※あらすじはリンク先でご覧下さい。
※分析の都合上、結末までの内容を含みますのでご注意ください。
【ログライン】
ウサギの警察官ジュディは、ズートピアに生息するはずのないヘビに関する手掛かりを得て、バディのと共に調べ始めるが、追われる身となってしまい、それでも調べたいニックとの間に価値観の衝突が起き、離れ離れになるが、最終的には協力して真犯人を捕まえバディの絆を新たにする。
【フック/テーマ】
動物たちの世界/異なる価値観、種の違いをどのようにして乗り越えるか。
【ビートシート】

Image1「オープニングイメージ」:「前回の振り返り」
ベルウェザーの陰謀を暴いた前回。ニックも警官になり、ジュディとバディ結成。
GenreSet「ジャンルのセットアップ」:「ウェザーウォール建設」
様々な環境が創り出され、多様な生き物が生きられる世界であることが示される。
Premise/CQ「プレミス」/「セントラル・クエスチョン」:「それぞれの違いを乗り越え、ズートピアでずっと暮らせるのか?」
want「主人公のセットアップ」:「最高の相棒になりたい」
ジュディは多くの事件を解決し、ニックと最高の相棒になりたい。
Catalyst「カタリスト」:「ヘビの手掛かり」
ジュディは犯人が逃走に使った車から、ヘビの手掛かりを見つける。
Debate「ディベート」:「パートナーセラピー」
署長から言われて、ジュディとニックは、パートナーセラピーに参加させられる。ずばり2人の関係性のよくないところを言い当てられる。
Death「デス」:「ヘビが事件を起こす可能性」
ジュディは手掛かりを掴み、ニックに調べに行こうと、告げる。
PP1「プロットポイント1(PP1)」:「捜査開始」
ジュディとニックは2人で捜査を開始する。
F&G「ファン&ゲーム」:「Zoo」
ガラ会場、『Zoo』の楽曲とともに、様々な人物が訪れる。ジュディとニックも会場に向かう。
Battle「バトル」:「ガラ会場潜入捜査」「Mr.ビッグと再会」「マーシュマーケットへ」
MP「ミッドポイント」:「赤のチューブに飛び込む」
ヘビを追うさなか、ジュディは危険とされる赤のチューブに飛び込む。ニックもそれに続く。
Reward「リワード」:「ハネムーンロッジの手掛かり」
通りすがりのヤギから、ヘビの隠れ家だったというハネムーンロッジという場所の情報を得て、そこに向かう。
Fall start「フォール」:「喧嘩」
お互いの意見が合わず、ジュディとニックは喧嘩する。そして、2人のとって相棒の印である、ニンジンペンを崖から落としてしまい、バラバラになる。
Pinch2/Sub2「ピンチ2」/「サブ2」:「なし」
PP2(AisL)「プロットポイント2」:「ジュディを救えない、捕まる」
ハネムーンロッジにて、警察の突入を受けると、ロッジは崩壊。ニックはジュディを救おうともがくが、失敗。警察に捕まってしまう。ジュディはパウバートとヘビに救われる。
DN「ダーク・ナイト・オブ・ザ・ソウル」:「リンクスリーに脅される」
BB(TP2)「ビッグバトル(スタート)」:「警察の追跡、フェスティバルを突っ切る」
ウェザーウォールのコントロール室に突入するため、警察の追跡をかいくぐりながら、ジュディは決死の突入を図る。そしてコントロール室で、スイッチを入れることに成功。時計台の場所が発覚するが……
Twist「ツイスト」:「犯人はパウバート」
ジュディは毒を刺され、身動きが取れなくなる。ニックも窮地に陥るが……
Big Finish「ビッグフィニッシュ」:「特許証を取り戻す」
ジュディとニックは和解、そしてゲイリーとニブルズの力も借りて、パウバートを捕まえる。そして本物の特許証を取り戻す。
Epilog「エピローグ」:「仲良く暮らす世界」
それぞれの違いを乗り越えて、仲良く暮らす世界がそこにはある。
Image2「ファイナルイメージ」:「ベルウェザー逮捕へ」
脱獄したベルウェザー前市長の逮捕に、ジュディとニックは向かう。
【作品コンセプトや魅力】
大ヒットディズニー映画の続編。ウサギの警察官ジュディと、詐欺師から警察官になったニックのバディが互いに衝突しながらも事件解決に向け奔走する姿は面白い。
随所に他ディズニー作品や名作映画オマージュが散りばめられており、それを探すこともひとつ楽しみとして挙げられるのではないだろうか。
【感想】
「好き」4「作品」5「脚本」4
映画館で本作を視聴した際、感情を殊更に言葉にし過ぎだと感じた。そこまで言わなくてもわかるだろうと感じるとともに、子供向けという性質上、わかりやす過ぎるくらいに伝える必要があるのかと感じた。
しかし、分析するにあたって再度視聴すると、そのあたりは気にならなかった。ビートに意識を向けていたこともあるだろうが、感じ方の違いがあるかもしれない。
また分析表を見ると、ACT2-2が極めて短い構成となっている。劇場視聴前、予告を見た段階で、ロッジが崩壊してジュディとニックが離れるシーンは、PP2になるだろうと予想していた。だが劇場視聴中、MPからPP2までが短すぎて、その予想は外れたかと思ったが、分析して、その予想は当たっていたと思えた。
公開当初、チームでも本作の話題になった。イルカさんも、続編というだけでセットアップの仕方も変わるし、必ずしも1:2:1の比率になる必要はないと仰っていた。構成を意識した上で、意図的にズラすことは可能だと知ったが、実践するとなると難しいに違いない。
(山極瞭一朗、2026/04/30)
