ログラインを考える4「主人公にミッションを与える」

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前回は主人公に「○○したい」という願望をもたせることを考えました。
今回はその主人公が体験する「旅」について考えます。

『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』では「レイア姫を救出する」「デス・スターを破壊する」という明確なミッションがあります。同時にルークには「フォースを学ぶ」という個人的なミッションも与えられ、その成果としてデス・スターの破壊に成功します。

これらは、旅に出る前の主人公が憧れていた「○○したい」という動機とは一致しません。理想と現実と捉えるとわかりやすいかもしれません。旅に出る前に思い描いていた憧れや理想に対して、現実の厳しさがミッションとしてのしかかってきます。しかし、その「旅」を乗り越えたからこそ、主人公は成長し、変化するのです。

『トイ・ストーリー』では「引っ越しまでに家に帰る」と、引っ越しまでにというタイムリミットがあるためミッションの難易度を上げています。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』では「両親の仲をとりもつ」と「未来へ帰る」という二つのミッションがあり、後者にはやはりタイミリミットがあります。

主人公の「○○したい」という願望とは、別の「○○しなくてはいけない」というミッションを与えることで主人公は変化していきます。
それこそが、主人公の成長への「旅」そのものです。

★まとめ:
・主人公に「○○しなくてはいけない」というミッションを与えよう。
 ※ただし、願望とは別のもの。願望をこなすだけの主人公には葛藤が生まれません。ただ幸せになっていくだけの主人公なんかに、観客は共感も応援もしません。興ざめです。

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