「心太」読めますか?(ゲス漢2)
下衆な小説で覚える漢字、略して「ゲス漢」
下衆な小説で覚える漢字、略して「ゲス漢」
下衆な小説で覚える漢字、略して「ゲス漢」
不倫する夫と、不倫する妻。「嘘」ばかりの崩壊家族に、ある殺人事件がふりかかる……(※原稿用紙30枚)
彼女はなぜか白い絵の具を使っていた。もともと白地のキャンバスの上から、白い絵の具で隙間なく塗りつぶしている。「なんで、そんなことしてるの?」「発作のときの白に似てるなって思って」「ほっさ?」「過呼吸。ときどきなるんだ」
noteで連載している「下衆な小説で覚える漢字」シリーズが30本いったので、これまでに使った漢字をまとめてテストにしてみました。
わたしは撮るのがすきだ。ただ、瞬間をスマホの中に"切り撮る"のがすきなのだ。このレトロなシャッター音を聞くと、従軍カメラマンだったお祖父ちゃんを思い出す。わたしと父は遺品の中から古いカメラを見つけた……
どうやら俺は捨てられたらしい。ダンボールに入れられて数時間。眠ってしまった。目が覚めたら知らない場所に居た。捨てられた猫にも、捨てられないプライドがあった。
家の明かりが消えていた。私は悟った。彼の気持ちに変化があったことを。
ガムはすでに味がしない。噛み続けていたら吐き気がして、反射的に出しそうになったが、僕は意固地になって噛み続けた。
弟がもうすぐ20になるというのに、子供じみたことを言うらしく少しいらつく。こっちは仕事で疲れているのに、母の話しあいてにならなくてはいけないのだ。