ストーリーサークル4「構成」(文学#37)
「構成」については過去にたくさんの記事で説明していますが、特にストーリーサークルの「テーマ」「描写」との関係を説明していきます。
「構成」については過去にたくさんの記事で説明していますが、特にストーリーサークルの「テーマ」「描写」との関係を説明していきます。
「視点」とは作者のモノの見方、価値観、思想。哲学などです。これは作者が意識しなくても、物語に大きく影響しています。
「人物」とは登場人物です。「キャラクター」「人間」とも言い替えられます。「キャラクター論」は「人間論」であり、語り尽くすことはできませんが、「物語」にとって重要となる大きなポイントをいくつか挙げて説明していきます。
ストーリーサークルの考え方は、企画など物語を創作する上でも使える指針なので、1つずつ説明していきます。今回は「題材」についてです。
ミステリーにおける謎や、サスペンスやホラーにおける恐怖も、文学におけるマジックリアリズムの不思議も、すべて物語を通した神話的世界との交流、集合的無意識からのエネルギーの流入体験といえる。
物語をエンタメ的な「面白いかどうか」「感動できるかどうか」といった基準だけで判断するのは危険だと思う。
ぼんやりと浮かんでいるものがあるが、まだまとまらない。忘れないために書いておく。
教科書に載っている有名な作家の作品だからってすごいとは限らないし、無名のネット小説だってバカにしてはいけないのです。人の思想や感情に「上下」はないからです。作者も読者も同じ人間です。
一人の人間が生きている間に「作品」をつくり、別の誰かがその「作品」に共感する。そういった心や思想の送受信が、地球上のあらゆるところで交わされ、また、何千年も前からつづいてきています。その集合的コミュニケーションこそが「文学」と呼べるのではないでしょうか?
作品の価値を決めるのは、レビューの平均点でしょうか? 幅広い見識をもつ批評家の意見でしょうか? それとも?