【ことばの固着機能】(文学#24)
言葉に宿る「霊威」を現代的に言い替えるならば固着機能と言える。あいまいな現象やものごとに「ことば」でラベリングすることによって、扱いやすくする。同時にそれは固定観念を生む。
言葉に宿る「霊威」を現代的に言い替えるならば固着機能と言える。あいまいな現象やものごとに「ことば」でラベリングすることによって、扱いやすくする。同時にそれは固定観念を生む。
多数と少数の力関係は、構造的に連鎖している。さいごは一人の人間=「個人」に行きつく。それは最少マイノリティである。
人間が感じる幸福感を生物学的にみると三つしかないという。物語の感動にも、これらが関わっているとして物語の快感パターンを考えてみる。
誰かに伝えたくて、一生懸命に語ろうとしたとき、本当の文学が生まれる。
人間はつまらない日常に飽きたとき、あるいは苦しい日常から脱けだしたいとき、何かを希求するように求める物語がある。それに答えるのが、文学的価値なのである。
文学は売れない。だから、何だ?
物語を書いている者に取り憑く亡霊がいる。
ロシアの文豪(という設定)の箴言集
文章技術や構成だけでは、ぜったいに補い切れないものがある。
同じ作家の作品にくり返し現れるテーマを「ライターズコア」と呼ぶ。