつも喧嘩すると自販機に来てジュースを買って仲直りしてた」という姉妹の歴史を感じさせるものがあって、綺麗だなと思いました。

(雨森れに、2024.7.31)
2024.12.13アップ

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